にこにこ堂「ちえまる本舗!」

編み編み大好きなハマのおばはん。闘病の日々ですが、明るい気持ちで頑張っています!!負けないぞ!!

トイレの呼び鈴

2008-04-05 | 介護アイデア

 

以前は電池を入れるチャイムを使用していました。

それが壊れてしまって暫くは何も使っていませんでした。

 

しかし、そのままではトイレで用を済ませた後、私を呼んでくれるのですがちょっと離れたところにいると聞こえないのです。

せっかく呼んでくれているのに、なかなか来ないのでは困ってしまいますよね。

 

で、偶然見つけたのが「自転車の呼び鈴」です。

100円ショップをウロウロして見つけました。

 

丁度手すりの部分に上手く取り付けることができました。

本体がグルグルまわって落下するのを防ぐために、結束バンドで強化しました。

 

 

これは「チャリンチャリン」ではなく、「チンッ」のタイプです。

これだと、親指で一回弾くだけで十分です。

 

かなりの音量なので、何処にいても必ず聞こえます。


感謝の気持ち

2007-08-04 | 介護アイデア

低血圧の脱力感を理由に、ちょっとサボってしまいました。

 

最近、後遺症の変化について改めてびっくりしています。

具体的なことはQ社長しかわからないので書き記す事はできませんが、はっきり言えることは、発病後9年経った今でも変化はし続けているという事です。

まだまだ変化は続いている事は確かのようです。

決して諦めてはいけません!!

 

特別なことをしなくても、毎日基本的な運動を自宅で続ける事によって、驚くような変化が現れるような気がします。

 

全ては生活に密着した「ながらリハビリ」なのではないかと思いやす。

 

鳥についての本を紐解いてみても

「学習しない鳥はいない」

となっています。

 

人間と鳥とでは比較にはならないと思いますが、何か共通点があるような気がします。

 

見た目にわかるような変化が無くても、日々坦々と地味なトレーニングを重ねていけば、必ず変化は現れるものだと思うようになりました。

 

障害を背負ってしまったつれあいと一緒に生活を共にするようになってから、どれだけ勉強させてもらったことでしょう。

今までは、障害を持った人は自分とかけ離れた存在でした。

それこそ「ひとごと」でした。

でも、今は、電車に乗った時、車椅子の方と、介護していらっしゃる方と遭遇すると、目が離せなくなりました。

今までの自分には考えられない事です・・・

 

何も無ければそのままですが、人事とは思えなくて、ついじ~~っとみてしまいます。

 

でも、何かあったときに、すぐ手助けをして差し上げたいという気持ちで一杯です。

自分も、同じ立場だったら、

「なるべく人様に迷惑をかけないように」

と思います。

 

だから、そっとしておこうと思います。

 

難しいなあ。

 

でも、そんな気持ちを持てるようになったこと。

 

ココロの底から感謝です。

 

 

 

 

 

 

 

こう言っては「ごめんなさい」ですが、Qちゃんに感謝です。

 

今の生活に感謝しています。

 

 


装具のメンテナンス

2007-04-20 | 介護アイデア

 

気持ちいい~~~~シーツ洗ったよ~~~

 

装具も8年使っていると、皮の部分がいかれてくる。

これまでもキレたり擦れたりした部分を修復してきたけれど、今回は一番大切な「足首」の部分のマジックテープがバカになってしまった。

トイレへいざって行き、手すりにつかまって床から立つ時、必ず外れてかなり面倒な思いをしてきた。

見ると、すでにマジックテープが剥がれていたので思い切って剥がしてから家にあったマジックテープに交換。

 

焼酎をあおりながら、ひたすらチクチクチクチク・・・・

こんな時に限って、きみちゃんが飛んできて「遊んで遊んで!!」と啼いているんだよね~~~

しかし、Qちゃんがトイレへ行くまでにくっつけなきゃいけないから、急ぐ急ぐ~~

 

指にはパッチワークの時に使っていたシンブルと、針をしっかりつかめるゴム製の指サック。

 

あいにく硬いほうのテープが少ししかなかったので、悲しいかな「つぎはぎ」になってしまったけれど、直してから剥がれることがなくなった

柔らかい方のテープ、今晩くっつけようと思うけれど、このままでも十分くっついている。

でも、この際だから、しっかり治しておこうと思っている。

 

 

 三つにわかれているの、見えるかな?

