瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

考えない子供たち

2016-07-28 11:33:02 | 随想
ラジオで子供からの科学に関する質問に答える番組を聞いた。
レベルの低さに驚いた。だから2問聞いたところで止めた。すべて聞いていれば中には感心するような質問もあったかもしれないが、ま、おそらくないであろう。2問聞けば、あとは推して知るべし。
番組のレベルはわかる。

そのレベルの低さはどこにあるのか。子供たちが何も考えていないことにある。ふと思いついた疑問を自分では何も考えないまま、番組の回答者に質問している。だから質問内容が入口に過ぎず低レベルなのである。


地球が滅亡してもゴキブリだけが生き残るのは何故ですか?


何も考えてない質問である。
考えればわかることである。地球が滅亡する。生きていく環境が消滅する。ゴキブリは生きていけない。
特別な知識はいらない。そのことを何かで知ったときに、何故ゴキブリだけが生き残るんだ? と疑問をもったら考えたらいい。そんなことはデタラメだと誰でもわかる。
くだらない。

この質問に対して回答者の先生はまずそれを何で知ったのかを問いただしていた。当然である。情報源の精査から始めるのは基本である。
子供は友達に聞いたと答える。

自分で考えてもデタラメなことはすぐに分かるが、疑問に思ったらまずはそのことを教えてくれた友達にソースを教えてもらい、自分で調べなおすことである。

考えないし、調べない。
だから質問のレベルが低過ぎる。

子供は学校で何を教わっているのだろう。
先生は何を子供に教えているのだろう。

教えることはただひとつ。
ものの考え方である。
知識を得ることなんぞ本を読めば済む。生きた人に教わるのはそんなことではない。

学校とは旧態依然としたくだらぬことを相変わらずやっているらしい。
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