奥久慈・大子の夏の夜空に咲く、大輪の花と幻想的に揺れ流るる灯。
大子町花火大会と灯篭流し
8月14日(土)
午後7時~8時45分
※雨天の場合は、8月21日(土)に延期。
主催:大子町花火大会と灯籠流し実行委員会
大子地蔵尊祭典実行委員会
お問い合わせは、大子町観光協会へ。
花火大会と灯篭流しの起源は、あの日本一大きなお地蔵様の祭典からです。
前回の昔話が現代へと、つながっていきます…後編です
泉町の地蔵講のおばあさん達による、子安地蔵尊の祭典は
明治、大正そして激動の昭和時代へと継がれます。
しかし…
縁日の行事は太平洋戦争中も続けられましたが、戦時体制により物資が乏しくなり、
お灯明をあげたり団子をつくることができなくなっていきます。
今では、お線香・般若湯・祈願済の笹旗、妊婦さんに安産ローソクを差し上げています。
やっと終戦を迎えたのもつかの間…
昭和36年(1961年)、またも洪水が町を襲います。
この当時、今の松沼橋が地獄橋だったことで流されてしまいました。
流された橋は永久橋の建設をすることになり、工事の関係で
お地蔵様とお堂が松沼の現在地へ遷座されることになります。
(昭和38年5月に松沼橋が完成。)
松沼橋建設が進められている頃、町内の有志によって
”コンクリート造りの大地蔵尊を建設し町の名物にしよう”
と大子町地蔵尊建設委員会が設立され、地蔵尊の建設が進められます。
そして…
どど~ん!!!
昭和39年11月23日、高さ9.62Mの日本一大きい地蔵尊が建立されました。
これまでの”子安地蔵尊”はお堂に入っています。
立派な目鼻立ちは子供の健やかな成長を祈っているかのよう…。
今では、「大子地蔵尊」の名称で花火大会の一連の祭典として、
地元・泉町の町内会の方々に受け継がれ、毎年8月14日に行われています。
~~~完~~~
今年は久慈川で水難事故が相次いでおります。
花火観覧においでの際には水難供養をお願いいたします。
いかがでしたか?
古くは地蔵尊の祭典縁日から始まり、灯篭流しで水難供養、花火打ち上げとつながった
大子町の花火大会と灯篭流し。
ぜひお地蔵さんをお参りしてから花火をお楽しみ下さい。
かつての写真を、ぜひ拝見したいですね。
私の小さい頃は…(たぶん)今の形式になった最初の花火大会で
レーザー光線?と大轟音に泣きまくった記憶が。。。
また、ぼんやり照らされたお地蔵さんにビックリでした。
泉町に親戚があるので、そこから撮影したものです。
私が生まれた時はまだ、今の松沼橋はなかったんですね・・・
お地蔵様は物心がついた時から祀られてました・・・