でも、くっつきゃいいんだもんね

 

 

 裏がおそまつでも、表はまあまあ

 

 

 足首の金属にググッと押し付けられる部分がキレてしまった。

これは今晩新たな皮を縫い付けて補修予定。

 

 

 側面も皮がボロボロ・・・・とほほ・・・・

でも・・・・

 

 

型を取ってマジックテープが出るように切れ目をつければ

美しい~~~~~

 
 
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ペットボトルオープナー

2006-06-08 | 介護アイデア

今日は大船の100円ショップへ行きました。

今度はビーズに凝り始めたので(気が多いやつ)、どんなビーズがあるか見たかったんだよね。

けっこう大きな100円ショップで、介護用品なんかもいろいろあったりして。

で、今日はこんなの見つけてきました。

 

こうやってペットボトルのキャップに取り付けると、片手でも開け閉めが楽チンなんですよ。

素材は、う~~~ん、書いてないぞ~~~

やわらかい発砲スチロールを硬くしたような感触で、滑りにくいね。

出っ張ったところに指をかけると、ホントに簡単にキャップが回るんだ。

久々の大ヒットで満足満足

 


木製のフォーク

2006-05-11 | 介護アイデア

ときどきやむ

 

今日は芳子ちゃんちに行ってきた。

いつもと同じく元気だったので安心した。

今までは何も感じなかったのに、最近は母の様子に何事も変化がないことが

何よりも嬉しい。

 

二時間くらい喋るだけ喋ってお開き。

今日は煮豆のおみやげだった。芳子ちゃんの煮豆は本当にウマイ

こんな陽気だから、なるべく早く食べなきゃね

いつもありがとう

 

帰り、港南台のダイエーの5階で、きみちゃんのおやつを買う。

うろうろしていたら、こんな木製のフォークを見つけた

 

スプーンは先っちょが平らのものを使っている。

やっぱし平らの方がすくい易いのだ。

偶然100円ショップで見つけたやつを使用している。(安上がり~)

 

しかし、フォークに問題があった。

最近はお箸を使うことが多くなったので、フォークの存在を忘れていたんだけど、

スパゲッティを食べる時、

唇に感覚がないので、強く刺してしまってもわからない。

うっかりすると怪我をしてしまうのだ。

なので、先の丸くなったフォークを探していたのだが、どれも尖っていて×!

しかも、あるとすれば子供用しかないのだ。

いろんなところで探したけれどだめだった。

 

でも、これ、ちょっといいかもしれない。

木で出来ているのでアタリが優しいし、さきっちょが丸くて唇に当たっても大丈夫だよ

お値段も、なんと105円だったのだ。

 

ダメもとで、ちょっと使ってみるね

まだ尖っているようだったら、ヤスリで削ればいいしね。

 


介護アイデア

2006-05-08 | 介護アイデア

ときどき

 

昨日、こないだ助っ人に行ったのおばあちゃんが

「できたよ」と持ってきてくれた。

ちりめんのフクロウの家族だね。

 

こないだは、まだ目がついていなかった。

「目をつけたら持ってってあげるね」

 

たくさん作ってみんなにあげているんだって。

こんなの貰ったらみんな絶対に喜ぶよ

 

おじいさん、味覚もわからないそうだ。

でも、ある日、ご飯の時に梅干を口の中に入れてあげたんだって。

なんの反応もなく、ただ口の中でもごもごしていたので、

「おじいさん、これ梅干だよ」

と言ったら、そのとたんにすっぱそうに顔をクシャクシャにしたって。

 

