第1893話 たそがれル

2018年06月09日 08時30分00秒 | Weblog

海辺の宿は、夕日が自慢。

日没時間に、ちょうど夕食。

どうするのかと思っていたら

お食事処に 夕日を眺めるスペース(椅子あり) を設け、

給仕の方が、沈む前に教えてくださるシステム。

沈みゆく夕日を じっと眺める。

 

太陽だけを見つめていると、

オレンジが濃くなって眩しい。

太陽が 地平線に沈んで半円に、

最後は、地平線に輝くオレンジ色の線。

線香花火みたい・・・

 

何かをじっと眺める時間などなく、

朝から晩まで 何をするにも急いでいる。

変わりゆく何かをただ見つめる時間。

そんな物思いにふけるのは・・・私だけ?

我が家の男たちは、夕日を見ずに料理に夢中。

共に同じものを見るひと時はないのかい?

 

真っ暗になった夜の海に、浮かぶ星の輝き。

「今日は天気もよく、イカ釣り舟がたくさん出ます。

昔は、漁火(いさりび)でしたが、最近はLEDになりました」

その明るさは、一等星。

食後、心地よい風が吹く海辺を歩きたいと申し出たが、

男2人「行くなら、ママ1人で行ってきなよ」

って さすがに、夜の海にひとりは怖いわい(笑)

だから、興味がなくても つきあうとか、

ロマンチックなひと時を過ごそうとする気はないのかい(怒)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第1892話 息子の人生哲学 | トップ | 第1894話 やさぐれ息子 »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事