とことこ日記~リタイアな日々

透析しながら、歌舞伎に映画、コンサート。
日々に感謝しながら、おまけの人生楽しみたい。

国立劇場 髪結新三

2015年03月24日 | 古典芸能
梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)
  通称 髪結新三(かみゆいしんざ)

三人形(みつにんぎょう)





髪結新三って、世話物の人気狂言かと思われますが
コミカルで悲惨なとこがなくて、私の好み

一昨年に、三津五郎のを見て以来です
・・思えば、あれが私にとっての三津五郎最後の舞台だったようです
まさか、見納めとは思いませんでしたよ・・

つい、二つを比較してしまいます

今回のは橋之助ですが、三津五郎と
風貌が似てますね
芸風も似てる気がする
なので印象も近いかな
・・一見真面目そうで、実は悪という

前回も今回も、児太郎と、芝のぶが同じ役で
こなれてるというか良い感じに

白子屋の後家が、前回の萬次郎のほうが、今回の門之助より
意地悪な感じ

前回彌十郎の大家がすごく面白かったけど(まくしたてて、おいつめるところが)
今回の団蔵も良かったなあ(すごむところから)

全体の印象は前回が良かったけど
今回も十分面白くて

それは、よく出来たいい作品だからなんだと思います
そこが古典の強さかと感じたところ


三人形は絵姿の人形が踊り出すという舞踊

若手の、児太郎と国生に、中堅の錦之助の三人で
春のおぼろの夢のような印象で、こちらも眠くなりました

ロビーで、東日本大震災の募金をしていて、
500円以上の募金で、サイン入りブロマイドもらえました
これ、児太郎さんの、三人形の「傾城」