日暮れまでシトシト静かな雨が降り続いてましたが、
今は風がグォ~グォ~唸ってる~~
台風13号に備えて用意しました、電池も新しいのに入れ替えて。
天気予報士さんが繰り返し「停電になる恐れあり」と言っていたので・・・
ぐでぐでだったネームがようやく書き終り、只今下絵中なり。
体調を崩されている担当さんが私のネームを読んで
「何度も大笑いして元気が出ました」と言って下さり、嬉しいです。漫画家冥利に尽きますな。
久々のコメディ作品なので、下絵も描いてて楽しいですっ
今夜は、その次の作品のプロットに取りかからなければ、担当さんがお盆休みに入ってしまう。
こちらは事件物で、超シリアス。
少し長めのページ数、さて、どうまとめようか、思案のしどころ。
一か月前くらいに読み終えたんだった、すっかり忘れておりました。
将来の夢を持っていなかった主人公・外村(とむら)は、高校でピアノ調律師・板鳥(いたどり)に出会う。
板鳥が調律したその音に、生まれ故郷と同じ森の匂いを感じた外村は、調律の世界に魅せられ、
果てしなく深く遠い森のようなその世界に、足を踏み入れる。
ときに迷い悩みながらも、先輩調律師やピアノに関わる多くの人に支えられ、磨かれて、
外村は調律師として、人として、成長していく。
繊細で美しいお話でした。
作家、宮下奈都さんの達者な文章力のお陰で、まるで美しい旋律が本の中から聞こえてきそうなんですよ。
凄い表現力っっ
宮下さんの作品は、「たったそれだけ」「田舎の紳士服店のモデルの妻」に続き3作目だけど、
読めば読むほど、ファン度が増す。大好きな作家さんになりました。
山崎賢人くん主演で映画化されたんですよね、観に行けば良かった・・・
ただ・・私の中では、外村はもっと朴訥で不器用っぽい、例えば星野源さんみたいなイメージでした。
板鳥役は、三浦友和さんらしいです、これはもう本のイメージ通りっっ
先輩調律師役は、鈴木亮平さんとか。これまたイメージ通りっっ
思い起こせば・・・
私自身小学生の頃、1年に1度必ず調律師が家にやってきてた。
子ども心にも いっちょまえに「あ、今年の調律は好きな音っ」とか「今年はなんか曇ってる音」とか思ってた。
小3の時だったか。
調律のお姉さんに「もし、最初の音が狂ったらどうなるん?他の87音全部も狂うん?」などと
生意気にも訊いた覚えがある。
お姉さんは優しく笑って「間違えないから大丈夫だよ。これがあるから狂わない」と言って
音叉を見せてくれたっけ・・・
「なんで音叉があると狂わないの?」とは聞かなかった。
なんか魔法の道具なんかな、ぐらいに、その時の私は理解したんだと思う。
ふふ・・・遥か遠い遠い昔の思い出(遠い目)
さてっとそろそろお風呂に入ります。
いつもは12時過ぎて入浴しますが、停電になったら怖いからね
いや、怖いというより、お湯も出なけりゃシャワーも止まって困るから。
どうか大きな被害だけは出ませんように祈ります。
最後に雑誌の宣伝です。
ぶんか社から発売中の『家庭ミステリー2018 9月号』
宜しくお願いいたします。