■コース傾向■*土曜日は芝2000mは行なわれていないので、更新なし。
■血統傾向■
前日最終オッズでは2.3倍と抜けた1番人気のグルヴェイグ。ノーザンファーム生産+サンデーレーシング所有+角居厩舎+ウイリアムズ騎乗+超良血となれば、それも頷ける話。
母エアグルーヴは97年の優勝馬で、半姉のアドマイヤグルーヴも04年1着なので、グルヴェイグが勝てば親子&姉妹制覇となる。さらに、来週行われる宝塚記念で半兄のルーラーシップが勝てば、2週連続兄妹の重賞制覇となり、先週のエプソムCの勝ち馬トーセンレーヴの母ビワハイジに並びエアグルーヴの重賞勝利産駒数が5頭となる。
そうなれば、それはそれで血のロマンの物語として面白いのだが、ハンデ戦になった06年以降の過去6年で、1番人気は【0-0-0-6】と、一度も馬券対象になっていないことを忘れてはいけない。競馬は過去の事象を引きずらないことも重々理解しているし、ヤネが【16-9-8-45】で、勝率.205、連対率.321、複勝率.423と10回に4回は馬券になるウイリアムス。さらには父は今や飛ぶ鳥を落とす勢いのディープインパクトで、母父グレイソブリン系エアグルーヴと血統傾向に合致しているとなれば、馬券圏外に消えることは考えにくいことも、また確か。
ちなみにウイリアムズの今年の重賞成績は【3-2-1-5/11】で、勝率.273、連対率455、複勝率.545と、全体成績よりも上回り、2回に1回は馬券になる計算が成り立つ。
<2012年C.ウイリアムズの重賞成績>
京都新聞杯…トーセンホマレボシ1着(5番人気)
NHKマイルC…アルフレード2着(3番人気)
京王杯SC…サダムパテック1着(4番人気)
ヴィクトリアマイル…ドナウブルー2着(7番人気)
東海S…ミラクルレジェンド…5着(2番人気)
オークス…アイムユアーズ4着(4番人気)
ダービー…トーセンホマレボシ3着(7番人気)
目黒記念…ユニバーサルバンク5着(4番人気)
鳴尾記念…アドマイヤメジャー6着(8番人気)
安田記念…サダムパテック9着(1番人気)
エプソムC…トーセンレーヴ1着(1番人気)
決して断然の1番人気だけに乗っているわけではなく、中にはウイリアムズ騎乗ということで人気を押し上げられて馬もいるなかで、この成績。着外5回のうち掲示板を外したのは2回のみ。「惑星」ウリアムズに喧嘩を売るのは無謀ということなのか。御守り代わりに押さえとく。
血統傾向に合致しているのは何もグルヴェイグだけではない。そのバックグラウンドの良し悪しはともかく、グルヴェイグと同じ血統構成の馬が、もう一頭いる。
★6クリスマスキャロル…アグネスタキオン×トニービン
この血統構成は昨年2着のブロードストリートと同じで、09年3着のリトルアマポーラもタキオン産駒である。
また、先週の10Rではダンスインザダーク×トニービンの血統構成の馬が3着に入っているのも拠り所の一つであるが、さらに血統表を遡ってみるとボトムにはリアルシャダイの血が流れていることが分かる。このリアルシャダイは昨年6番人気で3着に入ったアイスシンボリの母父という点も、血統傾向的に合致する。
ただ、ヤネが藤懸君という二年目のアンちゃんというのが…。これが重賞初騎乗ということでモチべーションは高そうなのだが、ウイリアムズと比べると、まさに月とスッポン。
血統傾向的に面白そうなのが、もう一頭いる。
☆7メルヴェイユドール…フジキセキ×ディクタス
日曜日の阪神は馬場が渋ることを前提にすれば、道悪巧者のステイゴールド産駒のレジェンドブルーが浮上する。ステイゴールド産駒は、ソリッドプラチナムとコスモプラチナが3着以内に入っており、血統傾向にも合致する。
