にこにこ堂「ちえまる本舗!」

編み編み大好きなハマのおばはん。闘病の日々ですが、明るい気持ちで頑張っています!!負けないぞ!!

当時の日記には書いていなかったこと

2005-03-31 | 脳幹出血
実は、きゅうちゃんは
「リハビリ病院へは絶対に行かない!」
と言っていました。
絶望の淵に立たされて、(もうこれ以上良くはならない、何をやっても同じだ、リハビリ病院へ行っても何も意味がないし、このままでもかまわない)と思うしかなかったのです。
う~・・・困りました
私は、(少しでも手足が動くようになって欲しい、たとえ一人で歩く事が出来なくても、同じような病気の人達の中で、生きがいを見出して帰ってきて欲しい)と勝手に思って、本人の承諾もなしに、リハビリ病院転院の申請をしてしまったのでした。
その後ろめたさもあったので、無理な説得はとてもできませんでした。
まわりの人達も、「まだまだ若いし、決して諦めてはいけない!」と言ってくださっていたので、その狭間で結構苦しい思いをしていたものです。

でも、そんな心配はいりませんでした。
きゅうちゃんはたった独り、冷静に考えていたようで、その数日後、突然
「おれ、リハビリ病院へ行ってみるよ」
と言ってくれたのでした。

介護箸に願いをこめて!!

2005-03-30 | 脳幹出血
9月21日(火)のちお休み

今日はドコモへ行ってきゅうちゃんのを復活させ、私の分を解約してきました。
仕事がらみの連絡などの関係でしばらく通話を止めていたのです。
二台も必要ないし、持っているだけで基本料金がかかってかなりの出費になるので、思い切ってきゅうちゃんのを引き継ぐ事にしました。

帰りに京急デパートの介護用品売り場へ立ち寄りました。近くまで行くと、ついつい気になって寄ってしまうのです。
けっこう値段が高いので、それの代用になるものを探してはいますが、つい誘惑に負けて買ってしまったのが「介護箸」。
箸と箸を上のほうで毛抜きみたいな金具でつないであるもので、楽に食べ物をつまめそう
ちょっと高かったけれど、少しでも楽に美味しく食べることが出来れば安いもんだ
今はやっとスプーンで食べている段階なので、まだちょっと無理だけど、これからどんどん慣れて一日も早くこの箸を使える日が来ますように
あと、手のひらの中に入れて握るやつ。
白い布製で中にパウダービーズらしきものが入っていてとても気持ちイイ握り心地なんです。
手の大きさによってS・M・Lの三種類。きゅうちゃんの手は大きいからやっぱりLだ、見てるとあれもこれも欲しくなってしまうので、この二点を購入して急いで店を出ました。

さっそくきゅうちゃんに「にぎにぎ」を渡したら、不思議そうな顔をして
「これなんら?(これなんだ?)」といいながらも一所懸命握っていました。
病棟に移ってから、少しずつ体力もついてきて、あれこれ考えることが多くなってきたせいか元気がないように感じています。
仕事の事もいろいろ聞かれますが、全てお姉さん夫婦に任せてあるので全くわからないし、これから先のこともどうなることか、全くわからない。
籍をいれたのはいいけれど、果たして私がこれからするべきことは一体なんだろうか?
日に日に現実と向かい合わせになっていく恐怖感、後遺症との闘いと苛立ち、これからの不安・・・
きゅうちゃんがどんどん元気になっている分、私もしっかりしなければ
きゅうちゃんを救えるのは私一人しかいないんだからね




閉じない左目の眼帯

2005-03-29 | 脳幹出血
9月17日(金)

昨日は臨時出社だったので、今日やっとお休み
でも、忙しかったぞ~っ
まず、ドコモ→新逗子市役所→社会保険事務所→栄区役所→病院・・・ふぅ~
やっと夕方開放されて病室へ行くと、上体を起こしてもらって一所懸命左手で右手を動かしていました。
眼帯だけではなく、今日はマスクもしていたのでびっくりしました。
ち「どうしたの?まさかまた感染したんじゃないよね?」
Q「よぼーらって・・・(予防だって)」
ああよかった。それならとてもよくわかる。
また感染してしまったら大変だもんね
今日は目を洗ってあげようと思い、昨日仕事先の病院から清浄綿とガーゼをもらってきたのでさっそく処置を。
恐る恐る眼帯を外して、またまたびっくり
白目は真っ赤、まるで目の中に血液を流し込んだようなぞっとする光景だったのです。
しかも、目の周りやガーゼがカピカピで、緑色の『目やに』がたくさん固まって付いていました。

