にこにこ堂「ちえまる本舗!」

編み編み大好きなハマのおばはん。闘病の日々ですが、明るい気持ちで頑張っています!!負けないぞ!!

ふかふかひとくちトースト

2005-05-31 | 介護アイデア
ここのところ毎日「ひとくちトーストの美味しい作り方」に挑戦していました。
今までは、普通に食パンを焼いてマーガリンを塗り、その後フルーツナイフで一口大に切って、きゅうちゃんにだしていました。
でも、耳の部分が硬くて、食べづらいとのことで、(口の中の感覚がないため、転がしながら噛んでいるとパンに唾液が吸収され、飲み込むのが困難になる)耳は私が食べることにしたのです。
最初、トーストにしてからパンナイフで耳を切り落としていました。
でも、どうしても本体がつぶれてしまってふにゃふにゃ・・・パンナイフで切ってる意味ないじゃんか~っ
そこで考え付いたのが、あらかじめ冷凍しておいて、凍ったまま耳をギコギコ削り落とします。
その後、同じように本体もひとくち大に切ってしまい、アルミホイルを敷いたトースターに並べておきます。
焼いた後に切ると、どうしても切り口がつぶれてしまったり切りづらかったりするので、イライラしていました
添えのチーズとハムを切ってお皿に乗せ、どれどれとトースターの中を覗くと、カチンカチンの食パンは、ふっくらと自然解凍されています。
いざスイッチオン
焼きあがったら、ひとつひとつにマーガリンを塗れば(ちょっと面倒だけどね
ふっかふか厚みのあるひとくちトーストの完成です
もっと早く開発していれば、ぺしゃんこふにゃふにゃトーストを食べずにすんだのにね~

通院日のおもひで

2005-05-25 | 日々の出来事
今日は朝からとっても爽やかなで、絶好の通院日和でした。
ふたつきに一度、病院へ行っています。治療のためではなく、オーバーに言ってしまえば
「どうでっか~?」と
「ぼちぼちでんな~」の会話に近いものがあります。
でも、最近の身体の変化や質問などがあるときは、先生からのコメントもたくさんいただけるし、とても親身になって聞き返してくださるので、嬉しく思います。
そうそう、前回?いや、前々回かな?
診察が終わって、処方箋をもらい、さて、帰ろうときゅうちゃんの車椅子を押して病院の外へ出ました。
いつもなら、まわりの景色を見ていろいろ話をしながら帰ってくるのですが、その日のきゅうちゃんはに到着するまで、一言も口を利きませんでした
ムスッとしていたので、(疲れたのかな?)と思いながら、玄関で車椅子のタイヤを拭いていたのです。
すると、きゅうちゃんがいきなり堰を切ったかのように
「先生にあんなこと言わない方がいいよ、障害者一級取り消されたらどうするんだ
「えっ

実は、その日、先生から
「どうですか?リハビリはしていますか?」
と聞かれ、つい調子に乗って
「はいっ!!毎日歩く練習しているんです。」とか、「最近バランスが良くなってきました。」とか、かなり誤解を招いてしまうようなことをたくさん言ってしまったのです。
「先生、ちえちゃんの言ったこと、カルテにかいてたぞ。どうするんだよぉ
ほんとうだ・・・
困るよ、どうしよう・・・
と、私にしては珍しく何日も何日も本気で悩み続けていたのでした。
その後、ちょうどベランダ側の窓に手摺をつけるため、ケアマネージャーと作業療法士さん数名がみえたので、このような理由で障害の級を取り消されるのか、「ある例」として聞いてみました。
すると、みんな大笑いして
「あははは~、大丈夫よ~そんなことナイナイ!、今までそんな話聞いたことないよ。」
それをきいたとたん、一気に力がぬけてドッと疲れが・・・
よかった~
おっと、反省反省・・・

散髪

2005-05-23 | 日々の出来事
きゅうちゃんは二年前くらいまではずっとボウズ頭でした
元気な頃は、毎日洗髪しないとフケが出てしまうので、ごく普通のヘアスタイルでOKだったのですが、病気をしてからは自分で洗えないからと、ボウズにすることにしたのです。

