しばらく字を追いかけていると
一字一字が
水滴のついた紙の上に
乗っかって
浮かんでいってね
字の端っこのほうから
滲んで
ほどけていくように
それは、
字の外側から始まって
ほろほろと
滲んで
バラバラになろうとしてる
それでも
必死に手を繋いでいるように
最後には
それが
暗号なのかなんなのか
何次元かの世界を圧縮して
重ねて
ガラス板から
透かして
見てるみたいに
幾重にも
文字が重なっていくようなんだよ
白いページと光が屈折して
私の目を小刻みに刺していく
だから、そっと
目を閉じてみる
閉じた瞬間から
開ける瞬間まで
ほんの少しだけど
ほんの少しの怖さ
窓ガラスから
差し込む日差しがキラキラと
輝いていた日を思うよ
色んな色した
木漏れ日の小道を
色を探して歩いた日を思うよ
空が空の色でありますように
どんな青だって
どんな藍だって
受け止める気持ちは忘れてないよ
その文字から
想像できるだけの
頭の中の3Dワールドさえも
霞んだままじゃなく
クリアに見たいんだ
一字一字が
水滴のついた紙の上に
乗っかって
浮かんでいってね
字の端っこのほうから
滲んで
ほどけていくように
それは、
字の外側から始まって
ほろほろと
滲んで
バラバラになろうとしてる
それでも
必死に手を繋いでいるように
最後には
それが
暗号なのかなんなのか
何次元かの世界を圧縮して
重ねて
ガラス板から
透かして
見てるみたいに
幾重にも
文字が重なっていくようなんだよ
白いページと光が屈折して
私の目を小刻みに刺していく
だから、そっと
目を閉じてみる
閉じた瞬間から
開ける瞬間まで
ほんの少しだけど
ほんの少しの怖さ
窓ガラスから
差し込む日差しがキラキラと
輝いていた日を思うよ
色んな色した
木漏れ日の小道を
色を探して歩いた日を思うよ
空が空の色でありますように
どんな青だって
どんな藍だって
受け止める気持ちは忘れてないよ
その文字から
想像できるだけの
頭の中の3Dワールドさえも
霞んだままじゃなく
クリアに見たいんだ