夕方、ウォーキング帰りに寄ったマルエツにて。
「さて、今夜のご飯は何にしようかなぁ~?」と野菜売り場で考えていたところに
「ねぇ。揺れてない?」と見知らぬ女性に話しかけられた。
「えっ?」・・・・どちらさん?と思った瞬間グラッときた。
地震~~~~
この間の夜の地震ほど大きくはなかったけど、結構長く揺れました。
ああ、怖かった~
今後も一週間に1度程度の余震が続くってネットニュースに出てたから
気を付けなくてはね・・・←気を付けようがないんだけども
そんな中で、
長風呂は怖いと思いつつも半身浴の読書時間は増えていく~・・・
綿矢りささん、確か2作目。前作の「インスツール」を読んだのは何年前だったかな・・・?
女性の人生に寄り添うように心の動きを描き切る短編集8扁。
最初はエッセイなのかと思った、綿矢さんの実体験ものなのかと・・・
いや、そう見せかけた小説なんだろうな。どれも読みやすくて、わかりやすいお話でした。
「静かな雨」と「日をつなぐ」の2扁。
とても平凡で、どこにでもいる恋人あるいは夫婦の穏やかで幸せな物語のはずなのに、
どちらもちょっと切なくて、ざわざわした。
特に「日をつなぐ」は最後の1行で一気に不安を掻き立てられる・・・
読者に その未来を託したのだろうか・・・?
凄い作品。
宮下さんのデビュー作だそうで。
このあと「田舎の紳士服店のモデルの妻」、「羊と鋼の森」と続くんだな。
私は「田舎の・・・」が大好き、なんて素晴らしい小説に巡りあえたんだと心から思ったものです。
普通の女性(主婦)の心情を実にうまく表現される作家さんです。
新作が出たら、必ず次も読みたい。
ああでも、文庫本化されてから、ですかね~