(替えてくれてない!)と、一瞬ムッときましたが、看護師さんも忙しいので、なかなか眼帯まで手が回らないのでしょう。絶対そうに決まってます!!
そう思わないとバチがあたりますよね・・・
それにしても、いつ取り替えたのかと思うくらいのガーゼでした。ごめんね、きゅうちゃん・・・
もっと早く気が付いてあげればよかったね・・・
これからは毎日取り替えてあげるよ。目は大切だもん

全粥キザミから常食へ急遽変更・・・

2005-03-28 | 脳幹出血
9月16日(木)

今朝、気持ちよく寝ていたら突然同僚から電話で起こされました
いったいどうしたのかと思ったら、具合が悪いらしく、休みを変わってほしいとのこと。
お互い様だから仕方ないか・・・そうだよね、彼女にはきゅちゃんが倒れた時にさんざっぱら世話になったのだから、そのくらい気持ちよく引き受けてあげなければと、急いで支度をして仕事場へ
韋駄天のごとく駅からダッシュして白衣に着替え、透析の患者さん用の湯たんぽ、アイスノンの準備。
緊急だったので間に合わず、看護師や患者さんも手伝ってくださいました。「だいじょうぶよ、慌てなくても。それよりあなたがいなくて淋しかったよ」とまで・・・
さらにもっと感激したのは、患者さんの中でも一番気むずかしい古株のNさんが、顔をクシャクシャにして
「あんたが来てくれたからもう安心だね。よかったよ。」と優しく笑いながらおっしゃってくださいました。嬉しかった~
同僚のKさんに感謝だね。

きゅうちゃんの病室へ到着したのは夕方の五時をまわっていました。
途中、スーパーでカットフルーツとサンジェルマンのデニッシュを買ってきゅうちゃんに見せると、もう満面の笑顔。でも、もうすぐ御飯なので、少しだけにしとこう。

本日の夕食はおでんでしたが、悲惨そのもの・・・
「全粥のきざみ」なのに、ミキサー食に限りなく近いものがありました。
これでは、これから頑張ろうとしているきゅうちゃんにとって、まるで力がつかないよ
きゅうちゃんもがっかりした様子で、「やっぱ常食にするっ」うん、わかるわかる。
ちょうど出っ歯の看護師さんが来てくださったので、その旨を伝えると、さすがに納得してくださったようで、さっそく明日の朝から常食に変更してもらうことになりました。
でも、大丈夫かなあ・・・今日はたまたまだったかもしれないね。
でも、いろいろやってみたらいい。だってまるで試行錯誤でわからないのですから

右手の指にさわったら、以前よりほんの少し柔らかくなっていました。
毎日自分で動かしているからかもしれない。

食事への嫌悪感(-_-メ)

2005-03-27 | 脳幹出血
9月13日(月) 朝8時、とても大きな地震!

先週目一杯お休みしたので、休み癖がついて今日はちょっと疲れました。
病室へ入ると、食事の時間で、ちょうどきゅうちゃんが食べ始めたところ。
私が横へ坐ったとたん、「ぷっ」と噴出して、口の中に入っていたお粥が一気に飛び散ったぁ~ きゅうちゃん苦笑い・・・
どうも、しょっちゅう気管支の方へ食べ物が入ってしまうらしいのです。
でも、もしかしたら先生がおっしゃったように、胃に穴を開けてそこから栄養を入れていたかもしれないのだから、それを考えたら非常に嬉しいいことだと思います。(いくらでもふいていいよ。)
とは言っても、本人はかなり苦痛です・・・

