◆人気◆
先日亡くなったヤエノムテキが勝った88年(東京開催)以降の過去26年。
1番人気は【8-5-3-10】で、勝率30.8%、連対率50.0%、複勝率61.5%と、全幅の信頼は置けない。2番人気は【2-4-7-13】で、7.7%、23.1%、50.0%と、とてもではないが頭からは買えず、買ったとしてもヒモがせいぜい。
1番人気⇔2番人気で決まったのは、昨年も含めて3回しかなく、1番人気⇔3番人気で決まったのは2回しかない。
決して上位人気から入るなとは言わないが、臆することなく穴馬から入れるレース。
かといって、大穴狙いでいいのかというと、それは無謀というもの。中には、サニーブライアン(11番人気)→シルクライトニング(10番人気)→フジヤマビザン(12番人気)で決まった97年のようなケースもあるが、これは例外中の例外で、基本的には一桁人気から入るのがセオリー。
◆血統傾向◆
SSのファーストクロップがクラシックに初参戦して、今年で20年目となる。その皐月賞で、いきなりジェニュインとタヤスツヨシがワン・ツーを決め、衝撃が走ったのも束の間、翌年もイシノサンデー→ロイヤルタッチがまたしてもワン・ツーとなり、誰もがSS時代の到来を確信した。
以降、05年までで通算7勝をあげ、その勢いは2代目SS系になっても衰えず、08年~12年は怒涛の5連勝&ワン・ツーを決め、95年以降の過去19年で実に【12-10-5】の荒稼ぎ。
そんなSS系一色の皐月賞にあって、一矢報いているのがBT系とサドラーズウェルズ系の二系統。
前者は97年のサニーブライアンを起点に、02年ノーリーズン、07年ヴィクトリーと3頭の勝ち馬が出ていたことから「ロベルト(BT)系5年周期の法則」が成立していたのだが、残念ながら12年でその法則も潰えた。
一方、後者は99年のテイエムオペラオーを起点に、06年メイショウサムソン、13年ロゴタイプと、こちらは「サドラーズウェルズ系7年周期の法則」が、継続中である。が、サドラー系が勝つのは東京オリンピックの2020年まで待たねばならず、今年の皐月賞とは関係がない。
昨年は、1着~3着までを非SS系が独占したわけだが、この現象は07年以来、実に6年ぶりにことで、過去19年でも4回しかないレアケース。
<SS系が1頭も馬券にならなかった年>
97年
スターマイサドル(SS)…15着(13番人気)
ビッグサンデー(SS)…16着(7番人気)
オースミサンデー…中止(4番人気)
99年
アドマイヤベガ(SS)…6着(1番人気)
07年
アドマイヤオーラ(タキオン)…4着(1番人気)
メイショウレガーロ(マンカフェ)…5着(11番人気)
ドリームジャーニー(ステイ)…8着(3番人気)
ココナッツパンチ(マンカフェ)…9着(4番人気)
サンライズマックス(ステイ)…13着(13番人気)
ブラックシャンツェ(ブラタイ)…14着(18番人気)
ニュービギニング(タキオン)…15着(10番人気)
13年
カミノタサハラ(ディープ)…4着(4番人気)
タマモベストプレイ(フジキセキ)…5着(8番人気)
テイエムイナズマ(ブラタイ)…6着(14番人気)
メイケイベガスター(フジキセキ)…9着(10番人気)
インパラトール(ディープ)…10着(9番人気)
フェイムゲーム(ハーツ)…12着(7番人気)
コパノリチャード(メジャー)…13着(5番人気)
ミヤジタイガ(ネオユニ)…16着(11番人気)
今年は登録段階でのSS系産駒は9頭。これだけいれば一頭くらいは馬券にからみそうなのだが、9頭いるからって安心はできない。なんせ昨年は8頭、07年は7頭も出走していたのに、一頭も馬券に絡むことができなかったのだから。
複数回馬券になった2代目SS系は、2勝をあげているネオユニヴァースとステイゴールド、2着2回のフジキセキ、2着1回・3着2回のディープインパクトの4頭。ちなみに、スペシャルウィークは父と母父で各2着1回がある。
