2014年6月15日(日)、カリゾート&ダイニング・カラソルにて14時から15時30分予定でカクテル研究会の「ANFAカクテル・ラボラトリーNo.2」が開催されました
30名以上の全日本フレア・バーテンダーズ協会の会員の皆さんにご参加頂きました。
講師は私と、日本のカクテルショーの第一人者で、国内外のフレア大会で数々の優勝歴や、バリスタの全国大会でも入賞歴を持つ、岩本博義 氏でした!
1講座目は、フレア世界大会「ANFAアルティメット・ワールド・フレア2014」の協賛になっている"BIRDYシェーカー"のご紹介と、試作、試飲などの体験致しました。
BIRDYシェーカーは、日本の高い技術力とノウハウで実現した優れた国産シェーカーです!
自動車部品のプレス・溶接加工などを行っている会社が立ち上げたブランド、BIRDY. が金属加工技術を活かし、新しい「ものづくり」を目指して考案した新理論、「Fine Smooth Method」によって作り出されたシェーカーです。
「Fine Smooth Method」とは、シェーカー内側の液体が触れる金属表面を、0.1ミクロン単位で研磨してなめらかにすることです。
素材に掛かるストレスを低減し、液体が分子レベルでまとまった状態を保ち、混ぜ合わせる方向に合わせて研磨を縦に向けて行うことにより、縦方向に微細なラインが内側にできるため、液体の流速をスムーズに加速させられます。
シェーカー全体を丸みを帯びたフォルムにして、シェーク時に中で液体が円を描いて混ざるようにすることにより、まろやかで、しっかりとしたシェークができるという新理論です。
トップ部分に丸みを持たせることにより、しっかりとホールドしてシェークできます。
通常のシェーカーは置いた時にぐらつかないように、底面を平らにするのが非常に手間なため凸凹に加工されますが、BIRDY. カクテルシェーカーは撹拌効率を重視するために手間を惜しまず、しっかりと底面を平らに仕上げています。
容器内部は全て手作業で研磨されていますが、精密測定機により0.1ミクロン単位で表面の粗さを数値管理することで、商品ごとの品質のバラツキが極力抑えられています。
名称のBIRDY.の由来はゴルフのバーディです。水準を意味する「パー」よりも一段階良いものを、という希望をこめてつけられています。
バーディー・シェーカーを使い、いくつかのカクテル・レシピを紹介し、皆さんに試飲して頂きました。
はじめにバーボン30mlと水30mlの水割りをシェークした「バーボン・トゥワイス・アップ・シェカラート」を試飲し、泡立ちに驚きを隠せない様子でした。
写真左は、ANFAアルティメット・ワールド・フレア2014のワーキング・フレアの課題カクテルになっているウォッカ、レッド・ベア、パイナップル・ジュースの「アンファティー二(ANFA-TINI)」で、きめ細かい泡立ちで、生ビールの様なシルキーな仕上がりです。
右はドライ・ジン、ウォッカ、ドライ・ベルモットにレモンの果皮を添えたジェームズ・ボンド・スタイルのマティー二「ヴェスパー」です。
しっかり気泡が入り、マティー二が白く濁ります。
ANFA会員の皆さんにも振って頂き、試作と試飲をして頂き、感想を述べてもらいました。
大変勉強になるシェーカーでした!
2講座目は、岩本さんのコーヒー・セミナーでした。
はじめに様々な国のコーヒーを淹れて頂き、皆さんで試飲し、岩本さんより、味の特徴などをお話頂き、コーヒーのいれ方での味の違いなども詳しく教えて頂きました。
ドリップ式やサイホン式などのコーヒーの抽出方法をご披露頂きました。
ドリップ(Drip)とは、ポタポタ落とす抽出法です。
煎って粉にしたコーヒー豆に、熱湯をかけ、ペーパーフィルター(紙製のフィルター)またはネルのフィルターなどで濾して抽出します。
プレス (Press)とは、押し付ける抽出法です。
プレス式の場合には、湯で膨潤させたコーヒー豆を、押さえ付けることによって抽出させます。
他の淹れ方もご披露頂きました。
その後、ミクソロジーで使えそうなコーヒー・シロップの作り方や、コーヒーを使用したカクテルをご紹介頂きました!
写真右は、「アイリッシュ・コーヒー」 です。
大変勉強になりました!
この素晴らしANFAカクテル研究会「ANFAカクテル・ラボラトリーNo.2」を企画したANFA関東エリア代表の手島さん、お疲れ様でした!
またご協力してくださったカラソルの皆さん、ありがとうございました!