話によると、一般病棟へ移ってからというもの、かなり一日のスケジュールがハードらしいのです
まず、朝食が朝8時、必死で食べ終わると息つく暇もなく、午前中のリハビリへのお迎えが待っているのだそうです。(普通の人より食べるのが倍以上時間がかかるからなおさらです)
(午後だけかと思ったら、午前中もリハビリだなんて、随分厳しいなあ・・・
で、なんだかんだでお風呂がある日は慌しくしているうちにすぐお昼・・・
それがまたやっとのことで食べ終わると、今度は午後のリハビリだそうで、もたもたしていると夕食・・・
しかも、思うように食事が出来ないので、いつも途中でいやになって食べるのを止めてしまうそうなのです。(看護師さんの話)
朝食の時も、リハビリの時間までほんの少しでも食休みをしたいので、焦って食べるとむせる。
かなり派手なむせ方なので、まわりの人がみんな見る・・・そのうち面倒になって
「や~めた」となるようです。
全粥、きざみ食もその対策として出ているそうですが、問題は果てしなく発生するのだそうです。
デザートの果物や水分の多いものを食べると、口の左下からタラ~リと滴り落ちてしまう・・・
そして、食後も、喋っているうちに、知らず知らずに左頬と歯の間に残ってしまった食べ物が、口の周りに出没してくるのです。自分では噛んでいるつもりでも、そのまま飲み込んでしまったり、口の中で食べ物がどこに行ってしまったかわからなくなるそうです。飲み込んだ薬もとんでもない時に口からポロッと零れ落ちる事も・・・

思うように物が食べれないことに対してのつらさ、じれったさ、嫌悪感・・・
まだ私は経験したことがないのでとうてい理解できませんが、きゅうちゃんの姿を見ているだけでも、その大変さが伝わってきます。
それでもきゅうちゃんは、こぼしても、むせて咳き込んでも一所懸命前向きに闘っているのです

これから、もっともっといろいろな課題が待っているのだと実感しました

今日もありがとう!!

2005-03-26 | 脳幹出血
9月9日(木)、10日(金)、11日(土)

12日の日曜までお休みなので、三日間とも、今までの分だとばかりきゅうちゃんの部屋に入り浸る
家族だからと、面会時間など守らずにちゃっかりと午前中から病室へ忍び込む
まるで自分の家にいるかのように、となりの患者さんともご近所さん感覚でお話したりして・・・
お隣もいつも奥様が来ていらして、コマネズミのように一所懸命身の回りのことをしています。
患者本人のご主人はとても大きなおじいさんで、脳梗塞だそうです。
今回で倒れたのが5回目だとか・・・そんなに何度も再発して大丈夫なのだろうか?
奥さんはとても痩せているので、ご主人の移動の時はどうしているのだろう? 
車椅子が置いてあるので寝たきりではないようです。

昨日の夜、Mちゃんが結婚祝いにお赤飯を炊いてきてくれました。
さっそくきゅうちゃんにと、ちいさなおにぎりにしてみました。お見舞いにいただいたメロンと巨峰も、一口大に切り、タッパーのまわりにいっぱい保冷剤を敷き詰めて冷え冷え状態で持って行ったので、きゅうちゃんは大喜びで機関銃のごとく食べまくりました。
食べまくったというと語弊がありますが、みかけは本当にそんな感じでしたよ
でも、あまり差し入れをしないほうがいいかもしれません。お隣のおじいさんみたいに、また再発したら大変だもの

三時半からリハビリ室にて運動訓練
・平行棒訓練、二往復
・訓練台で、腹筋、足蹴り、手足の曲げ伸ばし
・装具をつけ、杖と理学療法士さんの介助でリハビリ室二周の歩行訓練(病気の症状らしく、急ぐ 傾向あり、何度か足が高く上がり、よろけて危ない目にあう)
考えてみたら、ついこの間、先生から「寝たきり」「いろう」の話を聴いて絶望的だったのに、あれよあれよという間にここまで回復することが出来たのです。本当に驚くべきことです。
生命力の強さ、本人の「生きよう」とする意欲、神様、仏様のご加護、そして私の祈りがきゅうちゃんの命を取り戻したのかもしれませんね
今日も元気でいてくれてありがとう

やった!!一般病棟へ引越しだ!!

2005-03-25 | 脳幹出血
9月8日(水)今日より来週まで休暇です!