もうみんなで大笑い

おじいさん、なんて可愛いんだろうね。

 

帰り際、エアーベッドとシーツの間に入れる、滑り止めマットを渡しておいた。

ベッドから移動する時、少しでも滑らなくなるのではないかと思う。

 

あと、お尻の割れ目の上に出来た「床ずれ」、エアーマットでだいぶ改善されたそうだけど、まだ痛がるそうだ。

バスタオルを何枚か重ね、クルクルと縦にまるめてストッキングの中に入れ、両方の端を縛ってドーナツ型を作る。

そいつをお尻の下に敷いてあげれば、患部に当たらなくなるので、これもよいのではないかと提案してみた。

さっそくやってみるそうだ。

 

よかった

 

しばらくの間、忘れていた介護用品の代用アイデア。

おばあさんの在宅介護の手助けができれば嬉しい

 

これってもう完璧に菜の花だのぉ~


手毬寿司

2005-06-03 | 介護アイデア
これも、ラップを使った工夫です。
にぎりのお寿司をそのまま一口で食べようと思っても、ちょっとでかくてつらいものがありますよね?
で、当然半分にしたのですが、ちょっと箸でつまんだら崩れてしまいました。
で、もう一度ラップにくるんでぎゅっとむすんだら、あらかわいい
コロンとした手毬寿司みたいになって、しかも落としても崩れませんでした。
箸でつまんだときににぎりが弱いと御飯がバラバラになってしまうので、この方法は正解でした。
きゅうちゃんの健側の手も、利き手ではないのでなかなか力が入らないようです。しかも遠近感がないので、箸を使うこと自体、かなり大変なのだと思います。
退院した頃、訪問してくださった歯科衛生士さんが
「お箸やフォーク、スプーンで食べづらかったら、手で食べちゃえばいいのよ」
いっいくらなんでも・・・
この時も、負けず嫌いのきゅうちゃん、私が買ってきた介護箸で、毎日一所懸命食べる練習を始めたのでした。

麺類を美味しく食べたい!!

2005-06-03 | 介護アイデア
食事で一番の難題はやっぱり麺類でしょう
うまくすすれないので、乾麺の場合は必ず半分の長さに折って茹でています。
いろいろ試してみた結果、(すでに茹でてある)生めんの玉より乾麺の方がなぜか箸に引っかかりやすいので、食べるときに楽
私もきゅうちゃんよりもよく溢したり、つまんだものを箸から落としたりするので乾麺命!!です
ただ、ラーメンの時だけは生麺です。ポイントは、鍋で沸騰させて、麺に芯がなくなったらすぐにザザッ!とざるに開けます。
冷ましてから食べ始めるので、その頃にはちょうどいい硬さになっているというわけですが、ここまで到達するまでは、かなりの失敗がありました。

とにかく熱いと食べることができないので、冷めて丁度いい具合にしてあげたいですよね?
スープも少し冷ました状態で麺を入れると、比較的早く冷めてしかもそれほど伸びたりもしません。
私も同じようにして食べます。麺がふやけて量が増えるので、何だか得をした気分で嬉しくなります(笑)

ざるそば、ざるうどん、スパゲティー、焼きうどんなどは、全てイラストのような盛り方に定着しました。
ちょっとずつひとまとめにして盛っておくと、食べるとき、ちょうどいい具合に、一塊になってお箸にくっついてくれるのです。お年寄りにもいいかもしれないですね。
退院したての頃は、とにかく
「麺類は無理」と、諦めて、麺類を目の敵のように思っていましたが、
「なんとか食べてやろう
「できないと諦めてしまったら何もできない
「きっと何かいい方法があるハズ
時間はかかったけれど、今ではほとんど普通に食べることができるようになりました。
負けず嫌いの性格と、前向きな考え方をするようになったきゅうちゃんの大勝利だね