牝馬クラシックは既に制圧したディープインパクトだが、牡馬クラシックではダービーは制したものの、この皐月賞と菊花賞は馬券にはなっているものの、いまだ未勝利。
だが、今年のディープの勢いは例年にない凄さ。というのも、今年ディープ産駒が出走した重賞は20レースあるのだが、そのうち実に16レースを制しているのだ。取りこぼしたのは、シルクロードS、クイーンC、中山記念、オーシャンSの4レースと、まさに鬼気迫る活躍を見せている。
今年はアデイインザライフ、ステファノス、トーセンスターダム、ベルキャニオンの4頭が登録しているが、実質はアデイとトーセンの2頭とみるのが妥当なところか。
◆コース傾向◆
2回開催を含めて、先週までに当該コースは計13レースが行なわれたが、父SS系は【3-8-6】とそこそこ馬券にはなっているものの、勝ち切れていない。今開催の6レースに限定すると【1-5-3】と、とてもじゃないが頭からは買いたくない。
SS系で複数回馬券になっているのは、マンハッタンカフェ【1-1-0】の1頭のみ。登録中の9頭のSS系産駒に黄色信号が灯った。
そんな中SS系で触手が伸びるのが、一頭いる。
☆ワンアンドオンリー…ハーツクライ×タイキシャトル
母父タイキシャトルは、6日の8Rで3着になり、シャトル産駒のメイショウボーラーが12日の5Rで3着になっている。
SS系以外で目につくのは、2勝をあげているメイショウサムソン、2勝2着1回のロベルト系の2系統だが、該当する登録馬はいない。
◆出目◆
◆枠番◆
*%は勝率、連対率、複勝率の順
1枠~4枠:11-10-11-133/165 6.7% 12.7% 19.4%
5枠~8枠:10-11-10-178/209 4.8% 10.0% 14.8%
着度数では、内外ほぼ互角だが、率で見ると内枠の方がやや優勢。
だが、勝ち馬は最多の5勝の7枠、次いで4勝の8枠と外枠が好成績をあげている点は見落としてはならない。なお、5枠は未勝利継続中。
◆馬番◆
8番~11番の真ん中あたりの馬番からは、勝ち馬は出ていない。
先日亡くなったヤエノムテキが勝った88年(東京開催)以降の過去26年。
1番人気は【8-5-3-10】で、勝率30.8%、連対率50.0%、複勝率61.5%と、全幅の信頼は置けない。2番人気は【2-4-7-13】で、7.7%、23.1%、50.0%と、とてもではないが頭からは買えず、買ったとしてもヒモがせいぜい。
1番人気⇔2番人気で決まったのは、昨年も含めて3回しかなく、1番人気⇔3番人気で決まったのは2回しかない。
決して上位人気から入るなとは言わないが、臆することなく穴馬から入れるレース。
かといって、大穴狙いでいいのかというと、それは無謀というもの。中には、サニーブライアン(11番人気)→シルクライトニング(10番人気)→フジヤマビザン(12番人気)で決まった97年のようなケースもあるが、これは例外中の例外で、基本的には一桁人気から入るのがセオリー。
◆血統傾向◆
SSのファーストクロップがクラシックに初参戦して、今年で20年目となる。その皐月賞で、いきなりジェニュインとタヤスツヨシがワン・ツーを決め、衝撃が走ったのも束の間、翌年もイシノサンデー→ロイヤルタッチがまたしてもワン・ツーとなり、誰もがSS時代の到来を確信した。
以降、05年までで通算7勝をあげ、その勢いは2代目SS系になっても衰えず、08年~12年は怒涛の5連勝&ワン・ツーを決め、95年以降の過去19年で実に【12-10-5】の荒稼ぎ。
そんなSS系一色の皐月賞にあって、一矢報いているのがBT系とサドラーズウェルズ系の二系統。
前者は97年のサニーブライアンを起点に、02年ノーリーズン、07年ヴィクトリーと3頭の勝ち馬が出ていたことから「ロベルト(BT)系5年周期の法則」が成立していたのだが、残念ながら12年でその法則も潰えた。
一方、後者は99年のテイエムオペラオーを起点に、06年メイショウサムソン、13年ロゴタイプと、こちらは「サドラーズウェルズ系7年周期の法則」が、継続中である。が、サドラー系が勝つのは東京オリンピックの2020年まで待たねばならず、今年の皐月賞とは関係がない。