今日は午前11時ごろ、お姉さんのところへ行く約束をしていましたが、昨夜の飲みすぎとお疲れモードで起きれず、悪いと思いながらも断りのをいれる。
午後、市役所へ出かける。福祉関係の書類をもらい、三時半からのリハビリに間に合うように病院へ向かう。
リカバリーへ行く前にオシッコをしようと病棟のトイレへ駆け込み、出てきたところで出っ歯の看護師さんにばったり。すると
「よかったね~、きゅうちゃん病棟へ移れたよ
いきなり言われたので「えっ今なんて言ったんですか?」と聞き返してしまいましたが、まさしく本当にきゅうちゃんは今日の午前中に引越しをしたそうです。
リカバリールームを覗くと、本当に中はもぬけの殻・・・誰もいません。
なんだか不思議な気分でした。でも、ついにきゅうちゃんはまたひとつ全身したのですね。嬉しくて嬉しくて・・・

病室を教えてもらって、恐る恐る部屋の中へ入りました。四人部屋です。
あれ?きゅうちゃんはどこだ?
ボーっと見回していると、後ろから変な声で「おいっ!」と呼ばれました。
振り返ると、白いタオルをほっかぶりしたホームレスのような人が私をじっと見つめていました。
(なんだろう、この人・・・脳外科病棟だからきっといろいろな人がいるんだろうなあ)と思ってまた部屋中を見渡していました。
すると、また「おいっ!」と呼ぶのです。
「なんだよ~!!」と振り返り、あれ?とよく見ると・・・なんときゅうちゃん
痩せてひげが伸びて目はギョロギョロ・・・おまけにほっかぶりとくれば、誰でもきゅちゃんだとは思わないでしょうね~。
後になって笑いがとまりませんでした。
(ああ、これからは毎日こうしてきゅうちゃんに逢えるんだ。そしてやっと直接介助をしてあげられる)、何だか夢のようでした。」

今日はずっとベッドサイドに坐って、きゅうちゃんのそばを一時も離れませんでした。
そしてひっきりなしによだれがたれるので、それを拭いてあげながら幸せとやすらぎを感じているのが自分でもよくわかったのです。やっと私のところへ戻ってきてくれたね。
夕方になって食事の時間になりました。まだ安定が悪いので、気をつけていないと左右にゆれてベッドから落ちそうになります。目も片方は眼帯をしているのでなおさらです。
お粥で、おかずも全て刻みだったので、しいて私が何かをすることもなく、以外にも器用にスプーンを使って食べていたのでびっくり
かなり手も震えているのでさすがにこぼすのは派手でしたが、それも後で全部きれいにすくってなめるようにたいらげてしまいました。
これだけ食べりゃ、もっともっと元気になるよ
そろそろ面会時間も終わりに近づき、一人、また一人と面会客が減っていきます。
とうとうこの部屋の中に私一人だけになってしまいましたが、帰りたくありませんでした。
また明日逢えるのにね。
たくさんおしゃべりするわけでもないのだけど、こうしているだけで充分幸せでした

看護師さんに感謝!!

2005-03-24 | 脳幹出血
9月5日(日)

二日ぶりにきゅうちゃんとご対面
その前に、脳外科病棟のエレベーター前で、いつもお世話になっている美人のヘルパーさんとばったり会ったので、ちょっと立ち話をしました。
「ホントに元気よ!すごい回復だねってみんなでびっくりしているよ。よかったね!!」
いつもいつも明るい笑顔をみるたびにとても元気になれます。私も同じヘルパーです。彼女の献身的な介護がどれだけ仕事の上でプラスになっているか・・・
きびきびとベッドメイキングをしていたり、ずり落ちたきゅうちゃんを全身の力をふりしぼって笑いながら引き上げたりしている姿を見るたび、私の中に不思議なエネルギーが湧いてくるのです。
この人のお陰で私は今まで頑張ってくることができたのだと思います。感謝感激です


きゅうちゃんはまさしく元気で、リカバリーにいる事自体、何だか不自然に感じます。
いつものようにテープレコーダーをこっそりとドアの近くに置いていたら、茶髪の若くてかわいい看護師さんが、親切にきゅうちゃんのサイドテーブルに持って行ってくださいました。
そして、あの結婚式のことを耳にしたそうで
「おめでとうございます、もうみんなで手をたたいて喜んでいるんですよ」と嬉しそうに言って下さいました。嬉しくて涙がちょちょぎれました
今まで話した事がなかった若い看護師さんだっただけに嬉しさもひとしおです。
この嬉しい気持ちをそっくり私の職場へ持っていって、透析室のヘルパーとしてもっともっと患者さんのために精進したいです
そして、もっともっと患者さんが暖かい気持ちになれるようなヘルパーになりたい!!頑張ろう!!と思いました。
あとは、少しでも早く一般病棟へ移れることを願うのみです

