第1892話 息子の人生哲学

2018年06月08日 08時30分00秒 | 子育て・「おママごと」

引馬体験ではなく、ひとりで乗馬のホーストレッキング。

とにかく 家でゲームしたい息子に煙たがられながらも

乗れば、きっと初めて乗った時のように喜んでくれるはず。

そんな確信と期待を胸に

夫婦喧嘩してでも目的地に向かう。(夫婦喧嘩の発端・第1891話)

 

息子は、嬉しい時に目が点だったり、

喜びを隠すため 無表情を装ったり。

それはシャイな息子の照れからだと親ならわかるが、

見知らぬ人から見ると、愛想が悪いと思われるだろう。

前をいく息子の横顔(頬)が、時折 小さくニヤリ。

これは、息子が とても楽しんでいる証 (笑)

自分を乗せて歩く馬を 小さな手で頻繁になでている。

これよ、これ。

ママは、あなたの喜んでいる様子を見るのが好きなのよ。

見たかったのよ。

アスファルトの上を歩く馬の蹄の音。

白鷺を見ながら歩く田園風景。駆け足の爽快感・・・

乗馬、最高。(この時、パパは怒って車中待機・第1891話)

 

トレッキング中、

止まる馬のお腹をもっと強くキックするよう

何度も指示されていた息子。

馬が痛いと思っているのだろう

息子は、効き目のない軽いキックを繰り返していた。

終了後、「両足でキックするのは、進めの合図だから

もっと思い切ってキックしていいんだよ」と言う私に

「馬は、お腹を蹴られるために生まれてきたんじゃない」と反論。

「馬も自分の背に人を乗せて、誰かの役に立つ喜びがあるんじゃない?」

「いや、馬は 生きるために生まれてきた」

「じゃあ、K(息子)は、

誰かの(役に立つ)ために 生まれてきたんじゃないの?」

「俺は、生きるために生まれてきた」

って    なんかこの台詞だけきくと、格好いいんですけど~

誰かのためじゃないんだ・・・息子の人生哲学に触れる。

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