じいたんばあたん観察記

祖父母の介護を引き受けて気がつけば四年近くになる、30代女性の随筆。
「病も老いも介護も、幸福と両立する」

『日刊介護人たま』(11/21号)

2005-11-21 07:43:54 | きゅうけい
「笑う門には福来たる」と昔から申します。
でもどうしても笑えないときってありますよね。

そこで今日は、
とある知り合いから教えてもらった、爆笑サイトをご紹介。


サイト名は『日刊あなた』

あなただけの新聞を作ります。
 新聞には今日のあなたの出来事が書いてあります。
 さて、どんな記事が出来上がるか…。
 軽い気持ちでどうぞ!! 』

といううたい文句…

こういうジョークサイト、結構好きなので
早速試してみました。



********************


◆介護人たまさん、河童の皿を拾う!!

21日正午過ぎ、ミシシシッピ川のほとりを散歩途中であった介護人たまさんが、河原にキラリーンと光るものを見つけた。近づいてみると、直径15センチほどの七色に輝くお皿で、不思議に思い拾ってみると、舐めるような視線を感じたという。介護人たまさんが振り返ってみると、後ろに慌てふためいている茶褐色の河童らしきものがいた。「サラ、カエシテ・・・。ハヤクカエシテ・・・。カワクカラ。ハラショー。」とロシア語なまりで語りかけてきたと言う。すると、にわかに介護人たまさんの後ろから後光がさし、介護人たまさんは「あなたがなくしたお皿は、金のお皿ですか、銀のお皿ですか?」と、急にどこかの物語で見たようなセリフを自動的に喋りだした。しばらく考えたあと河童は、「・・・ギンノオサラ」と答えたという。こうして介護人たまさんは河童の携帯番号をゲットし、二人の交際が始まったそうだ。(ちちりフラン記者)


◆介護人たま最後の制服姿!

桜さく季節が訪れる前には別れが待っている。介護人たまもついに堀越学園を卒業することとなった。答辞では「若い翼がクヨクヨしてたら大空をはばたけましぇ~~~ん。」と涙交じりに言った。やはり数々のドラマに出演してきた介護人たまではあるが、「金八先生」は格別だったようである。多忙すぎて学校にあまり通えなかった介護人たまにとってロケだとは言え、一時でも学校生活を体験できたのだから当然であろう。今後は、はり・灸の専門学校に通いながら芸能生活もいままで通りやっていく介護人たまの活躍に注目!である。


◆介護人たまの色気徹底研究

今年度の「恋人にしたい人」部門においてもぶっちぎりの一位を獲得した介護人たま。イチローの7年連続首位打者など問題にならない15年連続での受賞である。わんぱく小僧から、おじいちゃん、ED患者までの票を幅広く獲得しており、まさにぶっちぎり!そのデビューからまったく変わっていないというプロポーションは、見事!の一言。その秘訣を聞いてみた。「三角食べをすることが大事だと思います。」インタビューの間も、ご飯、味噌汁、牛乳と三角食べは怠っていなかった。誰か介護人たまの16年連続受賞を崩せる人はいないのか!?


********************

読み終わって、まず、一言、感想を。

何じゃこりゃ?



では、記事の検証を。


【一つ目の記事】

 途中から物語が「金の斧銀の斧」になっているところが
 井原西鶴の某作品のようでなかなか洒落ている

 だが。河童が携帯を持っているのか?
  (↑突っ込むところはそこですか?)
 そして友達ならまだしも、交際を申し込む…って…


気を取り直して、
【二つ目の記事】

 堀越学園というのを今日初めて知りました。華やかそうですね
 それから
 はり・灸・医者に通いながら、介護に向かうというのが
 現実の姿により近いんですが…。学校行きてぇ。


半分やけくそで
【三番目の記事】

 「恋人にしたい部門」じゃなくて
 「介護人になってほしい」部門の間違いでしょう。
  (と、これもまた大きく出ましたね>わたし。
     嘘です。ぐうたら介護者です…

 プロポーションは日々たくましくなっていっております。

 それからですね。三角食べは、大切です
 でも、うちのばあたんは、三角食べしてくれません…orz



いや~。あの…。


現実に何気に重なっている部分と、
全く現実離れしている部分のギャップが


激しすぎると、誰か言って~(笑)


というか、何か気が楽になりました。現実の世界がまともに見える…




追伸:
こんどは、我が家のじいたんで試してみるつもりです(←鬼孫)