きゅうちゃんのお母さん

2005-03-23 | 脳幹出血
9月3日(金)

準夜勤のため、昼頃洗濯物と絵日記を看護師さんにお願いして仕事へ。

9月4日(土)

昨夜、逗子のきゅうちゃんのお母さんに電話で病状を知らせたときに、なにやら淋しそうだったので、仕事の帰りに直接訪問。
鎌倉の仕事場から意外と近いのでびっくり しかし以前きゅうちゃんと一緒に行った時は車だったので、いざ、歩いていくとさっぱりわからず、迷子になってしまった
行けども行けどもお母さんの家に着かない・・・ついに不安になって、そばを歩いていたおじさんに尋ねたら、なんと全く逆の方向を歩いていました
急いでからお母さんに連絡。言われたとおりに道を戻り、目印の自動販売機の横を曲がって小さな川を渡ると、遠くの方で手を振ってるわ~い、お母さんだ
あたりはすでに真っ暗になっていました。
今日もきゅうちゃんには逢えなかったけれど、この日はお母さんの手作りの料理を食べながら、楽しい時間を過ごしました。80歳で腰が曲がっていますが、とてもしっかりした人です。
きゅうちゃんの様子は、毎日電話で知らせていましたが、逢って直接話した方が安心するのでしょうね。ずっと泣いていました。
その後、おそるおそる入籍した事を話すと、最初はとても不安そうでしたが、また涙を流して喜んでくれたのです。
「ありがとう、ありがとう」こちらこそ、どうぞどうぞ宜しくお願いいたします。}
この時、ふと「この人をこのまま一人にさせておくのは・・・」と思いました。

リハビリ病院からの転院通知

2005-03-22 | 脳幹出血
9月2日(木)

きゅうちゃんの所へ行って、買い物をして帰ったら、ポストに何か郵便物が・・・
「あっ、七沢のリハビリ病院からだっ
急いで封を開けると、中には入院許可の知らせが入っていました
嬉しくて舞い上がって喜びました。そしてすぐに実家の母、逗子のお母さん、お姉さんに連絡
これでひとまず安心です。やっとまた一歩前進です でも、これからますます大変になるだろうなぁ・・・
まず、きゅうちゃんの障害受容です。今までの自分や仕事のことなどを少しずつ思い出してきているので、かなりつらくなるのではないかと思います。
今まで自分で経営していた会社は、お姉さん夫婦に助けてもらって一応休業状態にはしてもらっていますが、これから先どうなるのか、逃げたくなる程不安・・・
これからが本当の意味での闘いになるのです
弱音など吐いている場合ではないのだ悪いことばかりじゃないさ、がんばるぞ

リハビリ再開!!

2005-03-21 | 脳幹出血
9月1日(水)

今日は超、嬉しいニュース
あの、にっくきMRSAが退散したので、今日からリハビリ室での訓練が再開されたそうです。
やったよかったね。でも、身体動いてくれるといいけどなぁ・・・
リカバリーのきゅうちゃんも真っ先に報告してくれました。やっぱり嬉しいよね
あまりに嬉しかったので、大きな声で笑ったりはしゃいだりしていたもんだから、あまり好きではない愛想の悪い看護師さんに怒られてしまいました
ICUの患者さんが多くて大変そうだったので、悪い事をしてしまった・・・すいません
途中、きゅうちゃんが眼帯を外したので、どうするのだろうとじっと見ていました。
片手でできるのかなぁ・・・?
思ったとおりなかなかうまくいかないらしく、しばらく奮闘していました。それでも眼帯の紐がどうにかこうにか片方の耳にひっかかり、必死の努力の末、やっと眼帯が装着できました。
しかし、悲惨な事に、さんざいじくり回したため、肝心のガーゼがびろ~んと広がってズレてしまい、鼻の上に覆いかぶさって、今度はそれを小さくたたむ事ができなくなってしまいました。
あ~あ、、一般病棟に移れればこんなこと、すぐにやってあげられるのになぁと、悔しく思う私でした・・・
でも、もう一息だよ がんばれがんばれ

リカバリールームで結婚式!!

