瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

短歌 4

2015-06-01 12:28:31 | 随想
なにかしてふつと涙のうかみいづスウヰトピイをつまむとせしに

竹久夢二


竹久夢二の絵にはとくに何も感じないけれど、歌は好い。
齢をとって私は涙もろくなったが、本当になんでもない些細なことに涙する。だけどそれは、我、老いたり、という感じなのではなく、いよいよ存在の不可思議が増し、その妙味に感じ入っているのである。



【註】
上記の歌は「日本文学電子図書館」の「小夜曲(せれなあど)」より。
で、同じ「日本文学電子図書館」の「山へよする」には下記の歌がある。

何かしてふつと涙のうかみくれスウヰトピイをつまむとせしに

どっちかが間違っているのか、どっちも正しいのか。竹久夢二のことを知らないので、分からない。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日の言葉 2 | トップ | 今日の言葉 3 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。