レイトショーでお得だった「イニシエーション・ラブ」
面白かったです。本より私は好きですね、終わり方がっ
えっと。ここからは少々ネタバレになります・・・
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SideAのたっくん(鈴木夕樹)を演じていたのは、見たことない俳優さんでした
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で、マユとの恋が始まってくんだけど、結構前田敦子さんとのシーンが長くて
「一体いつ松田翔太くん、出てくんの?つうかSideBで出てきたら別人って丸分かりじゃん」
などと思いながら見てた。
夕樹演じる役者さん(名前わからん)、かなりブチャイク(ごめんなさいっ)で、ちょっと太め。
数学系で頭はいいけど、全く女にモテないダサダサ男を見事に演じてた。
SideAのクライマックス、
クリスマスの夜、静岡ターミナルホテル内のレストランでマユは夕樹にナイキの赤いシューズ
(1987年当時流行って、なかなか手に入らなかった)をプレゼントする。
本では、革製の財布とパスケースだったけど・・・・
ホテルを出たところにちょっと広場があって、噴水なんかもあって
夕樹は赤いシューズ履いて嬉しそうに走り回ってる。(きっと初めてのプレゼントに舞い上がってる?)
そこへ別のカップルが、「うわ~~嘘でしょ、あの二人、本当にカップルなの?」
的な事を可愛いマユとぶさいくデブの夕樹に聞こえるようにいう。
それで夕樹は決心する。
「おれ、痩せる。もっとかっこよくなる。マユのためにっ」
「え~~、たっくんは今のままで素敵だよぉ~」
夕樹は赤いシューズを履いて走っている自分を思い浮かべる。
赤いシューズのアップ。頑張ってジョギングしている足。毎日毎日。
その足先から、カメラが上へ上へ。顔は松田翔太だった。
そしてSideBへ・・・
たっくんは東京勤務を仰せつかる・・・
ってな展開。
上手い
本だと、読者の頭で「たっくん」像を作り上げるからAとBのたっくんを同じ人物だと想像して読んでしまう。
(作者の思う壺)
映像だと一目瞭然になるのに、そこ、どうするんだろうな、と。そこが一番知りたかった。
原作を知らない人は、クリスマスに痩せる決心をして、毎日走り続けて、
しかも自分磨きをして、尚も社会人になって洗練されたんだなと思うはず。
なにせ、12月25日から、東京転勤の辞令が出る6月19日までひとっ飛びだから。
半年あれば、そのくらいの変化を遂げる事もまぁ可能だから、と。
マジで上手い展開っ
一緒に見に行ったママ友も「マユの為に頑張ったんだ、たっくん」と思って見てたそうだ。
で、ラストだけど。
本だと、石丸さんが「辰也・・・」と呼んで初めて読者はSideAとSideBの「たっくん」が別人とわかり、
それで完結。
でも映画の方は・・・
辰也が酔った頭で電話番号を押し、間違ってマユに電話してしまった。
(本では梵ちゃんに電話するはずだった、でも映画では石丸美弥子さんに電話しようとしていた)
「もしもし?」と電話にでたマユ、「マズイっ」と辰也が思わず受話器をおこうとした時、
マユは「たっくん?」とごく普通に電話の向こうで聞き返してきた。
そのことが、ずっとひっかかっている辰也。
石丸さんちのクリスマスお食事会に呼ばれても、辰也は元気ない。
食後、2階の美弥子さんの部屋に上がった時、辰也は美弥子にいう。
「間違って電話したら、マユ、あまりに普通だった。もしかして俺と別れたって思ってないんじゃないか。
今日のクリスマスディナーをキャンセルした事だって、アイツは知らないんだ・・・」
と言って、さっと部屋を出て、車に乗り込む。
不満そうな美弥子。
辰也は車を飛ばす。高速に乗って静岡ターミナルホテルへ着く。
ホテルの入口(噴水のある広場)にマユを発見する。
辰也は嬉しそうに笑う、そして走り寄っていく、
がー、デカイ男とぶつかって転ぶ。
「大丈夫ぅ?たっくん」とマユが起こした男は、鈴木夕樹。
鈴木夕樹は、マユにもらったナイキの赤いシューズが嬉しくて広場を走り回っていたのだ。
(つまり時間的に、SideAの終わり頃だと、ここで初めて気が付く)
「たっくん~~!??」呆然の辰也。(誰だよ、このデブ、みたいな顔で夕樹を見る辰也)
「え、たっくん?」マユは辰也を見る。
鈴木夕樹も「たっくん~~!?」(怪訝そうに辰也を見る夕樹)
その後、ビデオテープが巻き戻るみたいに、本当の時系列順の出来事回想シーン・・・(日付入り)
で、最後の最後に、マユのちょっと残酷な笑顔のアップで映画終わった。
おみごと~~~~
本より良かった~~。あ、最初にも言いましたかっ
映画だと・・・
辰也が美弥子と付き合い始めても、本当に好きだったのはマユの方だったんだなと思える。
ホテルの前でマユを見つけて嬉しそうに近づいてったのに・・・
自分こそが二股かけられた事を知って、唖然~~~としている辰也。
(二股かけられた事ある女性は、ここ見て溜飲が下がるはず、たぶん・・・)
前田敦子さんの演技が想像以上に良かった。
可愛い顔して、平気で嘘をつき(夕樹に「初めての男がたっくんで良かった」とか)
最後、二人のたっくんににじり寄られても、しれ~~~っと微笑みかけている。
見事に小悪魔マユを演じてましたね
美弥子さんを演じた木村文乃さんも良かった、都会の出来るOL役ハマッてた。
クリスマスのお食事会でちょこっと出てくる美弥子さんの両親役、
片岡鶴太郎さんと手塚理美さんでした
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「男女7人秋物語」に出てたお二人を起用するなんて、憎い演出~~
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てか、80年代の音楽満載で懐かしかった~~
がー。「木綿のハンカチーフ」は80年代ではないぞっ←少々ツッコミ 笑
最後の時系列回想シーン、少しくどいかなと思ったけど。
原作知らないママ友は、「あれがないとイマイチ理解出来なかったかも」、つってた。
原作も、これから読んでみるそうです
レイトショーは私たち2人と、若い3人組(男の子2人女の子1人)だけだった。
映画終わって、「良かったねぇ、音楽懐かしかったねぇ」とママ友と話しながら階段を下りてくと、
その3人組がちょっと私たちを見たので
「楽しめた?おばちゃんたちは、どストライクだったんよ~」って言ったら
「あ、おれら1986年生まれなんで」と照れくさそうに笑ってた。
「それじゃあ、生まれた年の話だったんじゃない」
「あー、そうっすねー。でも音楽、聞いたことありますよぉ」
などと、親子のように年の離れた若者とおしゃべりしながら映画館を後にしたのでありました
さてっと、映画の感想はこれくらいにして、本業のCMをば・・・
ぶんか社から発売中の「恐怖の快楽2015 8月号」
再録ですが、宜しくお願いいたします