瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

幸せの秘訣

2016-09-14 09:18:27 | 随想
昨日、ラジオで短歌を聞いて笑った。よくある光景だからである。
短歌そのものは忘れてしまったが意味内容としては夫や息子に対しての一言で、そんなふうにばくばく食べてないで感想くらい言いなさいよってことである。

ま、男は感想、言いませんわな、大概。
そして女は感想を求めるもんですな、大抵。
言わなくても分かるだろう、が男で、言わなきゃ分かんないわよ、が女である。

そもそも他人のことなんぞ解らないものではあるが、それが異性となるとほとんど異星人に等しく、謎の存在といっていい。

とはいうものの、男は言葉にすることが少なく、女は言葉を求めるくらいのことは、歳を重ねれば分かる。ラジオに短歌を投稿した人もそのくらいのことは承知であろう。承知はしているものの、愚痴の一言くらい言いたくなるほどに一緒に暮らす男どもは無反応なわけである。その愚痴を愚痴としてではなく短歌に昇華させたのは投稿氏の素晴らしいところ。

さて、今私は一緒に暮らす男どもは無反応と書いた。しかし男どもは決して無反応ではないのである。ばくばく食べる。それが男の答え方なのである。不味いものをばくばく食べるわけがない。

男の私としては、男はそういうもんなんだから旦那さんや息子さんを勘弁してあげて、と投稿氏に許しを請いたい。ま、投稿氏も分かってるだろうけどね。
しかし一方で旦那さんや息子さんにも、美味いなら言葉にしようよ、と言いたい。息子さんはともかく旦那さんは奥さんとの付き合い長いんだから、そのくらいのことは分かるでしょ?

相手のことを知ろうともせず、ただただ自分の言い分ばかり主張していては人と人はぶつかって当然である。
お互いを知り、理解に努め、その上で一歩でも歩み寄れば仲良くいられるのである。幸せは努力して作り上げるものなのだから。
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