御飯のお団子

2005-06-02 | 介護アイデア
きゅうちゃんは以前、朝晩の主食はパンだけでした。
左側の口の中が麻痺しているので、お米のような細かい食品だと、口中でばらばらになってちゃんと噛めないまま飲み込んでしまうのです。
ただでさえ、胃腸が弱いので消化不良をおこし、後でとてもつらい思いをしなくてはなりませんでした。
でも、ある日デイサービスのケアワーカーが、食事の時に御飯をお団子にしてくださったのです。
それがとても食べやすく、しっかりと口の中で租借されてきれいに飲み込めたと、とても喜んでいました
(よしっでは、さっそく)と私もマネをして、御飯の時にお団子にしようと素手でにぎってみたのですが、何度やってもうまくいかないのです。
硬すぎたり、ぱらぱら崩れてしまったり・・・
「ケアワーカー人が作るお団子はもっとふっくらしてるんだ」
ときゅうちゃんが言うので、今度はラップにくるんで再挑戦
そうです、今日のイラストのようにやってみたら大成功でしたバンザ~イ
今では、だいぶ慣れて納豆やカレー、どんぶり物の時は普通に食べることができましたが、御飯を柔らかくして、軽めに盛らないと後で痛い目に・・・
食事は一番の楽しみですから、ついたくさん盛ってあげたくなりますが、
それはちゃうちゃう
むしろ、心を鬼にして少なめに盛ってあげることが「まことのふーふ愛」といえるのではないでせうか・・・なんちゃって

ふかふかひとくちトースト

2005-05-31 | 介護アイデア
ここのところ毎日「ひとくちトーストの美味しい作り方」に挑戦していました。
今までは、普通に食パンを焼いてマーガリンを塗り、その後フルーツナイフで一口大に切って、きゅうちゃんにだしていました。
でも、耳の部分が硬くて、食べづらいとのことで、(口の中の感覚がないため、転がしながら噛んでいるとパンに唾液が吸収され、飲み込むのが困難になる)耳は私が食べることにしたのです。
最初、トーストにしてからパンナイフで耳を切り落としていました。
でも、どうしても本体がつぶれてしまってふにゃふにゃ・・・パンナイフで切ってる意味ないじゃんか~っ
そこで考え付いたのが、あらかじめ冷凍しておいて、凍ったまま耳をギコギコ削り落とします。
その後、同じように本体もひとくち大に切ってしまい、アルミホイルを敷いたトースターに並べておきます。
焼いた後に切ると、どうしても切り口がつぶれてしまったり切りづらかったりするので、イライラしていました
添えのチーズとハムを切ってお皿に乗せ、どれどれとトースターの中を覗くと、カチンカチンの食パンは、ふっくらと自然解凍されています。
いざスイッチオン
焼きあがったら、ひとつひとつにマーガリンを塗れば(ちょっと面倒だけどね
ふっかふか厚みのあるひとくちトーストの完成です
もっと早く開発していれば、ぺしゃんこふにゃふにゃトーストを食べずにすんだのにね~

車椅子は大切な家族の一員!

2005-05-04 | 介護アイデア
今日は、車椅子のことを書いてみたいと思います。
きゅうちゃんが七沢の病院から退院して、我が家に戻ってきてからすぐに、区役所の福祉課へ行って車椅子を借りてきました。
レンタル期間は一応三ヶ月ということでしたが、職員さんが
「車椅子が出来上がるまでいいですよ」と言ってくれました。よかった
そして、住所、氏名、電話番号を記入してから、車椅子を押してタクシーをひろい、座席に乗せて持って帰りました。
やっとお尻でいざる回数が減ったね
数日後、地域担当の保健婦さんがみえました。きゅうちゃんの身体の状態や、障害者手帳やその他もろもろの申請について教えてもらい、MY車椅子の申請もしてもらうことになりました。