今までバリカンを使ったことがなかったので、どうやって使ったらいいのか全くわかりませんでした。そばで見ていたお義母さんが
「そりゃ逆だよ。こっちを地肌にあてなきゃ」
げ・・・こわ

しかもなんだか怖くて、しっかりと地肌に沿って刈ることができないため、みごとな虎刈りになってしまいました。とほほ
あまり力を入れると、頭の皮まで刈ってしまいそうで・・・
それから暫くは、毎回の散発が憂鬱でした。

でも、だんだん慣れてきて、まあなんとかトラさんにはならなくなった頃、掃除機の先っちょにくっつけて使うバリカンをゲットしたのです。
これなら細かい毛があちこちに散らばらなくていいかもしれない
使ってみたら、本当にそのとおりでとっても後始末が楽でした。
あまりにルンルンで快適なので余裕も出てきて、ついにこんなことまで・・・

一度はやってみたかった文字残しスタイル!!でも、これはかなり高度な技術を要するのだと改めて実感・・・
この時も、後ろでじっと見ていたお義母さん、
「バカやってんじゃないわよ
と呆れていました。

頭皮のお手入れ

2005-05-21 | 日々の出来事
きゅうちゃんはもともとフケ症だったそうで、できるだけ毎日洗髪をしないとマズイ状態になります
今までは気温が低かったので、それほど毎日洗わなくても大丈夫でしたが、そろそろ汗ばむ季節になってきたので、気をつけなくてはいけません
今回はかなり派手に頭皮ががさがさになってしまって、ちょっとやそっとじゃ手に負えなくなりました
今まで調子良かった保湿クリームではダメ、ベビーオイルで頭皮をマッサージして、フケを浮かしておいて
「えいっ」と一気に洗い、そのあと直接保湿クリームを塗りたくってもダメ
そこで、昨日近所の薬局で、ヒアルロン酸ローションを買ってきました。
かなり保湿度が高いみたいなので、さっそく今朝洗髪の後に頭皮全体に刷り込むようにしてマッサージしてみたのですが・・・
出来たら、特別なものではなくて、たとえばオリーブオイルとか、椿油とかで防げる方法をみつけなければと思っています。

老眼はつらいよ

2005-05-20 | 日々の出来事
昨日、久しぶりで区役所へ行きました。なんと我が家から歩いて七分という近さ
ここへ越してくる前は、バスで来ていたので本当に助かっております。
区役所ばかりではなく、駅なんて徒歩三分!電車が発車するときの音楽が聴けます。あと、きゅうちゃんの病院、銀行、郵便局、スーパー、本屋、電器屋、消防署、ケンタッキー、ドトールもあるし、そうそう、モスバーガーだってあるんだぜ
おっと、そんなことはどうでもいいのだ

昨日、区役所へ行ったのは市県民税の申告でした。それが、ちゃんと期日までに記入して郵送したのに、また来ていたので(前回も・・・)一言いってやろうと直接行くことにしたのです。
ところが、納税課のカウンターへ行くと、人の良さそうな職員のおじさんが、とても感じのいい笑顔で応対してくれたので文句を言うのをすっかり忘れてしまいました。
とりあえず新たに記入をして提出してくれと言われたので、口をとんがらかして、仕方無しに廊下のテーブルに坐って書こうとしました。が
し、しまったっ老眼鏡を持ってこなかった・・・
困ったと思いながらふと見ると、横に坐って書類に何か書いているおじさんのすぐまん前にちゃんと置いてあるではないか
やった~そうなんです・・・いつの間にやらかなり強度の老眼になってしまったのです。
嬉しくなって勢い良くつかんだら、
びろ~~~~ん
なんと老眼鏡に紐がくっついていたのです。思わず
「あらぁ~~くっついている~」と言うと、横に坐っていたおじさんが「にまっ」と笑いながら老眼鏡と繋がっている箱をよこしてくれました。
あ~恥ずかしかった・・・

