ひざっこぞうのがんばるブログ

スキルス胃ガンになっちゃったバツイチ母の闘病メインだけど他にもいろいろ書いちゃう日記

花が咲きました

2008-06-11 | 我が家の近況報告
我が家のバルコニーに新しい花が咲きました。

グレープフルーツの花。


去年の夏、デザートに食べていたグレープフルーツから
あまりにも見事な(?)種が出てきたのでつい植えてしまったら
10センチほどに成長しまして、こんな花を咲かせてくれました。
まさか実は生らないと思いますが、今後の成長が楽しみです。
ただし、柑橘系は毛虫がつくので気をつけないとね。

ラベンダー。


なかなか成長しなかったので心配してたんですが
今年はぐんぐん伸びて、念願の花が咲きました。
こうなると、もっとたくさん植えたくなってきますね。

面倒見の悪い我が家のベランダでも咲いてくれるって、うれしいです。

昨日の診察にて

2008-06-08 | 闘病生活
昨日書き忘れたことをいくつか。

1週間ほどまえ、舌に黒ずみができていることを発見。
お薬の説明を読むと、下痢止めの中の「次硝酸ビスマス」という薬の副作用の欄に
「歯肉や舌・口腔内に色がつくことがある」とありました。
そのような場合は 主治医に申し出てください とも。

つまり申し出ないといけないような症状だ、ということだと思ったので
昨日の診察時にちゃんと話しました。
I医師は舌を見て「TS-1の影響かな?」とおっしゃいました。

おいおい、TS-1はもうずいぶん長いこと飲んでないんですけど。

下痢止めの副作用じゃないですか?と言いましたら「あぁそうか」と。
で、それだけ。
心配ないのかあるのか、このままでいいのかいけないのか、なんにも指示はなし。
それでいいんですかい?

舌の先がぴりぴりすることもあるのでそれも伝えましたが
それについても、なにもなし。
ついこの前、臨時で見てもらったIB医師から舌癌の話を聞いたばっかりだったので
少々不安なんですけどね。
あんまり続くようならもう1回訴えてみようと思います。

さらに「目がチカチカすることがある」とも伝えたのですが
う~ん、今飲んでる薬の副作用でそういうことは聞いたことがないなぁ、でおしまい。
聞いたことがないなら「眼科に行ってみろ」とかなにか言えないのかい?
なんか別の病気が隠れてたらどうしてくれんだよ?

100円SHOPで買った老眼鏡がそろそろ合わなくなってきていることだし
ひょっとしたらそのせいかもしれないので
これについては今度、自分で眼科に行ってみようと思います。

さて、あいかわらず下痢が続いているわりに元気な私。
栄養値はどうなんですか?と聞いてみましたら
それほどいいわけではないけれど、それなりに横ばい、とのこと。
特に悪くなっているわけではないそうです。
それでも最近、ちょっと重いものを持つとしんどかったりするので
点滴と一緒に栄養剤を入れてもらうことはできませんか?と聞いてみました。
手術後の食事ができない間はそれで栄養を摂っていたわけですからね。
そういうことが通院でもできないものかと。

点滴の栄養剤は、一日に何パックも入れて栄養補給するものなので
それを週に一回1パック入れた程度ではあまり意味はないけれど
やらないよりはいいだろうということで
昨日の点滴時、試しに追加してもらってみました。

私、甘く考えておりました。
そういや、あの点滴のパックってけっこうデカかったんですよね。
1リットルサイズでございました。

抗がん剤のタキソール&生理食塩水が
腕から0.5リットル、ポートから2リットル。
それにプラスしてビーフリードという栄養剤が1リットル。
しめて3リットルの水分が一気に体内に入るのです。
生理現象が頻繁に起こるのも無理はありませぬ。
点滴台を引きずりながら、何度もトイレへ向かうハメになりました。

虫のよすぎる要望ではありますが
化学療法室って点滴専門の部屋なんだからさ
トイレを隣接して作ってもよかったんじゃないかい?
専用の薬の調合室という大そうな設備を備えてあるくらいなんだから
そのくらいできただろうに。
点滴台を連れて廊下の向こう側まで歩いていくのって、けっこう大変なんですよぉ。

