つれづれなるまま桐野日記

主婦向け漫画雑誌の漫画家、桐野さおりのブログです

木下恵介アワー

2013年07月20日 23時24分30秒 | テレビ
その昔、TBSテレビで「木下恵介アワー」と題されたドラマ番組があって、
ウチの母が毎週楽しみに見ていたのを覚えてる。
もちろん、私も母の横で見てたんだけど、なにせ幼かったので内容はまったく覚えてなくて。

それが最近、CSテレビの銀河チャンネルやTBSチャンネルなどで「木下恵介作品」がたくさん放送され、懐かしさについ録画して見てしまっているのだ。


「三人家族」というドラマ↓(テレビの画面を撮りました)

竹脇無我、栗原小巻、あおい輝彦さんたちが出ています







綺麗だな~・・・






真ん中の女優さん、懐かしい~~





菅井きんさんも出てらしたのねん



で、こちらは「二人の世界」

主演は同じく、竹脇無我、栗原小巻、あおい輝彦さん・・・



真ん中の俳優さん、「三人家族」でも出てらした






40年近く前の作品とは思えないほど、ホント、全然古臭くないんだわー

特に「二人の世界」は・・・
仕事の業績が悪化した責任を取る羽目になった主人公が左遷に遭ってしまい、
そこで生きがいを見いだせなくなり、まだ新婚だというのに会社を退職、
若い妻と力を合わせて喫茶店を開いて頑張っていく姿を描いている。

ま、脱サラ奮闘記と申しましょうか。
今、見ても十分新鮮で斬新だ。

で、今回見終わった後に気がついたんだけど、
脚本書いたの、かの山田太一さんだったのねーー
木下恵介さんって、演出家だったようで



「もう一つの春」と「それぞれの秋」も放送されてたんだけど、
こちらは録画し忘れて見そびれた、
でもいいのいいの、放送当時私は小学校の高学年か中学生かで、内容をよぉく覚えているから。

小倉一郎、小林桂樹さん主演。

「もう一つの春」の第一話の最初の場面なんだけど・・・

早朝のシーンの主人公のモノローグが、今でも印象的で、
確かこんなセリフだった。

「毎朝、近所の教会の鐘の音で目が覚める。
うるさいなと毎朝思うんだが、
昼頃にはもうすっかりその事を僕は忘れているのだ・・・」

このセリフを聞いた時、とっても感動して
「よし、いつか漫画家になったら、このセリフを漫画に使おう」と思ったものだ。

まぁ、まだ使ってないですけれど。
パクリになっちゃいますし・・・

セリフだけじゃなくストーリーも、凄く感銘を受けたドラマだ。


それにしても、なんで今「木下恵介」なんだ?
と不思議に思ったら、今年生誕100年なんですってね。

そういや、木下恵介が主人公のお話、映画になるんだったっけ。


たぶん、観に行かないけど(爆)

彼が演出した懐かしいドラマは、今後ももっともっと見たいと思います・・・



コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 涼しい | トップ | 暑気払い »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ムー)
2013-07-23 17:22:13
本当に懐かしい!
私は、母とよくありがとうを見てました。
水前寺清子さんと山岡久乃?さんが本当の親子みたいで面白かった。
喧嘩の台詞がまんま我が家の親子喧嘩。
リアルで良かった。
返信する
リアルドラマ (桐野)
2013-07-23 22:47:44
ウチでも見てた~、大好きな木曜ドラマでした

昔は、50話とか、長かったんだよね、
最近のは11話完結・・

短すぎて、登場人物がドラマの中で成長してないわ

そういや、「肝っ玉かあさん」なんてのもありました

懐かし~~~
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。