私にとっての「たいへん」

2005-05-18 | 日々の出来事
きゅうちゃんが倒れる前までは、「脳出血」「半身麻痺」「車椅子」など、私にとっては、まるで対岸の火事でした。
仕事先の病院で、脳の病気で身体が不自由になってしまった患者さんを、大勢介助していましたが、自分には全く縁がないことだと思っていたのです。
ところが、今では町で車椅子の人や、足に装具をつけ、杖をついて一所懸命歩いている人を見かけると、思わず
「がんばってるね」と声をかけたくなります。それと同時にすぐに目頭もウルウルしてきて困ります。
障害者用のエレベーターや、点字ブロック、障害者用のトイレを見ても嬉しくなってウルウル・・・
でも、本当に嬉しいものです。
今の生活をしなければこのような気持ちにはならなかったでしょうね。

よく、周りの人から
「大変だね」と言われますが、普通みんなが思っている「大変」はほとんどありません。でも、
『以前のように、思うように手足が動かないのでつらい思いをしているきゅうちゃんの気持ちをわかってあげられてない自分に、ハッと気が付いた時。』
の自分の心の処理。
これが、私にとって一番大変かなぁ?(自己嫌悪で暫くはかなり落ち込む・・・)
あ、あと自分の健康管理に気をつけることが大変・・・(特に呑みすぎ)
「私が倒れてしまったらと思うと、病気なんかになれないよ。」と思ってはいるのですが。
ちょっと不摂生をすると、元のペースに戻るまで三日はかかってしまう・・・

最初の頃は全く生活が変わってしまったため、精神的、肉体的にドッと疲れていました。
健常者である自分と、身体が不自由なきゅうちゃんとの間に黒くて深~い河があったのです。
でも、一緒に生活をしているうちに、だんだんペースが同じになってきて、同じ時間を共有できるようになってきたような気がします。
特に時間的なズレがあって、私一人で忙しくしていたみたいな・・・
いつも時間ばかり気にするあまり、行くところ行くところに時計を置くので、家中時計だらけになってしまいました。それでもしょっちゅう気にしてみていたのですが、ある時、きゅうちゃんが心配して「時計に支配されている。損だよ。もっとゆったり生きなきゃ。」と言ってくれました。
う~む。納得さすが、きゅうちゃん
今では、むしろのんびりしすぎて、物忘れがひどくなってしまったくらいです。
なので、「たいへん」とは無縁ですね

    むしろ、もっともっと大変なのは、きゅうちゃんの方です。

晴れ男(^^♪

2005-05-16 | 日々の出来事
今日はとても爽やかないいお天気になりました
昨日、きゅうちゃんはデイサービスだったので、ほとんど一日家で本作りをしていました。
以前は、用もないのにあちこち出歩いていましたが、今はほとんど出ることもなく、一日中でくすぶっております。
それだけ余裕が出てきたのか、いやいや歳をとった証拠なのかもね~やだやだ・・・

そうそう、夕方きゅうちゃんの送迎車から,「そろそろ下に到着するよ」という知らせの電話があり、車椅子で迎えに行こうとドアをあけてびっくり
え~っなんじゃこりゃ~、すっげ~どしゃぶりだ~
今まで晴れていたのにめずらしいことだ。最近何も悪い事してないんだけどなぁ・・・
こりゃあダメだ!レインコートとタオルをわしづかみして車椅子に乗せ、傘もかついで下へ降りました。
いつもなら、車椅子を押して送迎者(リフト車)が停まるところまで行って待っているんだけど、今日はどうするか困ったな・・・と一階のエレベーター前に車椅子を置いて外で車を待っていました。
でも、薄日が差してる止むかもしれないな・・・と思っていたら送迎車が到着
雨もだいぶ小降りになってきたので、これならと車椅子を押して行ったのです。
デイのケアワーカーさんがリフトで車椅子ごときゅうちゃんを降ろしてくださって、道路に着地
「おっかえり~」と言った瞬間、パーっと陽が差したのであります
すごい今の天気はいったいなんだったんだ~
やっぱりきゅうちゃんは晴れ男だったんだね