昨年は、1着~3着までを非SS系が独占したわけだが、この現象は07年以来、実に6年ぶりにことで、過去19年でも4回しかないレアケース。
<SS系が1頭も馬券にならなかった年>
97年
スターマイサドル(SS)…15着(13番人気)
ビッグサンデー(SS)…16着(7番人気)
オースミサンデー…中止(4番人気)
99年
アドマイヤベガ(SS)…6着(1番人気)
07年
アドマイヤオーラ(タキオン)…4着(1番人気)
メイショウレガーロ(マンカフェ)…5着(11番人気)
ドリームジャーニー(ステイ)…8着(3番人気)
ココナッツパンチ(マンカフェ)…9着(4番人気)
サンライズマックス(ステイ)…13着(13番人気)
ブラックシャンツェ(ブラタイ)…14着(18番人気)
ニュービギニング(タキオン)…15着(10番人気)
13年
カミノタサハラ(ディープ)…4着(4番人気)
タマモベストプレイ(フジキセキ)…5着(8番人気)
テイエムイナズマ(ブラタイ)…6着(14番人気)
メイケイベガスター(フジキセキ)…9着(10番人気)
インパラトール(ディープ)…10着(9番人気)
フェイムゲーム(ハーツ)…12着(7番人気)
コパノリチャード(メジャー)…13着(5番人気)
ミヤジタイガ(ネオユニ)…16着(11番人気)
今年は登録段階でのSS系産駒は9頭。これだけいれば一頭くらいは馬券にからみそうなのだが、9頭いるからって安心はできない。なんせ昨年は8頭、07年は7頭も出走していたのに、一頭も馬券に絡むことができなかったのだから。
複数回馬券になった2代目SS系は、2勝をあげているネオユニヴァースとステイゴールド、2着2回のフジキセキ、2着1回・3着2回のディープインパクトの4頭。ちなみに、スペシャルウィークは父と母父で各2着1回がある。
牝馬クラシックは既に制圧したディープインパクトだが、牡馬クラシックではダービーは制したものの、この皐月賞と菊花賞は馬券にはなっているものの、いまだ未勝利。
だが、今年のディープの勢いは例年にない凄さ。というのも、今年ディープ産駒が出走した重賞は20レースあるのだが、そのうち実に16レースを制しているのだ。取りこぼしたのは、シルクロードS、クイーンC、中山記念、オーシャンSの4レースと、まさに鬼気迫る活躍を見せている。
今年はアデイインザライフ、ステファノス、トーセンスターダム、ベルキャニオンの4頭が登録しているが、実質はアデイとトーセンの2頭とみるのが妥当なところか。
◆コース傾向◆
2回開催を含めて、先週までに当該コースは計13レースが行なわれたが、父SS系は【3-8-6】とそこそこ馬券にはなっているものの、勝ち切れていない。今開催の6レースに限定すると【1-5-3】と、とてもじゃないが頭からは買いたくない。
SS系で複数回馬券になっているのは、マンハッタンカフェ【1-1-0】の1頭のみ。登録中の9頭のSS系産駒に黄色信号が灯った。
そんな中SS系で触手が伸びるのが、一頭いる。
☆ワンアンドオンリー…ハーツクライ×タイキシャトル
母父タイキシャトルは、6日の8Rで3着になり、シャトル産駒のメイショウボーラーが12日の5Rで3着になっている。
SS系以外で目につくのは、2勝をあげているメイショウサムソン、2勝2着1回のロベルト系の2系統だが、該当する登録馬はいない。
◆出目◆
◆枠番◆
*%は勝率、連対率、複勝率の順
1枠~4枠:11-10-11-133/165 6.7% 12.7% 19.4%
5枠~8枠:10-11-10-178/209 4.8% 10.0% 14.8%
着度数では、内外ほぼ互角だが、率で見ると内枠の方がやや優勢。
だが、勝ち馬は最多の5勝の7枠、次いで4勝の8枠と外枠が好成績をあげている点は見落としてはならない。なお、5枠は未勝利継続中。
◆馬番◆
8番~11番の真ん中あたりの馬番からは、勝ち馬は出ていない。