湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

この季節に思うこと

2019-02-27 10:55:40 | 日記
東の隅っこの
この場所ときたら
春の足音は
そこまで来てるというのに

西から順番に
移動してくる暖かい風は
重苦しい雲には
まだまだ勝てなくて


分厚い雲が居座ってしまう
だから、
これからの数十日の長さといったら
憂鬱をともなって
スカッと晴れる日が少ない


そのせいか
ほかの場所よりも
春だ春だと言いながら
春から初夏までが
亀の歩みのように遅い


夜明けは早いのに
春は遅い

いつまでも
冬物の洋服が仕舞えないでいる


この土地は大好きだけど
この時期はあまり好きじゃないの

まして
あの忌まわしい大きな揺れに見舞われた時期に差し掛かる


今朝のニュースで
30年間にまた大きな揺れに見舞われるらしいと発表された

どこにいても揺れる日本

それは重々承知はしてる

あの時
二度にわたる大きな揺れが来た時に
耐えた家屋は
その後数年にわたるかなりの揺れで
歪みが生じ
今度あの時みたいな揺れが来たとしたら
耐えきれるだろうか、、、。


東のすみっこは
いわば
日本が折れ曲がる場所


そこに
地震を鎮めると言われる石が
クサビのように埋め込まれ
大ナマズの頭を押さえていると言われている


きっと
その石を拠点にして
また、曲がってしまうかもしれない大地


西に大きな揺れの予感もあり
東に大きな揺れの予言もあり


パタパタと折り鶴を生み出した国


願いを込めて
伝えなきゃいけない人には
しっかりと
思いを伝えておかなきゃって


今日も冬空の冷たい風を受けながら
ふと思うこと


深い灰色の空を見上げて









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