瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

現実と理想

2019-06-11 14:45:19 | 随想
現状を追認するばかりで理想を夢物語として排除する。そして、これが現実だ、としたり顔をしていれば分かったふうにも見えますが、ようするに何も変える気がないってぇだけの話です。現状追認は楽でいいですわな、何もしないんですから。
何もしないだけならまだいいですが、分かったふうなことを言う人は何かをしようとする人を否定し邪魔をしたりもする。自分の認識している現実を変えられては困るんでしょうなあ。自分が否定された気にもなりますからね。

現状を追認して、それを現実だとしていれば何も変わらない。変える必要がないくらい現状が素晴らしいのであれば何も変えることもありませんけど、今の現状って、そんなにいいもんですかねえ。

現実ってぇのは固定してません。常に更新されるもんです。理想が現実に変換されますからね。つまり理想と現実は同じもんです。現実に変換される前の状態を理想ってぇンです。

現実は甘くないって言う人は理想を甘くみています。理想を現実に変換する人の力を甘く見過ぎています。
私たちには現状を打破する力があるのです。



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