ならば、そのステイゴールドの歳が離れた妹を母に持つ本場が走ってもおかしくはないのでは。
母のゴールドサッシュはステイゴールドの母で、ステイゴールドとは実に13歳下の半妹だ。また、フジキセキ自身ではないが、その産駒であるダイタクリーヴァを父に持つブライティアパルスは一昨年の優勝馬だ。
ただ、フジキセキ産駒は道悪はそんなに巧くないのが気になるところだが、そこは全3勝のうち2勝と手の合う酒井学騎乗で相殺ということで。
あとはマーメイドSのキモの一つである「人気薄の逃げ馬」を。
出馬表と見渡してみると、前に行きそうな馬が結構いて、どれが逃げるのかは、まさに蓋を開けてみなければわからない。まず、逃げには絶好枠を引き当て、前走は逃げて勝ったスマートシルエットだが、今回は武ちゃんに乗り替わり。藤田が継続騎乗ならば間違いなく睨みを利かせて逃げを打つだろうが、武ちゃんは4走前のように番手に控える公算が大。
次に、全成績【4-2-2-7/15】のうち、3勝2着2回の実績があるアグネスワルツだが、前日最終オッズで4番人気で、斤量も55kgとデータ的にも分が悪いので、妙味は薄い。
☆11マイネエポナ…キングカメハメハ×SS
オークスでは一か八かの逃げを打ったものの、エピセアロームに競り掛けられてハイペースに巻き込まれ17着惨敗。血統傾向的には、同じコースで行なわれた鳴尾記念1着のトゥザグローリーと同じ。ただ、クリスマスキャロルと同様にヤネが超不安。ヤネは今年でデビュー11年目を迎える難波騎手。って初めて聞いた。調べてみると、なんと平地で11年【0-0-0-22】、今年はここまで【0-0-0-3】で、近頃の騎乗の殆どはジャンプレースばかり。いくら斤量が裸同然の49kgとはいっても…
だが、ここは穴狙いの鉄則「穴馬の不安要素には目を瞑る」ことにする。どうか難波が逃げてくれますように!
■血統傾向■
前日最終オッズでは2.3倍と抜けた1番人気のグルヴェイグ。ノーザンファーム生産+サンデーレーシング所有+角居厩舎+ウイリアムズ騎乗+超良血となれば、それも頷ける話。
母エアグルーヴは97年の優勝馬で、半姉のアドマイヤグルーヴも04年1着なので、グルヴェイグが勝てば親子&姉妹制覇となる。さらに、来週行われる宝塚記念で半兄のルーラーシップが勝てば、2週連続兄妹の重賞制覇となり、先週のエプソムCの勝ち馬トーセンレーヴの母ビワハイジに並びエアグルーヴの重賞勝利産駒数が5頭となる。
そうなれば、それはそれで血のロマンの物語として面白いのだが、ハンデ戦になった06年以降の過去6年で、1番人気は【0-0-0-6】と、一度も馬券対象になっていないことを忘れてはいけない。競馬は過去の事象を引きずらないことも重々理解しているし、ヤネが【16-9-8-45】で、勝率.205、連対率.321、複勝率.423と10回に4回は馬券になるウイリアムス。さらには父は今や飛ぶ鳥を落とす勢いのディープインパクトで、母父グレイソブリン系エアグルーヴと血統傾向に合致しているとなれば、馬券圏外に消えることは考えにくいことも、また確か。
ちなみにウイリアムズの今年の重賞成績は【3-2-1-5/11】で、勝率.273、連対率455、複勝率.545と、全体成績よりも上回り、2回に1回は馬券になる計算が成り立つ。
<2012年C.ウイリアムズの重賞成績>
京都新聞杯…トーセンホマレボシ1着(5番人気)
NHKマイルC…アルフレード2着(3番人気)
京王杯SC…サダムパテック1着(4番人気)
ヴィクトリアマイル…ドナウブルー2着(7番人気)
東海S…ミラクルレジェンド…5着(2番人気)
オークス…アイムユアーズ4着(4番人気)
ダービー…トーセンホマレボシ3着(7番人気)
目黒記念…ユニバーサルバンク5着(4番人気)
