ここをキャンプ地とするっ!IV

根っこが生えてしまってからの活動記録

ランチ @ キッチン とちの木

2017-03-18 21:55:44 | 父ちゃんのグルメ
ある日のランチ、高崎市金古町の「キッチン とちの木」



ランチ時間はとうに過ぎ、午後の中休みに入ってしまったか?の心配はどうやら回避できた模様(写真では準備中になってますが…)。



メニューには看板にもうたっていた「田舎の小さな食堂です」の文言。建物と樹木のイラストがとても可愛らしい。



多過ぎず少な過ぎず、非常に整理された印象のメニューから注文したのは「オムライス」の"セット"を。各種メニューに+210円で半ラーメンとミニサラダが付いてくるお得なセットメニュー。この手に弱い私は条件反射的に注文しちゃうのさ。(ダイエット後の)リバウンドの波は収まりそうにないよね。

こころね農園」の平飼い有精卵を使用している「オムライス」、"包み込み"タイプなれど絶妙な火加減で僅かに半熟の部分が残る技有りの仕上がり。中身は「定食屋さんによくあるチキンライスのコンセプトを気持ちよく無視した炒飯」を想像していたのですが、予想は外れ正統的なチキンライス。どちらかといえば「昔デパートのレストランフロアで…」の味に近い。
酸味の少ないマイルドなケチャップを塗りたくり、渾然一体になったオムライスを頬張る至福のひと時。
私だけが力説する「美味しいオムライスは定食屋さんにある説」が今回も立証されたのです。あくまでも個人の感想ですけど。

セットの醤油ラーメンの素朴な味わいも良いなあ。強めの醤油味が「白河ラーメン」を思い起こさせて、懐かしの第二の故郷が目に浮かぶ…



こちらは嫁さん注文の「ハンバーグ定食」
大きなハンバーグにたっぷりかけられたソースは一見デミソースっぽいですが、多分ケチャップとソースとハンバーグを焼いた時の肉汁(油)をミックスしたもの…つまりお母さんの作ったハンバーグの味がする。それとデミを合わせた感じかなあ、多分、多分ですよ。
お味噌汁とどんぶりご飯とお箸でいただくハンバーグ、とても懐かしくとても美味しい。

店員さんのユニフォームをキッチリ揃えていたり、雑誌スタンドの本が整然と並んでいたりと細やかな気配りも素晴らしい。
お店の方の暖かさや優しさが溢れる素敵な食堂でした。








満月の「阿闍梨餅」

2017-03-12 20:19:36 | 父ちゃんのグルメ
ある日のおやつ、京菓子司 満月の「阿闍梨餅」



とあるお客様より"こちら"へ お越しの際のお土産としていただいた品。

私これ大好きなんだよねー。お土産の中身が判明した時に若干叫んだもの…「あー、あーっ!あじゃりもちじゃーん!」ってさ。ビシッと指差呼称的な振り付け付きでね。
今や京都土産として「八つ橋」をも凌ぐ勢い?の「阿闍梨餅」。丹波大納言小豆の粒餡を満月秘伝の餅生地包み焼きあげた半生菓子であり(満月HPより)、最大の特徴はそのシットリかつモチモチとした"皮"の食感。

前回食べたのは2013年の旅行の際の事だから、実に4年ぶりの"再開"。職場の給湯室でお茶を入れ、充実の休憩時間となったのでした。

入手は京都でのみと認識していましたが、調べてみたら例えば日本橋三越本店など東京でも入手可能との事。東京に出かけた際に購入してくるのも良いかもね…とも思いましたが、なんだろう…ここはやはり"向こう"からやってくるのを気長に待つのが"粋"かもしれないね。

京菓子司 満月 HP

ちょっとコーヒーでも @ 珈琲亭しなだ

2017-03-08 20:38:58 | 父ちゃんのカフェ
前回の続き…

ランチの後、散策がてら水上温泉街へ。



利根川もここではまだ川幅狭く、奥には谷川岳が雲から出たり入ったり。
雪降ってんのかな?元スノーボーダーの血が騒ぐがグッと堪える。堪えて何年経ったのだろう?あの頃は楽しかった…異常なお金をつぎ込んでたけど。まあ、各種返済に追われる今の身には無理ってもんよね。宝くじでも当たらねえかなぁと本気で思う。



せっかくなので日帰り温泉でもと「水上ホテル聚楽」。
エントランスに「本日ソシアルダンスクラブ団体様宿泊のため日帰り入浴はできません」云々の掲示板…あらら残念でした。おそるべしソシアルダンス。

そもそもソシアルダンスってどんなのよ?有る事無い事テキトーなこと言いながら駅前に。そして…



ある日のコーヒー、みなかみ町鹿野沢の「珈琲亭しなだ」



同名のお土産屋さんの二階にお店はあり、一階の雰囲気からは全く想像だにしなかったおしゃれでモダンな空間に驚きつつ、下調べしておいた「りんごのケーキ」と「エチオピア(多分…)」をオーダー。

適度に歯ごたえを残したリンゴがゴロゴロ入ったケーキは噂通りの"鬼シナモン"。キャラメルソースや生クリームと合わせて表情を変えるその味は激ウマ、シングルコーヒーも言うに及ばずです。

