チャレンジ鍼灸師82歳:今、新しい医学・医療創造の志に燃えて生きる!

青春時代の社会変革活動の挫折をのりこえ、鍼灸の道へ。

自分が患者になった!

2011年05月28日 | 最近の治療体験から
これは一昨年夏の私の体験です!
鍼灸師の自分が患者になってみて
大変勉強になりました。
ある朝、起きようとしたら
突然の「左下肢の激痛」に襲われました。
動くと腰は全く痛まずに、下肢だけが痛むのです。
こんな激しい痛みは「生まれて初めて」でした!
勿論、
私はこれは「腰からの痛み」と分かっていますから
枕もとに置いているハリを1本、浅く自分で腰に刺して
いくらか激痛がやわらいでから、
階段を降りてきました。
その日なんとか、仕事が終わってから
近くの「大繁盛の整形外科へ行きました。
そこでは
腰と下肢のX線を摂っただけ・・・・・
「腰椎の第4~5椎間が1センチくらいずれている」
「下肢は異常なし」と言うことでした。

治療は、自分できるので何もしませんでした。
3~4日の自己治療で、
下肢の痛みは全くなくなったのにうまく歩けないのです。
自分では
痛みで歩けない
思い込んでいたので
何か別の原因があると考え、
かかりつけの内科の先生に相談したら
「すぐに大学病院の救急外来へいけ」といわれ
先生が大学に連絡を取って下さいました。
大学では、
整形外科と神経内科の先生が二人で
頭から足まで、X線撮影・反射テストをふくめ
全身の診察をして下さいました。
結果は
「腰椎は全然異常なし」


足を重ねて熟睡してしまったための
「腓骨神経麻痺」と分かり
「ビタミンB12」を投与されただけでした。
大繁盛の整形外科では「初歩的なテスト」も「歩行観察」も
全然しませんでした。
私も
「痛み」だけが気になり
勉強した「基礎知識」もすっかり忘れ
「初歩的テスト」もしなかったことを反省しました。
それと
「下肢の痛み」の有無による
「腰椎のX線画像」の明確な違い
の意味も考えさせられました。

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