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WindowsCE FAN/Windows Phone FANのウェブマスター日記 2007年~2011年版です
Windows Phone FAN日記









iPad と iPod の類似性
あまりに数が多すぎて、すべての記事をフォローできているわけではないが、「iPad」記事については、見方の違ういくつかの見解があるように思う。

1) iPhone の成功にひっかけるもの
2) アプリストアの力を礼賛するもの
3) Steve Jobs の成功にひっかけるもの
4) コンテンツの有料化に関するもの

このうち、個人的に一番気になったのは「4) コンテンツの有料化に関するもの」だ。この内容というのはざっくりいうと、iPod / iTunes 前夜に音楽業界が置かれていた状況と、今の新聞、書籍といったデジタルコンテンツ業界の置かれている状況が似ていると指摘するものだ。

音楽業界の置かれていた立場は下記のような内容だ。
2001年頃だったか、iPod / iTunes が登場する以前、音楽業界は Napster に代表されるファイル交換ソフトの登場により、壊滅的なダメージを受けていたと言われている。そこへ、iTunes Music Store が登場し、音楽を 1/3程度の価格だが、少なくとも有料で販売する秩序をもたらした、というものだ。

一方、新聞、雑誌業界というのは、自らの意志としてインターネットサイト上で無料のニュースサイトを立ち上げて、自らの収入の基盤である紙の新聞や雑誌の発行部数を減らしながら、減少分の埋め合わせもできない、わずかな広告収入を得ている。ここに iPad が登場することで、従来よりは安価だが、有料でテキストや写真が販売できるのではないか、と期待しているというわけだ。

実際、プチ成功例もある。Amazon Kindle だ。米国ではすでに 50-100万台販売されたといわれる。実際に使ってみると、確かに Kindle は軽いし、反射型で文字は読みやすく、英語版の電子書籍しかないことをのぞけば十分魅力的だと感じた。ハックして、日本語フォントを入れて、2ch のスレッドなどを大量に放り込んでおけば、結構長い時間楽しむことができた。

だから、iPad についても、私の場合、1週間のうち、マンガ雑誌が 5~6誌(というのはイブニングが隔週だから)、その他、日経ビジネス、東洋経済、週刊ダイヤモンド、週刊アスキーなどのうち数冊を選んで読むという生活だ。これで、毎週 2,000円 ~ 3,000円使っているわけで、これらがすべて iPad で読めるようになるのであれば、喜んで毎週支払ってもいい。しかも、iPad に切り替えることで、支払いが 1,500円くらいに圧縮されるのであればなお喜ばしい。

米国で成功するかという課題と、日本で成功するかという課題は必ずしも一致はしない。しかし、日本でも携帯電話でマンガや、ケータイ小説が読めるようになっている現状からすると、代わりに iPad で有料で読む習慣が根付いても不思議ではない。あまり、ここでは考察するつもりはないので、いったん終わりにするが、iPad が成功か、失敗か、という結果は来年の今頃にはでているだろう。

もちろん、ガジェット好きな自分としては、成功してほしい。
[ iPad ] / 2010-04-04 03:34:00 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




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