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8 コメント

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じいたんで試すって・・・ (agrico)
2005-11-21 16:55:26
おそらくはボケ老人も正気になるくらいのショックを得ることでしょう。見せる時は慎重に・・・いや、かえって脳の刺激になっていいかもしれないですね。



「あなただけの新聞」って、これじゃあ絶対全国紙にはなりようがないですけど、老人ホームなんかでやったらどうだろうか。脳卒中になるか長生きするかどちらかかもしれませんね。
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うふふふ^^ (介護人たま)
2005-11-21 23:33:02
うちの祖父、案外この手のジョークは通じるんです(笑)



何しろ今のマンションに入居するときも、「妻が入りたいサークルは、フラダンス!」とインタビューに答えて周りをどっと沸かせていたような人なので…



老人ホームとかでこういう「新聞」つくるなら、内容面にかなりの工夫が必要ですよね。大正・昭和文化に明るい人を一人、スタッフに入れて、とか。…面白そうだな。もう少し真面目に考えてみたら結構いけるかも。
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見たい。「日刊じいたん」 (はんたろう)
2005-11-22 00:00:06
こんばんは、はんたろうです。



たまさんのじいたんにはいったいどんな武勇伝が…?



出来てくる記事、内容はむちゃくちゃだけど、必ず自分がヒーロー、ヒロインになれる、ってのが粋ですよね。



老人ホームだけでなく、小児科とか学校とかでも受けそう。

…うわあ、ほんとに作ってみたくなってきた。
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武勇伝 (介護人たま)
2005-11-22 00:20:51
はんたろうさん、こんばんは^^♪



そうなんです。この「日刊あなた」…必ず自分が主人公なんです。

それがね、いいなって思って。



「年を重ねた"普通の人"」なのに、年を取った、ただそれだけで「主人公」になれる機会がどんどん減っていく。

それって淋しい、淋しいことです。



だからね、真剣に作ったらこれ面白い取り組みになると思うんですよね。

あと、学校なら…総合的な学習とかで生徒に作らせるのもいいかも。



コメントうれしかったです。ありがとうございます。



追伸:

うちの祖父の「武勇伝」なら、記事に嫌というほどありますよ…(ニヤリ)

 ↑介護者は心臓止まりそうですが
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やってみた (うさと)
2005-11-22 09:18:22
ご案内の日刊うさとでやってみました。

ahaahaでした。とろとろでしたわ。

楽しかった。ちなみにリアル本名でもやってみました。えらく、硬い新聞ができました。

どっちが私のニュースなんでしょ。

ちなみに、日刊うさとも堀越出身でした。わーい、たまさんと同窓だ。
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おお!同窓生! (介護人たま)
2005-11-22 12:50:29
> うさとさん



おお、早速お試しになられましたか

ahaahaでしょ?とろとろでしょ?

良かった~楽しんでもらえて、超うれしい!!



そうか~同窓生でしたか~!

うさとさんは女優コースだな。

あたしはお笑い芸人コースだったから、きっとすれ違いだったのね

いや~これからもよろしくです



ところで、うさとさんのコメントを読んで私も、本名でやってみました。そしたら…



・経済を語り(「やっぱ愛でしょ」を連発…orz)、

・三億円を当て(ジョークを言った記者の息の根を止め)

・ご神体になって盗まれ(飛行機の中で犯人を目からビームでやっつけて飛行機をジャックしたらしい)



…いったいどんな女やねん、わたし…orz
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おもろ~い (かみ~)
2005-11-22 23:20:58
たまさん こ~ん

この記事 昨日の夜に 見て 笑いながら 寝てしまいました♪



こういうのって ほんと 楽しいですね

私の お勧めは 愛の手紙代筆くん です。

http://www.fides.dti.ne.jp/~come/love/index.html

一度 お試しあれ



とらっくば~っく とやらを させていただきます

実は 初めてなんです どきど~き♪
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よかった~ (介護人たま)
2005-11-23 00:46:44
初トラックバック、ありがとう~



「愛の手紙代筆くん」うふふ…実はコレ、試したことあるんです^^

「正しい『三十路』の過ごし方」というblogさんがありまして、ここで紹介されているのですよ

http://blog.goo.ne.jp/nt615/e/186958d6204b7c5c27d8995d1752a191



ちなみに私もコメント残しています。

とっても面白いblogさんなので、是非読みにいってみてくださいまし
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