[無理!」じゃなくなった

2005-05-10 | 日々の出来事
久々の登場です。ネタ切れで困っていましたが、ようやく話題が見つかりました

発病後5年経って気が付いたことがあります。
きゅうちゃんは、信じられないほどたくさんの「後遺症」というおみやげを持って我が家に帰ってきました。
いったいどのように生活をしていったらいいのか全くわからず、とてもつらい日々の連続でした。
何をするにも思い通りに手足が動かず、とっても不自由な思いをしながらの生活です。今までのようにはいきません。
「本人のために、あまり手出しをしないほうがいいのかなぁ」、とか、それとは逆に
「一人では出来ないのだから、なんでも手伝ってあげなければいけないな」、、いったいどちらが正解なのかどこまで手助けをしてあげよいものかも、悩みました。
「出来ない」ということが前提になっているので、全てにおいて「無理」になってしまうのです。
何かをしようとしても、「無理」という言葉がかえってくるので、私もはっとして、
「あ、そうか。私たちにはできても、きゅうちゃんには無理なんだ・・・悪いこと言ってしまったなぁ・・・」と反省の連続でした。
でも、いつの頃からか、きゅうちゃんとの会話から
「無理」という言葉が消え、
「やってみる」という言葉に代わっていました。退院後二年目あたりからだと思います。
そして、今まで「出来ないだろうから」と、避けてきたことや、ぶなんな所でよしとしていたことに真正面から向き合う姿勢に変わったのです
正直なところ、
「何でもリハビリなのだから、やったほうがいいのに」とか、「このままじゃ身体が動かなくなってしまうのでは?」と、すごく心配でした。
でも、きゅうちゃんの意思にまかせてのんびり構えていてよかったです。

そのとき思いました。
きゅうちゃんが出来ないことを、手助けしてあげるのは勿論大切ですが、それよりも、いかに本人が「やってみよう!」と思えるように協力してあげることが一番の手助けなのではないでしょうか。
「よし!ダメもとでもちょっとやってみるか!
そう思うように導いてあげることが私の使命なのかもしれないと思いました。

車椅子は大切な家族の一員!

2005-05-04 | 介護アイデア
今日は、車椅子のことを書いてみたいと思います。
きゅうちゃんが七沢の病院から退院して、我が家に戻ってきてからすぐに、区役所の福祉課へ行って車椅子を借りてきました。
レンタル期間は一応三ヶ月ということでしたが、職員さんが
「車椅子が出来上がるまでいいですよ」と言ってくれました。よかった
そして、住所、氏名、電話番号を記入してから、車椅子を押してタクシーをひろい、座席に乗せて持って帰りました。
やっとお尻でいざる回数が減ったね
数日後、地域担当の保健婦さんがみえました。きゅうちゃんの身体の状態や、障害者手帳やその他もろもろの申請について教えてもらい、MY車椅子の申請もしてもらうことになりました。

車椅子を作ってもらうため、サイズを測らなければいけないそうで、少し後の三月中旬、作業療法士さん、技工士さんが数人で来て下さいました。
車椅子から畳の上に降りる時に、肘掛がじゃまになるのでは?と、「跳ね上げ式」にしたのですが、ほとんど必要なかったですね。
きゅうちゃんがとても上手に下へ降りてくれるので、私が肘掛を外すことはありませんでした。これは最初から今までずっと同じです。
それから待つこと約三ヶ月・・・
六月の九日、めでたくMY車椅子が届きました。長かった~
前にも書きましたが、その時車椅子を持ってきてくれた技工士さんが
「絶対に太らないでくださいよ。いるんですよね~、作ってからどんどん太ってしまって、お尻が座席に入らなくなっちゃう人・・・」
ホントにそうだ

【ちえまるのアイデア
毎月一回、病院へ行く時、運悪く雨上がりで道がぬかるんでいたりすると、車椅子のタイヤがどろどろ・・・
土が乾いていたとしても、タイヤの溝に土やら小石が入り込んで、取り除くのにいつも苦労していました。
何かいい方法ないかなぁと考えていましたが、なかなか思いつかず、相変わらず外出帰宅後には泣いていました。
ところがある日、たわいのない単純な名案がひらめきました
タイヤのまわりにビニールテープを貼って出かけ、帰ってきたら玄関先でそのテープを取る。
そうすればはがす時に、タイヤまわりの泥や、日頃、溝に入り込んだほこりやゴミも一緒に取れて
綺麗にしてくれるのです
何度も雑巾でゴシゴシ拭く必要ありません。とっても楽になりました!!

