Chiba Univ. Swimmer's Blog

千葉大学体育会水泳部の日常をお伝えします!
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5年

2024-03-01 19:00:00 | 活動紹介2024

お疲れ様です。

本日のブログは、まだ大学に居座るのに引退ブログを書かせていただきます、有福がお届けいたします。この構文も最後だと思うと感慨深いですね。

 

なぜ私が4年生ではないのに引退ブログを書かせていただくかというと、本年度を以って学連登録の期限回数が満了になるからです(2019年度に1回目の登録、2020年度は学連登録をしなかったので、2023年度が4回目の学連登録でした)。

従って、千葉大学の名前を背負って学連大会に出場することはありませんので、事実上引退とのことで、筆を取っている次第でございます。他大学の人の中には、このことを今初めて知った人もいるかもですね。 めちゃくちゃ真面目に書いちゃうと思うので、お気軽に読んでいただけたら。よろしくお願いします。

 

ここまで4年生の引退ブログを読んで、各々がポリシーや拘りを持って水泳と向き合ってきたことを改めて実感し、胸が熱くなっています。あれ?1人ゴーストライターがいたような……(^^;。最後まで彼らしい拘りだなとIPPON取られた気持ちです。

 

軽く水泳人生を振り返っていきましょー!とても長くなったし、感動的なことも書けなかったので()、軽く読んでいただけたらと思います。

 


まーちゃんよろしく


4歳の時に、姉の影響で水泳を始め、8歳の時には大会に出場するようになりました。その時くらいから、週6回泳いだりしていて、それが普通だったのでその生活に疑問を持ったことはありませんが、自分の人生は水泳とともにあったような気がします。

私は体格が同世代より劣っていたので、全国大会なんて夢のまた夢、でも大会は“お祭り”みたいで楽しいなあ、っていう感覚でずーっと水泳を続けていました。



小6初めてちっちゃい大会で1位とったけど、両隣5年生、チビすぎる


 

中学2年生から、400m個人メドレーと、そのころ手ごたえを感じていた200m平泳ぎを専門にし始め、試合のたびにこの2本を一日で予選決勝泳ぐという過酷なことをしていました。あとは、200Brが全中まであと10秒!ときいて、あとちょっとで全国行ける!と勘違いして謎にモチベ上がった時期でした。

 

高校生の時は、100,200m平泳ぎに専門を変え、いきなり7秒自己ベストを更新したりして、それまでとは全然違う舞台で戦えるようになって一番水泳モチベが高かったのを覚えています。中学の勘違い時代の練習がここに来て活きたって感じです。

また、この頃から、量だけではなく質を意識した練習をするようになりました。基礎体力作りのために泳ぎこむのも大切ですけど、どうやったらレースでのスピードを上げられるかを考えたメニューを組む方がより大切だと私は思います。



高校の引退試合の写真!!今でも楽しかったの思い出せるな


 

 おまたせしました大学編です。

 私は高校生の引退試合の時に自己ベストを更新して、まだまだ自分の限界に挑戦したい!と思ったので、大学生になったら水泳を続けようと考えていました。かといって、インカレに行くような強豪校で活躍できるレベルでもなかったので、どうしたものかと思いつつ進学先を考えたときに、千葉大学水泳部と出会いました。

 

 もともと関東の大学に進学したかったのと、中四国のトップスイマーは大抵関東に行ってしまうので、どうせならレベルの高い関東で有名選手の泳ぎを拝んたり一緒に泳いだりしたい!と強く思ったので、高校生の時に千葉大水泳部に体験に行ったりして、進学を決めました。

 今となってはこの選択は大正解で!千葉県大会は決勝に残るのも一苦労、東部や関東インカレも熱い得点争いを経験出来てすごくすごく楽しかったです。まさしく私が求めていた“お祭り”に自分が絡むことができて、これは広島に残っていたらできなかった体験だなと感じます。大会に対する思いは、過去に書かせていただいたので、そちらを読んでいただけたら。大会大好き!!

 

 1年目はコロナが流行る前でしたから、夏は週6とかで練習行ったりして、体はきつかったけど一番充実していた気がします。そこから2年ほど休学を挟んで、ようやく試合に復帰できる!…と思いきや、大学当局から出場を自粛するよう言われ…。大きな大会を出れないまま引退してしまった先輩たちや、調子が上がっていたのに泳げなかった同期たちを眺めることしかできなくて、悔しい思いをしたのを覚えています。




鹿児島全国公 いつ!?