と、勝手な不満を覚えて帰ってきたのでありました。
家に帰ってからも、トイレの回数は多かったです。
足がむくむかなぁと思ったのですが、いまのところ大丈夫。
でもお腹はパンパンですので2.3日は油断がなりませぬな。
体重を量ったら2キロ増。
つまりそれだけの水分がまだ体内に留まっているのですよね。
今日はあまり歩き回らないようにいたしましょう。

26回目の点滴、そして再発

2008-06-07 | 闘病生活
26回目の点滴を無事、受けてまいりました。

採血室に行くと、初めてお見かけする若い女性の検査技師さんを発見。
それとなく観察していると、やはり手元が怪しいし、患者さんとの会話もあやふや。
あの人に当たっちゃったらイヤだなぁ
絶対私の腕から採血できないだろうなぁと思っていたら、見事にビンゴ!
どうしてこういうときには当たって、宝くじや懸賞には当たらないのでしょう?
採血室でのくじ運は決して悪いほうではないような気がするんですが・・・

血流を止めるためのバンドの締め方もゆるくて、血管を探すのにも苦労しておられます。
いや、それよりも先に、患者の取り違えを防ぐための名前の確認を忘れていらっしゃる。
このまま続けちゃう気ですかい?

ここは先手必勝。
私のほうから「みなさん、私の血管は難しいとおっしゃいますけど・・・」
その女性はほっとした様子で「そうですね、他のものとかわります」と
あっさり退場なさいました。
もう少し上手になったら、またお願いしますね~。

ベテランの方にかわってもらい、無事終了。
談話室でスープを飲んでから診察へ。
I医師は難しい顔をして、先日撮ったCTスキャンの写真を見ていらっしゃいました。
いやな予感。。。そして、それは見事に的中したのでございます。

卵巣に転移らしき影がありました。
それはおそらく、腹膜播種が再発した結果、卵巣へ飛んだものだろうとのこと。
ということは、卵巣だけではなくその他の臓器にも転移している可能性が大きい。
ということは、卵巣だけ切除しても無駄である。よって、抗がん剤で消すしかない。

再発・転移が認められるということは
TS-1とタキソールが効かなくなっているのかもしれない。
もしも腫瘍マーカーの数値が大幅に上がっているようなら
抗がん剤を変更することを考えなければいけないけれど
今日の結果がまだ出ていないので、次回までに医療チームで検討しておく。

もし抗がん剤を替えると、今度は消化器系の副作用つまり下痢や嘔吐が出る可能性もあるので
今の体重では耐えられないかもしれず、ひどいようなら入院での投与になるかもしれない。

今続いている下痢も、腹膜播種の影響だと考えられるので
これ以上抗がん剤の投与を待つわけにはいかない。
白血球4700。好中球47%で2209と好結果なので
タキソールもTS-1も再開しましょう、と。
今まではTS-1を飲むと下痢がひどくなる可能性があるからと
タキソールのみにしていたのですが、もう一刻の猶予もならないという感じでした。

手術からたった4ヶ月足らずで、もう再発かい!
せめて半年間の予定だった抗がん剤投与を終えて、ポートを抜いて
1年か2年でもいいから、すべてから解放された生活を送ってからにしてほしかったです。

こんなんなら手術なんてしないほうがよかったんじゃないの?
そのほうが、少なくとも食事に不自由することもなかったし
体力的にも抗がん剤に耐えられてたんだし。
手術の時期が早すぎたのかもしれません。

でもI医師は「手術はけっしてムダではなかった」とおっしゃいました。
そりゃアナタにとってはムダじゃなかったかもしれないけど
普通の生活を送りたい患者からしてみれば、ただ自由を奪われただけですよ。
結局これからずっと、解放されることなく闘っていかなきゃいけないんじゃない。
しかも今までは転移してなかった臓器に、今はすでに転移があるかもしれないわけでしょ。
いったい私はどうなるの?