よく、ホームセンターで売っているビニールテープの一番太いサイズのものを使っています。
色は黒が一番めだたないし、ちょっとカッコいいのです
そのテープを、出来るだけ引っ張りながらタイヤの中心に沿って巻いていきます。引っ張ることによってよりピタッと吸い付くように貼れますよ。
巻き終わりのところは、後で剥がす時にわかるようにちょっと折っておくといいですね。
これを見て、移送サービスのヘルパーさんが大感激し、あちこちに教えてまわったそうです。
是非、試してみてください。

手摺りをつけたよ!

2005-05-02 | 介護アイデア
きゅうちゃんが七沢から退院してくる前に、トイレの手摺だけは付けておかなければと、ホームセンターへ見に行きました
いや~、実にたくさんの種類があってびっくらこきました
金属のものや、木製のやプラスチック・・・そして持つところがギザギザになったものや家具調のおしゃれなやつ・・・
値段はだいたい千円ちょっとでそれほど高くはなかったと思います。
さんざ迷って、やっと決まったのが木製の持ち手ギザギザタイプ。白い壁と違和感がないように白木のにしました。
それをトイレの入り口につけるとして、あとトイレの中に取り付ける分はどうしよう・・・
見たら、よくデパートのトイレに取り付けてある金属のがありました。「いかにも・・・」って感じでしたが、何故だかそれに決めました。
便座から立ち上がるときにまん前に取り付ければ、お義母さんも安心してトイレへ入れます

そして、このキンキラ手摺は今の住まいへ引っ越す前日まで、本当によく働いてくれました。
本当は大家さんの許可をとってから手摺をつけなければいけないのですが、めんどうくさかったので、勝手に付けてしまったのです。
だから、変なところに穴を開けてはいけないと思い、なるべく誤魔化せるところを選んでつけましたが、きゅうちゃんの背丈に合わなかったり、妙に使いづらかったりでまいりました
引越しの前日、手摺を取り外して穴埋め剤と格闘したことは言うまでもありません。

今日のイラストは、きゅうちゃん一人でズボンの上げ下ろしをしている場面です。
退院してから最初の一年は、私が仕事でいない時にお義母さんがやってくれていました。けれど、だんだん腕の力がなくなってきて、ズボンの上げ下ろしが出来なくなりました。
どうしても、私の留守中はきゅうちゃん一人でしなくてはならなくなったので、このように壁にオデコをくっつけてバランスをとりながら、左手でズボンの上げ下ろしを考え出したのです
人間、必要に迫られるとなんとか名案が生まれるものですね
この方法には全く脱帽です

毎日の習慣 お昼ごはん編

2005-05-01 | 介護アイデア
きゅうちゃんとお義母さんのお昼御飯は、果物でした。
最初の一年くらいは、ホットケーキやトーストのような軽いものでしたが、次第にきゅうちゃんがお太りになってきたのです
なにしろ、リハビリ病院では味気のないものばかり食べていたので、どうしても娑婆の美味しいものをと思い、胃(意)の向くまま出してあげていたのです。
あっやばい・・・このままでは車椅子にお尻が入らなくなってしまう~
オーダーした車椅子が出来上がってきたとき、最後に業者のお兄さんが
「くれぐれも、太らないように気をつけてくださいね。よく、太りすぎて座席に坐れなくなって、車椅子を作り変える人がいるんですよ。はははっ
なんと・・・それは困る
さすがのきゅうちゃんもいろいろ考えて
「果物にしよっか」お義母さんも「それがいい、それがいい」と全員一致で可決となりました。
翌日から、「お昼は果物」と決めて、お皿にだいたい三種類くらい盛ることにしました。
基本は、バナナ、りんごで、後は季節のものや、たまにはフルーツ缶をいろいろ、桃やみかんなどでした。

最初、みかんは房があるのでやっかいだと思ってあまり買いませんでした。
でも、偶然、「身だけをうまく出す方法」を発見してからは、夏みかんやグレープフルーツなども
どんどんメニューに加わったのです。
たいてい三種類の果物をを毎日続けていきました。便秘予防にもなるし、ビタミンが摂れるので、きゅうちゃんやお義母さんにとって、大正解だったようです。