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札幌記念の法則

2012-08-14 00:00:00 | 札幌の法則
■血統傾向■

過去15年で父SS系は【3-9-7】と勝ち切れず、目下4連敗中で、7年連続2着を継続中。
SS系以外では、ノーザンダンサー系とグレイソブリン系。
グレイソブリン系は父で【4-0-1】、母父で【1-0-1】であるが、全てトニービンとジャングルポケット親子によるもの。なかでも注目すべきは、4勝をあげている母父ノーザンテーストとの組み合わせ。古くは97年、98年連覇のエアグルーヴ、直近では08年タスカータソルテ、11年トーセンジョーダンの3頭の勝ち馬を輩出している。

ノーザンダンサー系では、ノーザンテースト系【4-0-1】、ダンチヒ系【2-2-2】、ニジンスキー系【1-3-1】、リファール系【1-2-1】、ヌレイエフ系【1-0-2】の五系統をマーク。

■人気■

過去15年で1番人気は【7-3-2-3】と、馬券にならなかったのは3頭しかいない。その3頭とも7着というのが面白い。
<1番人気で4着以下に敗けた馬>
00年ファレノプシス…7着
05年オペラシチー…7着
07年マツリダゴッホ…7着

2番人気は【3-4-2-6】と1番人気に次ぐ成績だが、3番人気は【0-0-5-10】と一度も連対したことはない。一方、直近5年で4回連対しているのが【2-3-0-10】の5番人気で、そのうち3回は1番人気が相手となっている。

■年齢■

3歳:3-1-1
4歳:6-5-4
5歳:5-6-6
6歳:0-2-1
7歳:1-0-3
8歳:0-1-0
4歳と5歳が中心。最後の現役SS産駒である9歳のアクシオンは厳しそうだが、なんてったって2年連続馬券になっているのは不気味である。

■性別■
牡馬:9-10-13-136/168
牝馬:6- 4- 2- 15/ 27
母数の差が違い過ぎるので、一概に率だけで優劣を決めるのもどうかと思うが、牝馬と牡馬を比べると、勝率で4倍、連対率で3倍、複勝率で2倍と、牝馬が優勢。
その牝馬であるが、97年2着エリモシック、03年3着ノブレスオブリッジ、05年1着ヘブンリーロマンス、06年2着レクレドールの4頭以外は全てG1馬である。
今年は牝馬は5頭登録しているが、G1馬は一頭もいない。が、「夏の牝馬」の格言どおりに、函館SS以降の夏競馬の重賞で出走機会10レース中7レースで牝馬が馬券になっている流れを考えると、一応押さえておいた方がよさそうだ。
登録している牝馬5頭の中から、あえて一頭選ぶとすればフミノイマージンだ。
★フミノイマージン…マンハッタンカフェ×ディキシーランドバンド
G1実績はないが、血統傾向には合致する。
父マンハッタンカフェは昨年3着のレッドディザイアの父であり、母父は2着のアクシオンと同じディキシーランドバンドである。

■重賞勝利実績■
あり:14-11-8
なし: 1- 4-7
圧倒的に重賞勝利実績のある馬が優勢で、重賞勝利実績なしで1着になったのは01年のエアエミネム1頭しかいない。

■コース傾向■

7鞍行なわれた中で父SS系は【2-4-3】と、レース傾向同様に勝ち切れない。SS系以外では、ニジンスキー系【2-1-2】、グレイソブリン系【1-1-2】と、これまたレースでも活躍している血統が活躍している。

というわけで、格がモノを言う定量戦のG2ならばG1馬2頭は外せない。
★トーセンジョーダン…ジャングルポケット×ノーザンテースト
★ヒルノダムール…マンハッタンカフェ×ラムタラ

前者は昨年の覇者で説明不要。後者は昨年3着のレッドディザイアと同じ血統構成で、コース傾向でも活躍しているニジンスキー系を母父に持ち、父マンハッタンカフェは2着2回。
あ、G1馬は「出る出る詐欺」のロジユニヴァースもいるので3頭ですね。


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1 コメント

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さすが (こぞう)
2012-08-20 00:45:24
お見事!
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