2005-03-20 | 脳幹出血
8月31日(火)

昨日、計画通り仕事前に区役所へ行き、念願の婚姻届を貰ってきました。(必ず記入まちがいをするので二枚
夜、きゅうちゃんの妹分のMちゃんに来てもらい、証人のところへ記入、捺印してまずは一人OKどうもありがとね
でも、あと一人必要みたいなので、困ってしまいました。
実家の母の家へ行く時間がないので、いつもお世話になっている病院の同僚にお願いすることにしました。
今日、職場でその話をしたら、もう大喜びで証人になってくださいました。普段からきゅうちゃんの病状を心配してくださっているお掃除のおばちゃんなのです。
私の心の母。とても苦労をしてきた人で、信心深く、いつも通勤途中のお寺の前で手を合わせています。そんな母親代わりの人に証人になってもらえて本当によかった
絶対に幸せになれることまちがいなし

婚姻届を持って病院へ行きました。
今日は早く着いたのでゆっくりできると思って、きゅうちゃんとガラス越しの会話を始めました。
すると、何かさかんに訴えてくるのです。看護師さんに通訳してもらうと
「セカンドバッグの中にいくらか金が入っているから支払い頼む」
・・・なんとまあ、そんなこと心配してるよバッグなんて持ってきてないのに・・・
と、その瞬間
なんの拍子か、突然思い出したのです
今日は8月31日。そういえば、去年のこの日にきゅうちゃんのアパートに引っ越してきたのです無理やり押しかけるようにして・・・
付き合い始めてからしばらく経った頃、きゅうちゃんのアパートへ遊びにきたのがウンのつき・・・あまりに居心地がよくて、野良猫のようにいついてしまったのでした。

そうだ今日を結婚記念日にしようそれっきゃないよ

まだ間に合うと思い、大急ぎで病院から近くの区役所へダ~ッシュしました。
そして無事手続きをすませ、きゅうちゃんにちゃんとわかるように証明書をかいてもらったのです。
とても簡単なもので拍子抜けしましたが、わかればいいんだと思い、それを大切に持って病院へ舞い戻りました

リカバリーへ到着すると、出っ歯の看護師さんが
「ど~したの~。そんなに急いで・・・」と目を真ん丸くして私を見つめていました。
「これ、もらってきたんです、でへへ、きゅうちゃんに見せてあげてください・・・
「あら~よかったわね~、喜ぶよ。おめでとう
そして、すぐに証明書をきゅうちゃんにみせてくれました。
看護師さんから報告を聞き、とても嬉しそうにじっと証明書を眺めていたきゅうちゃんが、急に顔を上げたので、どうしたかと思ったら、
「おちっこ
大爆笑の結婚式でした

明日は区役所!(*^_^*)

2005-03-19 | 脳幹出血
8月29日(日)

【午前中の事】
きゅうちゃんのお姉さんに電話をする。
きゅうちゃんとの入籍についての話と、いろいろな手続き(社会保険事務所関係、病院関係)は一応ひと段落した事。
入籍については賛成してくれました。

きゅうちゃんの仕事を手伝ってくださっているKさんに、きゅうちゃんの病状と入籍しようと思っていることを電話で伝える。一瞬びっくりしていたけれど、喜んでくれました。よかった!!

今日もまた(懲りずに)テープレコーダー持参で参上
手紙に大きな字で何点か質問を書いていったので、それを見てきゅうちゃんが声をだして答える。
それを看護師さんに頼んで録音してもらうことにしました。
どんどん喋ることによって言葉のリハビリにもなるし、なによりもたくさんきゅうちゃんの声を聞きたかったのです
きゅうちゃんも舌ったらずの喋り方で、なんて言っているのかよくわかりませんでしたが、とても嬉しそうに活き活きとした表情でした。
あ~あ、これであとは感染さえ消えてくれればね~・・・
そして一日も早く一般病棟に移れるといいね!!