 

 この頃から身体的な不調もあり、水泳に対するモチベーションが下がり、引退を考えるようになりました。大会が大好きな自分にとっては、このまま水泳を続ける意味などないし、自己ベストが更新できるかもわからなかったから。あと、小学校からいっしょに練習したり高校でリレーを戦った友人が、コロナをきっかけに引退したのもかなり辛かったですね。リターンが来るか分からないものに時間を割くことへの苦痛をそいつから聞いたりして、自分もそのままやめちゃってもいいかもしれないな、と考えていました。

 

 じゃあなんで水泳部に残ったんだっていうきっかけは、3年の夏終わりに、幹部代に贈られる寄せ書きを読んだことだったと思います。幹部代やってないのにもらっちゃったので、いまうちには幹部代の寄せ書きが2つあります(笑)

水泳を続ける意味を見失っていた自分にとって、そこにはうれしいことがたくさん書いてありました。

 大輔さんがいると頑張れる。練習が明るくなる。水泳の悔しさや楽しさを伝えてほしい。ほかにもたくさん嬉しいことが書いてありました。

 

 ありがたいことに、水泳部は私がありのまま私でいられる場所だったので、良くも悪くも周りのこととかあまり考えてない人間でした。だから、周りに良い影響を与えられてると考えたことって全然なかったので、それを読んだときすごいびっくりしたし、自分は水泳部にいていいのだと、一人でこっそり泣いていたのを覚えています。モチベは当初から下がり切ったままなので、練習に行く頻度は格段に減りましたが、もう少し頑張ろうかなと気を奮い立たせるには充分なものを頂いたと思っています。




大学プール、たくさん思い出ある!!


 

 ほかにも、4年目には対抗試合にも出られるようになったし、その年の全国公のメドレーリレーで、インカレまで1.6秒のところまで迫ったりして、これはもう一年やるしかねえ!!となって、苦手だった100Brを必死に1年間練習したりして、モチベをゆるゆる保ちつつ楽しく部活ができたと思っています。

 

 メリレでインカレ決めたときは本当に嬉しかったです!ふきたや拓海やゆーすけはみんな全国経験者で、自分だけ全国大会に1回も出たことがなかったので、足を引っ張らないようにしなきゃ!と思って自分なりに頑張りました。おかげで長水路引継ぎ4秒台まで持っていくことができてほくほくです。あのメドレーリレーがなければ100Brを自発的に頑張ることはなかったので、たくさん成長の機会をもらったんだなと痛感しています。



インカレ決めまーごめ


 

初めての全国大会では、トップとのレベルの違いに圧倒されましたが、人生で一度も絡んだこともなかった全国大会に、リレーだけでも参加できたことは自分の中で少しは誇りに思っています。インカレを目指した1年間のことはずっと自分の中で思い出になるに違いありません。





 

  あと、21の代の子たちと幹部代を、練習係長を経験したのは本当に私にとって財産となりました。正直、よっしゃ幹部経験せずに逃げ切れる!しめしめと思っていたので、21の代にスカウト?を受けたときはトホホ~って感じでした。正直自分は練習係長以外の仕事はほとんどしていないので、ほかの幹部のみんなには頭が上がりません。なるべくみんなのモチベが上がるよう、練習の計画や大会での作戦決めに口を出しまくりましたが、皆さんにとってどうだったでしょうか?

 良い練習係長だったかどうかは微妙だと思いますが、私は幹部代を経験して、組織をまとめることの責任、言いにくいことをはっきりと伝えること、そういったことに向き合ったり向き合えず反省したりした時間はもの凄く貴重でした。甘ったれな私に成長の機会が得られたという点で、幹部代を得られて心の底から良かったなと思っています。ありがとう!

 

 そんなこんなで、ベストタイムを出せたり、全国大会に初出場できたり、新たな出会いがたくさんあったり、自分にとって水泳部はなくてはならない場所でした。落ち込んだりつらかったりするときも、練習に行って泳げば楽しいし、試合に行けば気分が上がるし。

私は内向的な人間で、自分から新しいことに挑戦したり、人と仲良くなったりすることが本当に苦手で、何をやっても人より上手くできないことも多くて、さらにネガティヴ思考ばかりして塞ぎ込むことが多かったので、水泳がなければ正直いまここにいたかどうかも分からないです。でも、、水泳のおかげで今自分がここに立てていることだけは確かだと思います。それだけでも自分が水泳をする価値はありました。水泳と、水泳を通して出会った仲間に、これからも感謝して、そして縋って(?)生きていこうと思います。まだまだ、これからもよろしくお願いします。


豆腐屋おじ


 

 ここまで自分のことを長々書いてきて、よくあるへっぽこスイマーという感じだなと我ながら思いました。

 