まだ頭が混乱しておりまして、なんの覚悟もできておりません。
なにをどう考えたらいいのかわかりませぬ。
次回、医療チームで話し合った結果を聞きながら
今後の生活を考えていくことになると思います。

さて、化学療法室で点滴を終えたのが午後1時半すぎ。
前回の約束どおり、I医師は診察室で過去のCT写真を並べて待っていてくれました。
胃があるときのものと、切除したあとのもの。
内視鏡で見たガンの「最盛期」の写真と、手術直前の小さくなった頃のもの。
そんな写真を複数枚、デジカメで撮らせてもらいました。
「こんなことする人は初めてだなぁ」と言われました。
あまり時間をとらせてはいけないと慌てて撮ったので、ちゃんと写っているかどうか。。。

こういう写真ってブログで公開してもいいのかしら?
パソコンに取り込んで確認してみてから、考えますね。
ま、見たいと言う人もあまりいらっしゃらないかもしれないけど。

来週は娘ッ子の学校で保護者会があるので、診察はパス。
次の診察は再来週になります。
久しぶりのTS-1なので、副作用がひどくないといいのですが。。。
ちょっと不安。

CTの結果は最悪のものでしたが、ひとつだけわかってよかったことがあります。
下痢の原因が食べ物にあったわけではない、ということ。
つまり何食べたって同じなんですよ。
じゃあ、何食べてもいいってことだ。
これで安心して、乳製品も油ものも食べられます。
よかったよかった。
さっそく帰りに久しぶりの牛乳を買ってきました。
豆乳やアカディもいいけどね、やっぱ風呂上りには牛乳でしょ。

25回目の点滴中止

2008-06-01 | 闘病生活
CT検査に引き続き、診察&点滴のため
またまた昨日も病院へ行ってまいりました。

雨だったので、それもかなりひどい降りだったので
駅からタクシーを利用。
初乗り710円は高いです。
なぜ初乗りが2キロなんでしょうね?
1キロ350円くらいだったら、もっと気軽に使えるのにな。

さて雨のせいか、血液検査も空いていて診察も早めに呼ばれました。
いつも点滴が終わる頃には外来はとうに終了して
病棟が無人になってしまい心細いので
今日は早めに終われるなぁと思っていたのですが・・・

白血球が3400。好中球が26%で884。
なぜこんなに少ないの?
先週は点滴してないし、旅行に行っておいしいものいっぱい食べて楽しんできたというのに。

きっと前日の造影剤のせいだ。
帰り道に目がチカチカしてだるくなって、少し休んだんですよね。
旅行の疲れもちょっとはあったかもなぁ。
やっぱ検査の日程に無理があったのかも。

そんなわけで点滴は中止となりました。
手術後まだ3回しかやってないのでI医師も少々焦り気味。
できればやりたいけど、この数値じゃねぇ、と悩んでおられました。
とりあえず下痢を止めて体重を増やせばどうにかなるだろうということで
下痢止めの処方量がまた増えました。
腸ろうから入れる栄養剤も、入れれば入れただけ排泄されてしまうので
もう無理にやれとは言われません。
とにかく食べるしかないでしょう。食べてるんですけどね。。。

白血球を増やす注射を打っただけで帰宅となりました。

先週の診察をすっぽかした件については
診察室に入ったときに「先週は申し訳ない」の一言だけでおしまい。
おいおい、そんな程度かい?
私はかなり迷惑をこうむったんだけど?

患者に対しての医師の態度なんて、そんなものなんでしょうか。
少々不満は残りますが、こちらも命を預けている以上
あまり強いことは言えません。
とりあえず謝罪があっただけでもよしとしましょう。

ただ、やはり後ろめたい気持ちがあったらしいことは
話しぶりを見ていてわかりました。
なんとなく目を合わさないし、冗談も出てきませんでしたから。
こちらがいつものように笑いながら話し初めて
ようやくI医師も笑顔になったところを見ると
けっこう気にはなってたのではないかと思います。

レントゲン写真をデジカメで撮らせてもらう件も
めずらしくI医師の方から「いつにしようか?」なんて聞いてきました。
おや、ちゃんと覚えてたんですね?
来週、点滴終了後の無人になった診察室で
好きなものを撮らせてもらえることになりました。
そんな遅い時間でいいんですか?と聞くと、かまわないとのお返事。
先週の埋め合わせのつもり?なんて考えるのは、ちょっと意地悪かな?

ようやくレントゲンが手に入るのね。
どんなのがあるか楽しみです。

先日、手術後初めてアルコールを飲んだんですが
ものすごく早く効いてくるんですよねぇ。
いきなりカァッと熱くなりまして。
飲んで、すぐ腸で吸収されちゃうからしょうがないんだそうです。
慣れることはないだろうと言われました。
そんなぁ。
そろそろ飲みにも行きたいのにな。
養命酒一口で酔っ払ってるようじゃ困るぞ。