瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

世界の一部

2015-06-13 20:26:08 | 随想
我々は神から遠ざかり過ぎたのかもしれない。神という言い方が現代的でないなら五感を超えた存在と言い換えてもいい。あるいは科学的機器では計測できない何か。

あらゆることを人間に引け寄せ過ぎた。人間レベルに貶めた。崇高な存在を抹殺した。世界を人間だけのものにした。

世界が我々の一部なのではない。我々が世界の一部である。
世界と我々の関係性を見誤ったとき、我々は人間という形で存在できなくなるのではないか。

ま、それでも一向に構わないがね。失敗作はさっさと放棄するのが賢明である。
我々は、というのは人類のことではなく存在そのもののことだが、いったい何処へ向かっているのだろう。
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