鳴尾記念…アドマイヤメジャー6着(8番人気)
安田記念…サダムパテック9着(1番人気)
エプソムC…トーセンレーヴ1着(1番人気)
決して断然の1番人気だけに乗っているわけではなく、中にはウイリアムズ騎乗ということで人気を押し上げられて馬もいるなかで、この成績。着外5回のうち掲示板を外したのは2回のみ。「惑星」ウリアムズに喧嘩を売るのは無謀ということなのか。御守り代わりに押さえとく。
血統傾向に合致しているのは何もグルヴェイグだけではない。そのバックグラウンドの良し悪しはともかく、グルヴェイグと同じ血統構成の馬が、もう一頭いる。
★6クリスマスキャロル…アグネスタキオン×トニービン
この血統構成は昨年2着のブロードストリートと同じで、09年3着のリトルアマポーラもタキオン産駒である。
また、先週の10Rではダンスインザダーク×トニービンの血統構成の馬が3着に入っているのも拠り所の一つであるが、さらに血統表を遡ってみるとボトムにはリアルシャダイの血が流れていることが分かる。このリアルシャダイは昨年6番人気で3着に入ったアイスシンボリの母父という点も、血統傾向的に合致する。
ただ、ヤネが藤懸君という二年目のアンちゃんというのが…。これが重賞初騎乗ということでモチべーションは高そうなのだが、ウイリアムズと比べると、まさに月とスッポン。
血統傾向的に面白そうなのが、もう一頭いる。
☆7メルヴェイユドール…フジキセキ×ディクタス
日曜日の阪神は馬場が渋ることを前提にすれば、道悪巧者のステイゴールド産駒のレジェンドブルーが浮上する。ステイゴールド産駒は、ソリッドプラチナムとコスモプラチナが3着以内に入っており、血統傾向にも合致する。
ならば、そのステイゴールドの歳が離れた妹を母に持つ本場が走ってもおかしくはないのでは。
母のゴールドサッシュはステイゴールドの母で、ステイゴールドとは実に13歳下の半妹だ。また、フジキセキ自身ではないが、その産駒であるダイタクリーヴァを父に持つブライティアパルスは一昨年の優勝馬だ。
ただ、フジキセキ産駒は道悪はそんなに巧くないのが気になるところだが、そこは全3勝のうち2勝と手の合う酒井学騎乗で相殺ということで。
あとはマーメイドSのキモの一つである「人気薄の逃げ馬」を。
出馬表と見渡してみると、前に行きそうな馬が結構いて、どれが逃げるのかは、まさに蓋を開けてみなければわからない。まず、逃げには絶好枠を引き当て、前走は逃げて勝ったスマートシルエットだが、今回は武ちゃんに乗り替わり。藤田が継続騎乗ならば間違いなく睨みを利かせて逃げを打つだろうが、武ちゃんは4走前のように番手に控える公算が大。
次に、全成績【4-2-2-7/15】のうち、3勝2着2回の実績があるアグネスワルツだが、前日最終オッズで4番人気で、斤量も55kgとデータ的にも分が悪いので、妙味は薄い。
☆11マイネエポナ…キングカメハメハ×SS
オークスでは一か八かの逃げを打ったものの、エピセアロームに競り掛けられてハイペースに巻き込まれ17着惨敗。血統傾向的には、同じコースで行なわれた鳴尾記念1着のトゥザグローリーと同じ。ただ、クリスマスキャロルと同様にヤネが超不安。ヤネは今年でデビュー11年目を迎える難波騎手。って初めて聞いた。調べてみると、なんと平地で11年【0-0-0-22】、今年はここまで【0-0-0-3】で、近頃の騎乗の殆どはジャンプレースばかり。いくら斤量が裸同然の49kgとはいっても…
だが、ここは穴狙いの鉄則「穴馬の不安要素には目を瞑る」ことにする。どうか難波が逃げてくれますように!
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