明けました。今年の元日は恒例の初日の出を見には行かず、わざわざ電車に乗って高崎へ。
車が故障した訳でもなく、酒が飲みたい訳でもなく…要は気分を出す為ですよ、何となくなんですよ。電車が好きってのはあるな…
学生の頃良く見ていた車窓からの風景を眺め、ノスタルジックな…ちょっと切ない様な気分に浸りきる間もなく電車は高崎駅に到着。
徒歩で向かうは群馬音楽センター、目的は第23回高崎元旦コンサートでございます。
1991年より続いているこの元旦コンサート、演奏は当然「群馬交響楽団」。指揮は若手の川瀬賢太郎さんです。
川瀬さんの指揮は「
第486回群馬交響楽団定期演奏会」にて好印象だったので期待大です。
演目は…
・ベートーヴェン/序曲「レオノーレ」 第3番 op.72b
・モーツァルト/3つのドイツ舞曲 K.605
・ブラームス/ハンガリー舞曲 第5番・第6番
・シベリウス/劇音楽「クオレマ(死)」 op.44 第1番 悲しきワルツ
・マルケス/ダンソン 第2番
休憩を挟んで…
・ベートーヴェン/交響曲第7番イ長調 op.92
です。
今回のテーマは「ダンスミュージック」と言う事で前半は舞曲が集まっています。有名なハンガリー舞曲はともかく、マルケスのダンソン第2番は初めて聴きました。メキシコの作曲家(ご存命!)という事でリズミカルで陽気な(哀愁も含みつつ…)曲調が面白かったです。
さて、今回のメインはベートーヴェンの交響曲第7番ですね。「のだめカンタービレ」で一気に有名になったこの交響曲、ウチの子も「のだめちゃんだ!」と目を輝かせていました。
素晴らしい演奏なんですけど、特に第一楽章で管楽器がやや唐突な音を出すのが気になりましたかね…座席の位置とかホールの反響の都合とかだと思うんですけど、不安定な感じに聴こえてしまい少々気になりました。
アンコールはヨハン・シュトラウスのラデツキー行進曲。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートでもアンコールで演奏される曲です。
川瀬さんも客席に向かって指揮をして、観客も手拍子で「演奏」に参加。ホールが一体となり大盛り上がりでコンサートは終了。
いや~、堪能いたしました。
しかし、川瀬さんの指揮良いですねぇ。踊る様な切れのある体の動きで、まさにテーマのダンスミュージックを表現していたと思います。