でぇごんさんの大子日和♪

旧名「大子のでぇごん」。でぇごんさんの茨城県の大子町での日々つれづれ。
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大子の桜前線、開花!と「浅川のささら」。

2016年03月29日 | 日々つれづれ♪

やっとこ桜が開花した、茨城県の大子町からです。



大子町では一番咲きとなる、町役場庁舎にかかる枝では数輪の桜の花が見られました



大子町役場わき押川堤防の桜並木。
しかしながら、多くの枝ではまだ開花待ちです。

一番咲きの頃としては、これまで早い年が3/20すぎでしたので…例年通り、ちょっと早めの花見模様になりそうです。

これから大子町の各地で桜が咲き誇る華の頃です

先日は、ここ大子の商店街より北西にちょっと行った浅川地区で、20年毎の祭事・神事でした。
「平成28年 熊野神社・真弓神社正遷宮合同祭礼」
茨城県指定無形民俗文化財となっている、「浅川のささら」といわれる神事です。
詳細は、「大子町の文化遺産ホームページ」http://www.daigo-bunkaisan.jp/page/page000010.html



ささら舞の奉納・お披露目の会場になったルネサンス高校(旧浅川小学校)にはたくさんの人々が。



地区より厳選された、太郎獅子・次郎獅子・女獅子、4人の囃子方が囃す笛で五穀豊穣を願う舞など10種のささら舞いが奉納されました。

そして彼らによって、20年後にむけた保存を責任感ある姿勢のもとで受け継がれていきます。
地元に生まれ、地元で育った者だけが神事を受け継いで、語っていきます。

伝統文化と芸能というものは、地域の許された者だけが語れるものでないといけないものと思います。
「伝統」という、一子相伝のように厳しい生き方・門外不出などという「変えてはいけないもの」を伝えることは大変なものです。
これを20年にわたって行うのですから、驚くべき事です。

また、「伝統文化・芸能」は、調査及び解説の人など一部を除いて、よそ者が気安く語ってしまうようではいけないものとも受け取れます。
入り込んできたヨソ者(あえてきつい言い回しです)に気安く語られるスキがあっては「文化」が変わってしまう危険性を示しています。
これは郷に入っては郷に従え、とのいわれにも通じます。
私たちも気をつけたいと思います。


大子の桜前線と20年毎の祭り、辛口まち談義。

2016年03月23日 | 日々つれづれ♪

桜開花がもう少しな、茨城県の大子町からです

今年の桜開花は東京都では例年より5日ほど早いと。
ここ大子町では、まだつぼみです。



平成28年3月22日、大子町役場わき押川堤防の桜並木の一部。
硬いつぼみがふくらんで、花にいよいよなろうとしている段階でしょうか。

大子町では、各地で「お祭り」が残っていて、今年は郡部(中心市街地まちうちに対して外側の地区)で3箇所も春の例大祭があるとのことです。
そのうちのひとつ、20年ごとに行われる祭礼がこちら。



熊野神社・真弓神社正遷宮合同祭礼
平成28年3月26日(土)・27日(日)
浅川地区にて開催、会場はルネサンス高校グランド(旧浅川小学校)

「ささらの奉納舞」
26日(着興祭) 午後3時
27日(還幸祭) 午前11時

当地では「浅川のささら」として伝わる、茨城県指定無形民俗文化財となっている伝統芸能、祭事です。
ぜひ見ておきたい、「ふるさとの祭り」ですね

こっから長文です…。



東日本大震災から5年を迎えた、平成28年3月11日の、大子の商店街です。金町通り。
アノ日は、道路に看板や老朽化した街路灯が外れて破損散乱し、町中が大混乱でした。
今日では、いつかの静かな街並みと人の行き交いで、昭和は遠くなりにけりの寂れ模様です…。
けれども、茨城県の山間にある中心市街地、商店街としては今でも元気にお店を開き商売が続いている貴重な地域資源が保たれています。

