にこにこ堂「ちえまる本舗!」

編み編み大好きなハマのおばはん。闘病の日々ですが、明るい気持ちで頑張っています!!負けないぞ!!

私にとっての「たいへん」

2005-05-18 | 日々の出来事
きゅうちゃんが倒れる前までは、「脳出血」「半身麻痺」「車椅子」など、私にとっては、まるで対岸の火事でした。
仕事先の病院で、脳の病気で身体が不自由になってしまった患者さんを、大勢介助していましたが、自分には全く縁がないことだと思っていたのです。
ところが、今では町で車椅子の人や、足に装具をつけ、杖をついて一所懸命歩いている人を見かけると、思わず
「がんばってるね」と声をかけたくなります。それと同時にすぐに目頭もウルウルしてきて困ります。
障害者用のエレベーターや、点字ブロック、障害者用のトイレを見ても嬉しくなってウルウル・・・
でも、本当に嬉しいものです。
今の生活をしなければこのような気持ちにはならなかったでしょうね。

よく、周りの人から
「大変だね」と言われますが、普通みんなが思っている「大変」はほとんどありません。でも、
『以前のように、思うように手足が動かないのでつらい思いをしているきゅうちゃんの気持ちをわかってあげられてない自分に、ハッと気が付いた時。』
の自分の心の処理。
これが、私にとって一番大変かなぁ?(自己嫌悪で暫くはかなり落ち込む・・・)
あ、あと自分の健康管理に気をつけることが大変・・・(特に呑みすぎ)
「私が倒れてしまったらと思うと、病気なんかになれないよ。」と思ってはいるのですが。
ちょっと不摂生をすると、元のペースに戻るまで三日はかかってしまう・・・

最初の頃は全く生活が変わってしまったため、精神的、肉体的にドッと疲れていました。
健常者である自分と、身体が不自由なきゅうちゃんとの間に黒くて深~い河があったのです。
でも、一緒に生活をしているうちに、だんだんペースが同じになってきて、同じ時間を共有できるようになってきたような気がします。
特に時間的なズレがあって、私一人で忙しくしていたみたいな・・・
いつも時間ばかり気にするあまり、行くところ行くところに時計を置くので、家中時計だらけになってしまいました。それでもしょっちゅう気にしてみていたのですが、ある時、きゅうちゃんが心配して「時計に支配されている。損だよ。もっとゆったり生きなきゃ。」と言ってくれました。
う~む。納得さすが、きゅうちゃん
今では、むしろのんびりしすぎて、物忘れがひどくなってしまったくらいです。
なので、「たいへん」とは無縁ですね

    むしろ、もっともっと大変なのは、きゅうちゃんの方です。

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