じいたんばあたん観察記

祖父母の介護を引き受けて気がつけば四年近くになる、30代女性の随筆。
「病も老いも介護も、幸福と両立する」

秋の中の、女性。

2005-10-20 02:29:25 | きゅうけい
公園を抜けて、祖父母宅へ向かっていたとき
見かけた、女性の横顔を。

彼女の表情と風景が溶け合った瞬間を
少しでも描き残しておきたくて。


気配を消しているかのように、
静かに公園にたたずんでいた彼女。

秋の生命が よろこびの歌を纏い、彼女の周りに集う。

でも、彼女は、そんなことなどお構いなしで
目を閉じ 静かにそこに 立っていたのだ。

秋を味わいつくすように。

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2 コメント

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たまさんのような (The社会福祉マン!)
2005-10-24 19:20:52
たまさんのような感じもします



全身で活きている、たまさんのような
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全身で生きたい (介護人たま)
2005-10-28 13:15:44
嬉しいコメントを、ありがとうございます^^



本当に、美しい女性だったんですよ。

実際は絵よりもうんと年配の女性だったのですが、

わたしの目には、彼女の中にある自然なありようがふと、見えた気がしたのです。



わたし自身はまだ、あの女性のように風景と同化するような成熟には程遠いですが、いつか彼女のような女性になれたらと思います。
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