最近、ふと思うことがありました。

よそもの。

いつだったか、よそものを受け入れられるまちになってほしいとの願いをかけたことがありました。
しかし時を経て、全てがそうではない事実。

受け入れるべきものと、受け入れざるもの。

人材だけではなく、アイデアや行動など…さまざまの諸事を受け入れる大前提がこの町には欠如してないか?と思うようになりました。(筆者個人の考えかもしれません)
要は、コミュニケーションの成立です。
モノゴトを成すために、勝手に案じ、勝手に行動されるのは誰でも受け入れざる…場合によってはプラスの意識に転ずるとみられることもあるかもしれませんが。

それは、このブログに出る情報と他の媒体の情報でないものあるものが違うことに気づいた方はわかっていただきたい点が見えていらっしゃいます。

地元にいるのに、「そのモノゴト」の情報が入ってこないのです。

どうしたものか…。

最近、街並みを充実させる目標で事業の案が提示される会合がありました。
しかしながら、後日になって「地元の人々がやりたいものではないんじゃないですか」という模様が伺えることになってしまったことがありました。
どうも大子の商店街に「いる人」の考えではなく、外側の人の考え…いわゆる「よそもの目線」の発生なのですが、いきなり事業に進む、地元との「夢語り」をもって地元の意識を変化させることなく、いわば地元を疎かにしたまま「やっちゃいましょう」だったのです。
(数人の地元参加者はいましたが、流れとしてどうなのかは不明です)

このまちを、何とかしたい。

それは誰しもが思うことでしょう。
しかし、「まち」は、そこに住まう・商売をしている人々が作り上げてきたもの。
今ココにある、昭和懐かしの風情がそのまま残っている大子の商店街、では不十分なのでしょうか…。
問題は、地元、足元にいる人々の考えで「まちを良くしよう」というものではない、地元ではない力によって「まちづくり」がされるのでは?という地元置き去りの風潮が見えてきてしまったことが残念に感じるのです。

それは、冒頭の桜開花のことにも通じ、一部の枝だけ咲いてなかったら「きれいな桜の木」に見えないですよね。
開花(人および活性化)が足並み揃えて満開になって、はじめて「桜」つまり、「まち」がつくられるのだということです。
わかりにくい記事になってしまいましたが、今の状況はこうなっております。
とらえ方は人さまざまかと思いますが、そこにいる地元の人々の意識をしっかり保って、大子町らしい「大子の商店街」が続くことを願ってやみません。

桜満開の頃に、ぜひ街歩きにでもおいでください


大子町 百段階段でひなまつり。

2016年03月01日 | 日々つれづれ♪

今をさかのぼること8年前、2008年3月2日。
大子町の本町通りにある十二所神社の百段階段でとんでもない企画が行われた日です。
「百段階段でひなまつり」
大子町商工会女性部の皆さんが地元の資源を活用して、大子町の活性化を目指して開催しました。
それはそれはとても壮大で晴れやかな、日本一を名乗れる雛飾りでした。
途中1度だけ、降雪による中止でお目見えが出来ない年がありました(当時の記事→http://blog.goo.ne.jp/cedaigo-city/e/fc67cb0c99f9050ba75b3ac7177ea958
始まって以来、これだけ大きなイベントになろうとは想像できたでしょうか。

梅花香る茨城県の大子町からです。

3年ぶりに快晴のもとでの「大子町 百段階段でひなまつり」が開催されました。
平成28年2月28日の日曜日。







お見事でございます!

もちろん、初めの頃はこの百段階段にひな人形を並べただけのものでしたが、年を重ねてグレードアップが図られてきました。



階段を上れば、十二所神社への参道が続きます。



前々回あたりより、十二所神社の本堂へも雛飾りが置かれるようになりました。



さらに奥にある「蒟蒻神社」にも飾られています。



参道では、大子町のお菓子、しゃも焼き、蒟蒻味噌おでんや地酒などを寄せて物産展も開かれました。





いつもはひっそりした大子の商店街も、百段の荘厳なお飾りを一目見ようとたくさんのご来客で賑わいを見せていました。

大子町文化福祉会館「まいん」では、町で売られているアップルパイを一堂に集めての品評会&即売会も行われ、売るモノはほとんどが完売だったそうです!



大子の商店街を目指す車列が遠く見える国道118号線で渋滞でした。

いよいよ、春本番がまいります