人生回顧録及び雑記

83歳・記憶の定かの内に日記風に書きとめておきたい。
また日頃勝手に感じた事を記載したい。

若年性認知症介護体験記 (11)

2019-01-17 | 日記

 

在宅介護生活の限界に達しました! その時の状況をお話したいと思います。

入院に際し緊急に妻のショートスティー手配のお願いをしました。それも一週間です。

入所の期限切れてから妻の引き受け場所が無く、退院を無理矢理先生にお願いし退院しましたが無理がたたり、その2日後又下血して再入院しました。

結果的に約1ヶ月の入院でした・・

この様な緊急時に妻を預かる居場所探しに大変です・・

以前に利用しているディーサービスに特養の空きが無いかを尋ねましたが60人待ちと聞きました。

妻は私の病状は分かりませんので生活環境が変化しますとパニック状態になり、次第に私の体力も限界に思えて来ました。

退院後暫くして以前に申し込みしていた特養入所を特別許可され入所出来一安心しました。

 

今では特養入所のお陰で、時間に関係なくゆっくりと働けますので仕事能率は良く体調も精神的にも安定しており助かっています。

 先般妻の特養入所の際に、ある男性介護者から

「特養に入所させ寂しくないかい?」と聞かれて

「寂しくはありません!」と答えますと

「薄情ですね!」 と云われましたが、妻への愛情だけでは介護は長続き出来ません?  

人にはそれぞれの事情があります。綺麗ごとだけでは介護は出来ません?

中には介護を生きがいとして介護されている方も大勢います。それはそれで良いのですが・・・

生活面で問題の無い方はそれでも良いのですが、少ない年金暮らしでは働か無ければなりません? 

介護にはお金が掛かります・・

入所後に何度も伺いましたら、妻は家にいるより楽しく穏やかな様子でしたので特養入所は正解だと感じました。

 次回最終回へつづく

 

 

 

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