水泳部のみんなに、私からは、速くなるために、水泳のことをもっと沢山考えましょう、ということを伝えておきます。

 

水泳部に入った皆さんは、勉強もバイトも生活もあり忙しい中で、水泳も両立しようと頑張っている人が沢山いることでしょう。ですから、ほかのこともやらなければならない生活の中で、24時間水泳のことを意識して生活するのは難しいと思います。

だからこそ、せめてプールに入っている時ぐらいは、頭をフル活用して、どうやったら楽に速く、消耗せずに泳げるかということを常に追究しながら練習に取り組むことが大事なのではないでしょうか。メイン練習もドリル練習も、ただ泳ぐ作業にするか、意味あるものにするのか、あなた次第だと思います。

今はYoutubeで泳法や筋トレの解説動画も溢れるくらい存在していますし(情報の取捨選択は難儀だとは思いますが)、水泳部には、1を聞けば10教えてくれる親切な選手が沢山います。聞くのが難しければ、泳ぎを観察して盗む、とかでも構わんです。自分で水中動画も簡単に撮れたりもします。今ある環境を最大限に活用して、競技レベルを向上させる過程を楽しんでほしいと思います。

 

あと、みんなが取り組んでいる練習が、必ずしも自分に合った練習ではない場合があります。

勤勉に毎日泳げる人もいれば、自分はどちらかというと怠惰な方だという人もいると思いますし、距離を泳ぎこむ練習が苦手な人もいれば、スピード練習を有効に活用できていない人もいると思います。

もちろん、苦手なことを克服することは素晴らしいですが、真剣に考えすぎてモチベーションを落としてしまうことは勿体ないと思います。

ですから、自分が苦手な練習や自分の弱点となる性質を克服するばかりでなく、その自分の傾向を理解したうえで、どう水泳を戦い抜くのか、という視点で練習に取り組むことを提案します。

毎日泳ぐのが苦手な人は、1回1回の練習を集中する。泳ぎこんでいるのに後半バテる選手は、体力をつけるのではなく、前半を楽に速く泳ぐ工夫をした方がいいかもしれませんね。

故障をしがちな選手は、あえてサークルを落とすとか、その部位に負担がかかる練習を避けるとか、そういう自らの性質を理解した上での工夫、ここなら自分でも頑張れるという方法を模索していってほしいと思います。そういったことも込みで、水泳のことをいつも考えて練習しましょう、ということではないでしょうか。

選手層が幅広い千葉大水泳部だからこそ、自分で考えて内容を調整しやすいという良さがあります。ぜひその環境を生かして、どうせならたくさんベストタイムを更新して、いい思いをしてほしいと思います。

 

 ほかにも、色々伝えておくべきことはあるのかもしれませんが、きっと他の四年生が書いてくれてることだと思うので、私からは以上です!4年しかない(はずの)大学水泳を、みんなで協力しながら楽しんで、士気の高い部活動にしてほしいと思います。




 

それにしても、5年!5年も水泳部に居座るとは、入部した時には露程も思いませんでした。5年もたつと自分以外の部員全員入れ替わるんですね(^^; そんな状況なのに、自分が自分らしく水泳を楽しめたのは、こんな自分を温かく迎え入れてくれた千葉大水泳部のみんなのおかげです。5年間、休部を経たこともありましたが、たくさんの思い出を水泳部からもらいました。本当にありがとうございました!

 

 最後に、水泳を通して出会ってくださった、地元広島の水泳の仲間たち、先生、他大学のみなさま、一緒に練習をしてくださった皆さま、そして水泳部の先輩後輩、練習をたくさん手伝ってくれたマネージャーのみんな、卒業していった同期のみんな、本当にありがとうございました!私はおそらく年を重ねても、マスターズ水泳に居座り続けていると思いますので、是非ともみんなプールで会いましょう✌

 今後は、100Br,200Brでもベストを出したり、苦手なFrや200IM、100Fly1分切りにも挑戦したりしていきたいと思うので、ぜひこいつベストまだ出してるなーって応援してもらえたらと思います!

 

 まだ水泳部を引退する実感はありませんし、和也には引退詐欺師などとも揶揄されておりますが(?)、競泳を引退する気は毛頭ありませんので、ぜひ水泳部のみんな千葉県大会で会いましょう!自分も学連の大会にちょいちょい顔を出しますね。


 

 あまりまとまりもなく、感動的なことも書けたわけでもありませんが、今後もみんなにはどこかで会えると信じてるので、今からの水泳人生にもワクワクしているというのが正直です!またどこかでみんなと泳げるのを楽しみにしています。とりあえず来週の朝練頑張っていきますね……

 

 




 

 では!


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