第207話 平行線

2009年10月10日 16時39分11秒 | 子育て・「おママごと」

優先順位の違いに、朝から言い争いの日常。
ついに、207話をアップする日が参りました。

まずは、背景解説から。
主人は朝起きて、まず、お風呂。
ちゃぽん。しばらく何の音も聞こえてこない。たっぷり、浸かっている。
熱いお風呂に浸かってゆっくり目を覚まさなければならない、らしい。
バタン。しばらく出てこない。一体おトイレで、何考える人?
ビジネスマンには欠かせない朝の情報検索を兼ねている、らしい。
息子の世話と出かけの準備に朝は一刻を争う。
スーツに着替えた主人が、ようやく園の用意を手伝うのかと思いきや、洗い物。
台所に使用済み食器が残っているのが大嫌い。お出かけ前にひとつ残らずきれいを目指す。
もちろん食器は棚にしまうまでが洗い物、らしい。
「何も 今、することないでしょ?」
洗い物をおいてでも私は朝遅刻せずに行きたい。
私は一杯の水を飲む余裕さえなく、ノーメイク出陣。納得いかない。

この優先順位の違い、本日、怒りが頂点に。
待ちに待った運動会。
集合時間は8時半。遠方より父と弟と祖母が応援にくる。
定刻通りに家の前に来たのは、援軍のみ。
撮影のための場所取りなんてもう絶望的、
せめて早く行って駐車場の確保と息子の場慣れをと焦るが、
こういう時に限って息子は言うことをきかないものである。
パパに家の片づけを止めて準備を手伝って欲しいといったが、
この思い、まったく届かず、パパ片付け、最優先。
この日を楽しみに遠路はるばる来た援軍もパパのこだわりにまき添いをくった形で、
集合時間ぎりぎり到着。こんな風に息子を送り出したくなかったのに・・・

84歳の祖母にとっては早朝からの長距離移動である。
また来年あるさではなく、今年限りと臨んで欲しかった。
ここにくるまで、新型インフルエンザだの台風だのと
この日を迎えるまで二転三転する状況に、緊張の日々だった。
運動会に参加できるよう、いつも以上に風邪をひかぬよう細心の注意を払っていた。
なんとかKの体調がもったことにこれまでの緊張をといて、今日は気持ちいい日にしたい。
そう思っていたのに・・・グズグズである。

1歳児クラスの競技なんて、あっという間に午前で終わる。
遠方から駆けつけてくれた両親たちと運動会をネタに一緒にお昼ご飯でもと考えていた。
私たち夫婦のぎこちなさに、みんな気をきかせて帰っていった。
心待ちしていた思いが、一気に怒りに変わる。
いつもそう、でも、今日くらいは!
家が汚いのなんて放っておいて、共に同じ方向を目指してくれてもいいのではないか?
日焼けも気になる。親子競技もでる。
晴れ舞台、ママにいつもより念入りにお化粧をする時間をくれてもいいのではないか?
帰宅後、パパは自室に篭もり昼寝中。
そんな時間があるなら 運動会終わってから 片付けたらよかったのではないか?
自分の気持ちを折り曲げることはそんなに困難なことなのか・・・?
この優先順位の違い、なんとかならぬものか!


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11 コメント

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コダワリ (やまちゃむ)
2009-10-11 00:53:32
僕はカメラが好きで、良いポジションで娘の写真を撮りたい一心で、開門前から並んだよ。
前日に娘から運動場のどの辺でいつも踊っているのかも聞いて、ばっちり最前列のベストポジションをゲットした。
そこまではいいけど、僕はなんしかカメラがいいので、嫁がちょっとここからじゃビデオ撮りにくいから…と手渡してきても、なんやねん、とイライラしてしまう。
僕のコダワリはカメラなのね。
カメラ以外のことは僕にさせないでほしいのね。
我慢してしばらく撮ったけど、やっぱりつき返した(苦笑)
それじゃ、僕が朝から並んだ意味がないわけよ。
僕は可愛い娘を、大好きなカメラで撮りたいんだから!

ってことで、どこまでいっても人が二人いれば二通りの考え方があり、ささいでもズレが生じれば、それはケンカへと発展してしまったりするものです。
夫婦なんてケンカして仲直りして、仲直りしてケンカして、そうやって歩み寄っていくもんでしょ。
え?
うち?
歩み寄れてんだか、歩み離れてんだか…!?
返信する
やまちゃむ様 (とーま由花)
2009-10-11 07:50:25
そう、やっぱり運動会のパパは普通、開門前からでしょ!
みんなと一緒に開門前にというわけではなくて、
我が子を見るぞ。この運動会にかけているぞ。
という、前傾姿勢が運動会の風物詩でしょ!
この日はいつもとひと味違うわけよ。
それをいつもの朝と同じ、片付け最優先。
カチン、ときたわけよ。思い入れが深いほど、ね。

