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ユニコの法則1~登竜門

2010-06-03 00:00:00 | 砂王の法則
 今年で15回目を迎えるユニコーンSに、最強厩舎の若大将・バトードールが参戦する。
◎バトードール…クロフネ×SS

過去14頭の勝馬のうち7頭が後にG1馬になっていることからわかるように、このユニコーンSは3歳馬にとっての登竜門。

■ユニコーンS勝馬~G1勝利実績■
96年シンコウウインディ
…97年フェブラリーS

97年タイキシャトル
…97年マイルCS/スプリンターズS
…98年安田記念/ ジャック・ド・マロワ賞/マイルCS

98年ウイングアロー
…00年フェブラリーS/JCD

99年ゴールドティアラ
…00年盛岡マイルCS

00年アグネスデジタル
…00年マイルCS
…01年盛岡マイルCS/天皇賞・秋/ 香港カップ
…02年フェブラリーS
…03年安田記念

01年ナスダックパワー…G1勝利なし
02年ヒミツヘイキ …G1勝利なし

03年ユートピア
…03年盛岡ダービーGP
…04年盛岡マイルCS
…05年盛岡マイルCS

04年トップオブワールド…G1勝利なし

05年カネヒキリ
…05年JDD/盛岡ダービーGP/JCD
…06年フェブラリーS
…08年JCD/東京大賞典
…09年川崎記念

06年ナイキアースワーク…G1勝利なし
07年ロングプライド…G1勝利なし
08年ユビキタス…G1勝利なし

09年シルクメビウス
…09年JDD2着/JCD2着

 ここ4年では後のG1馬は出ていないものの、昨年の覇者であり、ダートG1で2着2回のシルクメビウスは、近いうちにG1制覇を達成するであろう。
 それにしても、錚々たる顔ぶれである。なかには、芝のG1を制したタイキシャトルとアグネスデジタルといった大物も含まれており、まさに、ここを勝った馬の将来は約束されたようなもの。但し、50%(?)の確率で。
 芝のG1制覇といえば、バトードールにもその可能性はある。何も根拠もなしにヨイショしているわけではない。ちゃんと血統的裏付けがあってのこと。
 父クロフネは、言わずと知れた芝・ダート兼用馬。自身、01年のNHK杯を制したあと、武蔵野S、JCDを連勝した。 母ビスクドールは、現役時代は【0・1・0・7】と、未勝利のまま引退したものの、その背景には名牝系の血が流れている。ビスクの母フェアリードール(父ヌレイエフ)からは、芝・ダート兼用のトゥザヴィクトリー(01年エリ女1着/ドバイWC(ダート2000m)1着)サイレントディール(03年シンザン記念1着/ダービー5着・04年フェブラリーS2着)が産れており、つまり、ビスクドールはトゥザヴィクトリーの妹であり、サイレントディールの姉なのだ。
 そして、この三姉弟と同じSS×ヌレイエフという配合からは、ダートG1を3勝(02年JDD/東京大賞典/フェブラリーS)ゴールドアリュールが出ている。同馬は、デビュー当初は芝を使われていて、ダービーにまで駒を進めた(02年タニギムの5着)。そして、その初年度産駒からはタケミカヅチ(08年皐月賞2着/09年ダ卿CT1着)エスポワールシチー(ダートG1・5勝)、そして、地方とはいえダートG1・9勝のスマートファルコンの3頭の重賞ウィナーが出ている。

 以上のように、バトードールの血統背景は父方も母方も重賞級の芝・ダ、ート兼用の血統で塗り固められているのである。クロフネ産駒は、今のところ芝の重賞しか制していないが、ダートでも活躍馬を出しており、ダート重賞初制覇も時間の問題。そして、それはバトードールがもたらす可能性は非常に高い。
 タイキシャトルとアグネスデジタルが、ここをステップに数々の栄冠を手にしたように、バトードールもひょっとしたらひょっとするかもしれない。と、夢は膨らむばかりだが、あくまでも「勝てば」の話。まずは、目先の勝利。これが大切。

=つづく=




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1 コメント

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ドボン (偶然番長)
2010-06-03 04:48:51
東京ダービー 1着3着…
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