湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

北斗七星とポラリス

2019-02-07 20:30:37 | ポエム
昔、小説の題名に

『君はポラリス』と言う本があった



ポラリスってなぁーに?

ポラリスって、北極星だよ

北極星ってどこにあるの?




北の空の

ひしゃくのような形の星を辿って

ひしゃくの先の5倍ほどの場所に

揺るぎない星

ポラリスはたたずんでいる



昔々

何もない時代に旅人達は

この星が目印に歩いていった



『君はポラリス』



まわるまわる

めぐるめぐる



星達の中心にいて

星達を見守るように

人にも優しく

人を勇気づけた



今日も見つけたポラリスを

見上げて思うよ



私は誰に優しく

誰を勇気づけて、すくえるのだろうって。







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風の音とマリーゴールド

2019-02-07 08:00:43 | ポエム
風の冷たさの中
少しだけ春めいて


飛ばされそうな中
何とか写真をって


誰に見せたいの?
誰にだって見せたくない


私の心は
こんな風にも飛ばされやしない



風の強さのせいで
耳に雑音がはいる


かじかんでくる指
ポケットに入れたの


誰と話したいの?
誰とだって話したくない


私の心は
上っ面なことで覆い尽くせやしない



風の冷たさ
上っ面な親切心
分かったフリした言葉たち



みんなみんな要らない


今あるのは
確かなポケットの温かみと
電話ごしの優しい声と


私がこころから
感じられる温かみ


それさえあれば
もう何も欲しくはないんだよ

















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