山形建築研究所-BLOG-休憩室

ここは建築設計事務所-山形建築研究所の休憩室です。
・・・・・・・ちょっとひと休みしていきませんか?

見えないところでも

2015年06月25日 | 十一間の大屋根
梅雨の晴れ間を縫って工事が進んでいる<十一間の大屋根>の現場。
雨の多い時期に屋根下地ということになってしまいましたが、養生シートで木材を濡らさないような気配りが感じられる現場。(^^


施工を担当する工務店のブログでは施工状況をアップしている様子なのですが・・・今日は「GRデジタルの・・・!」なんて話じゃなくて。(-_-;)
屋根の下地に碁盤の目のように組まれたタルキ。さらに不自然と思えるように開けられた穴・・・?
まず、井桁状に組まれたタルキは、外観デザインを簡素に見せるため(妻面に母屋の断面を出したくない)という思いの裏側ではこんなことをやっているんです・・・といった事でしょうか。
そして、不自然に開けられた穴は、構造上必要な妻面に伸びるタルキ、でも屋根下で屋根頂部へ通気もなければといったところから開けられた穴なのです。

工事が進んでしまうと見ることが出来なくなってしまうけれど、建物にとっては構造上、耐久性の点でも重要な部分。これも『縁の下の力持ち』という部分なのです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