明日は仕事へ行く前に区役所へ行って婚姻届を貰ってくる予定です。
いつでも提出できるように、記入するべきところは早く済ませておきたいと思います

籍をいれよう!!

2005-03-18 | 脳幹出血
8月27日(金)

きゅうちゃんの左手足のしびれがとても気になっていたので、是非とも看護師さんに様子を聞きたかったのですが、こんな時に限ってとても急がしそうでつかまらず、ついに聞き出せませんでした
仕方なく洗濯物と絵日記を置いて帰宅。

8月28日(土)のち

今日は朝から身体がだるく、調子悪し・・・
今日ばかりは動きが悪く、おまけに身体中の力が抜けた状態で、仕事もかなり適当でした。こんなことじゃいけない・・・反省反省・・・
今日もテープレコーダー持参できゅうちゃんのところへ行きましたがこれまた失敗。
やっぱり声が遠くて聞き取れないので、こっそりやるよりちゃんと看護師さんに頼んでみようかな?
手足の痺れは、だいぶ無くなったとのこと。ナンだったのだろうか?
本人は「頑張りすぎ」と言っていたそうです。そうならどんなに嬉しいか。

きゅうちゃんが倒れて、あちこちに電話をしていた時に何人かの人から中傷を受けました。
「あんたいったい何様のつもり? きゅうちゃんのなんなの?」
確かに籍をいれようとしていた矢先にきゅうちゃんが倒れてしまって、いまだ他人の関係です。
でも、これから私がずっときゅうちゃんを看ていくつもりです。
堂々と「きゅうちゃんの女房」として介護していきたい。
きちっとして、誰にもはばかることなく生きて行きたい。
だから、誰がなんと言おうと絶対に籍を入れるんだ!
この気持ちをきゅうちゃんに早く伝えたい!!



きゅうちゃんの声をテープに録音!

2005-03-16 | 脳幹出血
8月26日(木)

今日は相棒が仕事に出てこれるというので、お休みをもらって、家賃、ドコモの支払い、銀行の用事を済ませました。
その後、介護用品ショップをのぞいたら、手のひらの中に入れて握る「ニギニギ」というのが目に入りました。丸いゴム製のわっかでまわりにたくさんイボイボがついているので、(手のひらの運動と刺激になるかもしれない!)と思い、ちょっと高かったけれど迷わず買ってしまいました。
なんでもいい。少しでも身体のためになるのだったら!
病院へのバスに乗り込み、(やれやれ、なんとか落ち着いた・・・)

きゅうちゃんは最近、酔っ払った時のようにやたらと喋っているのですが、ガラスの向こう側からだと、ほとんど聞こえなくてイライラしてしまいます。
(なんとかして声が聴きたい!!)
そこでふっと思いついたのが、テープレコーダーでした。
リカバリーの中に置いて、きゅうちゃんの喋っている声を録音してもらうのです
さっそく小さなテープレコーダーにカセットを入れて、録音ボタンを押しました。
そして誰もいなくなったときにサササッとリカバリーの中へ忍び込み、なるべくきゅうちゃんの近くに置かなくてはと、必死でスクリーンの影に投げるようにして置いてきました。
へへへ~っ、たくさん喋ってくれよ、きゅうちゃん
なんだかんだたくさん喋るように、私も身振り手振りで話し始めましたが、すぐに看護師さんが入ってきました。
バレないかとヒヤヒヤしましたが、なんとかクリア・・・
15分ほど録音できたので、また誰もいなくなったのを見はからって、まるで泥棒のようなかっこうでテープを取り返してきました
ほほほ、かまうものか!
帰宅するまでとても待ちきれず、バスの停留所に着くなりイヤホンをつけて再生してみました。
しかし、ちょっと遠かったようで聞きづらく、おまけに声がこもっていて何を言っているのかさっぱりわかりませんでしたとほほ・・・失敗の巻・・・
 
【看護師さんのお話】
きゅうちゃんが(右半身だけではなく、左半身も痺れてきた)と言っていたそうですが、
変わりは無く、心配はないそうです。
でも、それを聞いたら一気に心配になり、なかなか寝付かれませんでした。
どうしたのだろう・・・
あまりに左側を動かしすぎるからかなぁ・・・だといいけれど