車椅子を作ってもらうため、サイズを測らなければいけないそうで、少し後の三月中旬、作業療法士さん、技工士さんが数人で来て下さいました。
車椅子から畳の上に降りる時に、肘掛がじゃまになるのでは?と、「跳ね上げ式」にしたのですが、ほとんど必要なかったですね。
きゅうちゃんがとても上手に下へ降りてくれるので、私が肘掛を外すことはありませんでした。これは最初から今までずっと同じです。
それから待つこと約三ヶ月・・・
六月の九日、めでたくMY車椅子が届きました。長かった~
前にも書きましたが、その時車椅子を持ってきてくれた技工士さんが
「絶対に太らないでくださいよ。いるんですよね~、作ってからどんどん太ってしまって、お尻が座席に入らなくなっちゃう人・・・」
ホントにそうだ

【ちえまるのアイデア
毎月一回、病院へ行く時、運悪く雨上がりで道がぬかるんでいたりすると、車椅子のタイヤがどろどろ・・・
土が乾いていたとしても、タイヤの溝に土やら小石が入り込んで、取り除くのにいつも苦労していました。
何かいい方法ないかなぁと考えていましたが、なかなか思いつかず、相変わらず外出帰宅後には泣いていました。
ところがある日、たわいのない単純な名案がひらめきました
タイヤのまわりにビニールテープを貼って出かけ、帰ってきたら玄関先でそのテープを取る。
そうすればはがす時に、タイヤまわりの泥や、日頃、溝に入り込んだほこりやゴミも一緒に取れて
綺麗にしてくれるのです
何度も雑巾でゴシゴシ拭く必要ありません。とっても楽になりました!!

よく、ホームセンターで売っているビニールテープの一番太いサイズのものを使っています。
色は黒が一番めだたないし、ちょっとカッコいいのです
そのテープを、出来るだけ引っ張りながらタイヤの中心に沿って巻いていきます。引っ張ることによってよりピタッと吸い付くように貼れますよ。
巻き終わりのところは、後で剥がす時にわかるようにちょっと折っておくといいですね。
これを見て、移送サービスのヘルパーさんが大感激し、あちこちに教えてまわったそうです。
是非、試してみてください。

手摺りをつけたよ!

2005-05-02 | 介護アイデア
きゅうちゃんが七沢から退院してくる前に、トイレの手摺だけは付けておかなければと、ホームセンターへ見に行きました
いや~、実にたくさんの種類があってびっくらこきました
金属のものや、木製のやプラスチック・・・そして持つところがギザギザになったものや家具調のおしゃれなやつ・・・
値段はだいたい千円ちょっとでそれほど高くはなかったと思います。
さんざ迷って、やっと決まったのが木製の持ち手ギザギザタイプ。白い壁と違和感がないように白木のにしました。
それをトイレの入り口につけるとして、あとトイレの中に取り付ける分はどうしよう・・・
見たら、よくデパートのトイレに取り付けてある金属のがありました。「いかにも・・・」って感じでしたが、何故だかそれに決めました。
便座から立ち上がるときにまん前に取り付ければ、お義母さんも安心してトイレへ入れます

そして、このキンキラ手摺は今の住まいへ引っ越す前日まで、本当によく働いてくれました。
本当は大家さんの許可をとってから手摺をつけなければいけないのですが、めんどうくさかったので、勝手に付けてしまったのです。
だから、変なところに穴を開けてはいけないと思い、なるべく誤魔化せるところを選んでつけましたが、きゅうちゃんの背丈に合わなかったり、妙に使いづらかったりでまいりました
引越しの前日、手摺を取り外して穴埋め剤と格闘したことは言うまでもありません。

今日のイラストは、きゅうちゃん一人でズボンの上げ下ろしをしている場面です。
退院してから最初の一年は、私が仕事でいない時にお義母さんがやってくれていました。けれど、だんだん腕の力がなくなってきて、ズボンの上げ下ろしが出来なくなりました。
どうしても、私の留守中はきゅうちゃん一人でしなくてはならなくなったので、このように壁にオデコをくっつけてバランスをとりながら、左手でズボンの上げ下ろしを考え出したのです
人間、必要に迫られるとなんとか名案が生まれるものですね
この方法には全く脱帽です