シナモンの苦手な嫁さんは「ベークドチーズケーキ」をオーダーしましたが、若干スフレっぽく軽いケーキが二切れもいただけるという太っ腹加減。こちらも美味しかった…

雪が見たくて(車ではなく)敢えての上越線の旅。温泉こそ逃しましたが、美味しいもの満喫の良い旅となりました。




ランチ @ スミカリビング

2017-03-06 20:27:25 | 父ちゃんのカフェ


雪が見たくて上越線、降り立つJR水上駅。



目論見通りの銀世界。転車台広場のSLも雪の中。

さて…ある日のランチ、みなかみ町鹿野沢の「スミカリビング」



利根川にかかる橋のたもと、木立の中に入り口が。



そろりそろりと下った先に目的のお店。2分ほどフライングしてしまいました…お店の方申し訳ございません。



外の寒さと無縁の店内は静かで暖かなシェルター。窓の外には川沿いの竹林、額に飾られた一枚の絵画のよう。



オーダーは「根菜カレー」。

その名の通り"根菜"たっぷりのスパイシーなカレーは意外にも家庭的なお味で、妙にトンがった感じがないのが好印象。もち米か?と思っちゃうくらい"もちもち"した赤米がこれまた予想外に合うんですな。カフェご飯としてはかなりのボリューム感。

サラダにかけられたオイルも上質なお味でスープも具沢山とくれば…人気があるのも頷けますね、気がつけば店内は賑やか。



食事の後はお隣の雑貨店へ。リサイクルガラスの瓶で魅力的なもの発見、電車旅ゆえ小さなものを購入。
カフェといい雑貨店といい、とても良い空間です。四季を通じて楽しめる、そんな素敵な場所でした。


スミカリビング HP







春遠からじ

2017-03-02 21:57:31 | 父ちゃんのブログ
風の穏やかな午後、冬枯れの風景を歩きたくなり向かったのは一ノ宮貫前神社。



昨年12月から今年3月まで12年に一度の式年遷宮祭開催中であり、神様も仮殿に一時引っ越し中。
地元衆で12年前その勇姿を見せてくれた義父も今は亡く、今回はその孫が祭に参加。過ぎ去った年月を想う。



満開の梅の花が春を告げる、主人のいない本殿。



式年遷宮祭の)神様の通り道を記した笹(竹)が点々と続く総門のある台地の、南斜面にある細く急な坂道を下る。下れば背筋が、登ればアキレス腱が伸びる。空はどこまでも青い。



小腹が空いたらほど近い「富光堂(ふこうどう)」へ。
食パンの"のぼり旗"は貫前神社の駐車場に車を停めた時点で確認済み。行き当たりばったりではないのです。緻密な計算?の元に成り立ったお散歩…どうだ参ったか?



台地の上に戻り眼下の街を眺めながら「ジャムバター」を。甘酸っぱいジャムと塩気の効いたバター、ふわふわを通り越してふにゃふにゃな食パン。このシチュエーションなら、どんなごちそうより美味い。

遠くから"コー"っと車の音、近くでは"サラサラ"と風の音。

春遠からじ。






-- 本日のBGM --

フリー・ソウル・キリンジ



堀込兄弟時代の名曲を揃えたコンピレーションアルバム。
「フリーソウル」というコンピシリーズを手掛けている橋本徹氏による"キリンジセレクト"は、よりファンの視点に立った選曲がなされており、レコード会社が製作した"ベスト盤"や"シングル集"とは一味違うアルバムとなっています。

DISC 1の終盤、Drifter→エイリアンズ→スウィートソウルと畳み掛けるような展開もすごいですし、DISC 2の最終曲にサイレンの歌を持ってきたあたりも我が意を得たり!なエンディング。

しかし、今最も私の心を捉えて離さないのは堀込高樹(兄)のソロ作品である「冬来たりなば」。
キリンジらしい美メロ溢れる曲展開も素晴らしいですが、とにかく良いのが歌詞。
ざっくり言えば冬の風景であり、もっと言えばお正月の歌なんですが、一つ一つの表現がすごくカッコ良いんだよね。
クラムボンの原田郁子がコーラスで参加しているのも聞きどころの一つ。

冬枯れの散歩道を歩けば、脳内に流れる「冬来たりなば」。
季節は移り、来年までしばしのお預け…かな。

堀込高樹 冬来たりなば wmv

ランチ @ 閑居(かんきょ)

2017-03-01 21:27:14 | 父ちゃんのカフェ
ある日のランチ、埼玉県行田市の「Cafe 閑居(かんきょ)」



行田市の初代市長の邸宅を改装したというお店は、和洋折衷のお手本のような建物。入側越しにお庭を眺める席に座り「パンプレート」をオーダー。
平日の事とて覚悟の上でしたが、キャパの半数ほどのお客様、私以外は全て女性。比較的(私達と)近い年齢層の方が多いのが救いっちゃあ救い。アウエー感はそれほどない。



新鮮さと凝った造りを感じるサラダと…



グラハムブレッド。付け合せは「グラタン」(嫁)と「レモン風味のチキンソテー」(私)をそれぞれチョイス。パンの後ろにスープも隠れんぼ。

典型的なCafeメニューですが、一品一品とても手が込んでいるのがわかるお料理。特にチキンは絶品で、こんなにも臭みなくこんなにも柔らかなチキンをいただいたのは初めてです。



食後のコーヒーも付いて、実に有意義なランチタイム。滅多にないことですが、私…この黒いカップに惚れました。もし販売していたら九分九厘購入したことでしょう。



時間の都合で今回は立ち寄りませんでしたが、敷地内にはパン工房「KURA」と足袋蔵ギャラリー「門(かど)」も。
上品な大人の雰囲気漂う行田の隠れ家。ちょっと訳ありデートなんてのも良いんじゃないでしょうか…ね。


Cafe 閑居