瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

終わりの向こう

2019-01-22 22:10:47 | 随想
もう無理、と思った時が終わり。そこが限界。でもそこを限界と設定しているのは自分ですからねえ。

自分の設定した世界は確かにそこが終点です。限界です。しかしそこから自分の設定の向こう側が始まります。限界は終わりであり始まりです。

自分の設定した範囲内でことを収めるのは無難ではありますが、おもしろくない。可能性を潰している気がします。可能性ですから、もちろん有るんだか無いんだか分からない。分からないものに手を出さないのは無難です。賢明です。自分で拵えた檻の中は安全でしょうが、安全と引き換えに世界は狭くなります。

限界、自分の設定した終点の向こうに何があるのか。見てみたい。あるいは何も無いのかもしれない。失望が待ってるだけかもしれない。それでも行ってみる価値はある、と考えるのは賢明とは言えません。はっきり言ってバカです。バカでないと自分の拵えた檻から出ることはできないのです。

どんな時もバカでいるってぇのは危なっかしいですが、たまにはバカになってみる必要もあると思います。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あたりまえのことばかり | トップ | 小国寡民を越えて »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。