いよいよ、静かな山間の街がざわめきだしました。
茨城県の大子町からです。
まずは神様の御光臨から…
「日暈(ひがさ)」
ハロともいいます。薄雲によって太陽の周りに虹。珍しい光景です。
神様の御光臨より、昇殿へと…いよいよお祭りです。
平成弐拾五年
十二所神社春季例大祭
余興ぶんぬき
5月4、5日
宵町祭 5月4日(土)
御神輿渡御 神社発 10:30~ 御仮屋(本町)着 16:30
各町屋台巡行 宵町祭一番巡行 9:00~16:30
宵町祭二番巡行 17:00~21:00
余興ぶんぬき 七町屋台競演 18:00~ まいん会場
三町屋台競演 19:30~ 本町通り
四町屋台競演 19:30~ 旧関東銀行前角(まるす前)
本町祭 5月5日(日)
御神輿渡御 御仮屋発 12:00~ 神社着 16:00
各町屋台巡行 本町祭一番巡行 9:00~16:30
本町祭二番巡行 17:00~21:00
余興ぶんぬき 七町屋台競演 18:00~ まいん会場
三町屋台競演 19:30~ 本町通り
四町屋台競演 19:30~ 旧関東銀行前角(まるす前)
十二所神社祭典実行委員会・大子町連合若連
お問い合わせ先:大子町観光協会
「ぶんぬき」
十二所神社のお祭りの中で行われる、屋台のお囃子の競演のことをいいます。
踏み抜く打ち抜くという意味の茨城弁で、お囃子競演で相手の囃子の調子を乱す様に、
太鼓の皮を打ち抜くほど荒々しくお囃子の打ち合いをするところから名がつきました。
お囃子の競演勝負によって、角角での出会い頭の先行き順を勝負します。
天も割れんばかりの勇壮盛大なお囃子競演がこのお祭りの見どころの一つです。
「七町内の屋台」
慶長14年(1609年)、佐竹氏支配下にあったここ大子の地は、水戸藩開藩で水戸藩領になり、
今年で404年を迎えます。
天神七神、地神五神を祀る愛宕祭の変遷の中から建造された七町内の屋台は、
徳川御三家領内を象徴し天守閣様式をもつ大八輪屋台になったと伝わります。
この七町内屋台は、北関東の祭礼考証にも希少な存在となっています。
「十二所神社」
五祭神十七神を祀り、1280数年前、聖武天皇の神亀四年に当地方の守護神として鎮齋されたと伝わる社伝。
慶長のはじめに佐竹義宣公の寄進で社殿の改築が行われました。
明治六年四月一日に村社に列格し、明治四十年四月十日に共進指定社となりました。