毎日の習慣 お昼ごはん編

2005-05-01 | 介護アイデア
きゅうちゃんとお義母さんのお昼御飯は、果物でした。
最初の一年くらいは、ホットケーキやトーストのような軽いものでしたが、次第にきゅうちゃんがお太りになってきたのです
なにしろ、リハビリ病院では味気のないものばかり食べていたので、どうしても娑婆の美味しいものをと思い、胃(意)の向くまま出してあげていたのです。
あっやばい・・・このままでは車椅子にお尻が入らなくなってしまう~
オーダーした車椅子が出来上がってきたとき、最後に業者のお兄さんが
「くれぐれも、太らないように気をつけてくださいね。よく、太りすぎて座席に坐れなくなって、車椅子を作り変える人がいるんですよ。はははっ
なんと・・・それは困る
さすがのきゅうちゃんもいろいろ考えて
「果物にしよっか」お義母さんも「それがいい、それがいい」と全員一致で可決となりました。
翌日から、「お昼は果物」と決めて、お皿にだいたい三種類くらい盛ることにしました。
基本は、バナナ、りんごで、後は季節のものや、たまにはフルーツ缶をいろいろ、桃やみかんなどでした。

最初、みかんは房があるのでやっかいだと思ってあまり買いませんでした。
でも、偶然、「身だけをうまく出す方法」を発見してからは、夏みかんやグレープフルーツなども
どんどんメニューに加わったのです。
たいてい三種類の果物をを毎日続けていきました。便秘予防にもなるし、ビタミンが摂れるので、きゅうちゃんやお義母さんにとって、大正解だったようです。



毎日の習慣、昼間編

2005-04-29 | 介護アイデア
毎朝毎晩の歯磨きは、退院してから今までずっと私がしてきました
七沢の病院で、何度か自分で磨いたそうですが、歯ブラシが思わぬ場所に当たったり、健常の左手も、しっかりと物をつかめないのだそうです。
しかも、口の中が麻痺しているので、何処をみがいているのか力加減もわからず、出血してしまうのですそんな危ない思いをしてまで無理してやらなくてもいいよ。
歯磨きもリハビリのひとつだけど、そのうちやればいいじゃん。
というわけで、しっかりと私のお仕事になったわけです
朝は、まず自分で着替えをして、お尻でいざって居間へ。
座椅子に坐ったところへ私がケロちゃんの洗面器と口腔洗浄剤を溶かした水を持っていきます。
それでぶくぶくして、熱くしたタオルで顔と手をごしごし拭きます。
そして、食後トイレへ行った後、またぶくぶく、手洗い、洗顔、洗髪をすませるのです。
さて、あともう一息
そのあと、一番大切な歩行練習です。でもこれは、退院してから三年目あたりから始めたので、それ以前は洗顔、洗髪で朝のセレモニーはおわりでした
実はお恥ずかしい話ですが、洗顔も退院時は目が閉じないので、清拭剤で拭くだけでした。
勿論入浴も私一人では難しかったので、必ず毎晩、念入りに清拭をしていました。
そのうち、流しで顔を洗うようになり、ふけがすごいので洗髪も毎日かならずしようということになりました。
以前にも増して、かなり仕事が増えてしまったのです
でも、習慣になってしまうと、毎朝フルコースをこなさないと、何だかスッキリしなくなりました。
生活の中に上手く組み込んでしまえば、面倒だと思っていたことも楽にこなせるものですね。
二人でいろいろと試行錯誤しながら、あれこれ試してきましたが、どれもいい経験になっていると思います。
その時その時の身体の状態に合わせて、どんどん変えていくといいですね。
ほんの少しの工夫で、生活がとても快適になるのだったら嬉しいですよね