私も子供を撮るならカメラがいいの。
写真一枚でどんなに笑えるか。見返せるか。
で、やっぱり一眼レフでしょ。という私に、
主人はデジタルを選択。
我が家にあるのは二台ともデジタルなの。
私にだってこだわりがあって、
一眼レフじゃないと構える気がしないのね。
ふふ、だから、今はもっぱら肉眼レンズ、
でも、肉眼だと私の中に残っているけど、
後世息子が見ることができないから、
このブログを息子に捧げます!(笑)
一眼レフ、買ってくれたら、俄然やる気が出てきて息子の写真、増えるんだろうな~と思うわ。

やまちゅむはどうやって仲直りするの?
私は、
私は悪くないと思っている時は(笑)、
①時間が解決してくれる。
②その後のパパを見て、反省してるなと感じる心。
③息子が私たちをとりもついじらしさに負ける。
が主です。
ありがとうとかごめんねは、ないね。
私は気軽に使えるんだけどね。

片付けてもいいんだよ。
先に用意をしてあいた時間に片付けるとか、
片付ける分早く起きるとかあるじゃん。
一番遅く起きてきて、自分のこだわり通りに行動して、
最後、私に「早くするんだ」って何?!
今回は私は悪くないって思っているの(笑)
パパは息子の世話と準備は私に任せている。
今回は私の要領が悪いと思っている。
話していても、ラチあかない。
ね、平行線、でしょ?

子供の気持ちに歩み寄るとか、
ママの気持ちに寄り添うとか、
そんな観点はないのかなぁ。




返信する
仲直り… (やまちゃむ)
2009-10-14 00:53:11
仲直りって難しいよね。
特に自分が悪くないって思っている時。
でもケンカになるのって、お互い自分は悪くない、間違ってない、って思ってるからで。
そらケンカは収まらない。

僕は①か③だな。
②はない。
嫁さまは自分が悪かった…と反省してるようには見えないから。
いや、反省してるのかもしれんけど。

あとは、時間を置いて考えて、自分が悪かったと思うなら謝るときもあるよ。
これは結婚するまでほとんどしなかったかな?
だから自分では大進歩(笑)

ただ、最近は①の時間が経って、なんとなく…ってのが多い。
あんまり良くないかなぁ、とは思うけど。
ほんとは落ち着いて、冷静に、トコトン話合ったりしたいんだけど、まずその時間が確保できない。
たとえ時間があっても嫁さまは感情的になる。
感情的になられると、話し合い自体が成立しないし、そんな状況を作るなよ、と僕もケンカの本題以外に二重に苛立ちを覚えるので、何も良いことはない。
ちゃんと話し合えたら、相手の考えも尊重して、二人の答えが見つけられるかな、と思うんだけど…。

③の子どもが間に入ってくると、これはもう申し訳なくて仲直りするかな(苦笑)
娘は果敢に間に入ってきて、「もう、これ以上話さないで!」と会話自体を強制終了させたり、「仲直りしてっ!」と強引なリーダーシップを発揮したりする。
下の息子は夫婦の空気が険悪になると、それを察知して部屋の隅でひとり遊び始めるけどね(笑)


話逸れるけど、僕も一眼レフ派。
と言っても、今はデジタル一眼だけど。
僕は前に書いたかもしれんけど、ほんまに物欲とかなくて、特に何もいらないし、お金も家族のために使えばいいし、そんな感じなんだ。
けどね、デジタル一眼レフだけは数年前からずっと欲しくて、悩んで止めて、悩んで止めて、そうやってずっと購入を引き伸ばしにしてた。
で、そうこうしてる内に娘が入園。
運動会はどうしても自分の思い通りに撮りたくて…買いました☆
なので、今は何も欲しくない。
嫁さまの愛情がもう少し欲しいくらいかな(笑)
返信する
やまちゃむ様 (とーま由花)
2009-10-14 07:15:57
私の質問に答えてくれて、ありがとう。
相変わらず、婚前今後も、奥様LOVE、だよね。
①だの、③だの、結局、
⓪奥様への想いで解決(笑)
羨ましいわ。

一眼レフだけで、よくわかったね。
私はアナログ派で、
デジタルでも性能は変わらないといわれているにもかかわらず、ひつこくフィルム崇拝しています。

ご購入されたカメラで、
出かけ先の家族写真、思い出写真をたっぷりとって、
けんかした夜、眺めてください。
④写真を見て、心落ちつく。
ってのも、使えるアイテムになるよね。
返信する
やまちゃむ様 (とーま由花)
2009-10-15 00:36:13
こんばんは。
朝は急いで返信。続きを。

前のコメント、婚前今後は、婚前婚後のつもりで間違ってると弁解するつもりだったんだけど、
今後でもいいような気がしてきた(笑)

②について、ちゃんと 感じる心 とあるでしょう。
ちょっとは反省して、ほんのちょびっとだけでも変化あったなってところを
拡大レンズで見てあげてるの!(笑)
もちろん、そうそう人間は変わるもんじゃなし、
すぐに効力はきれちゃうんだけど、
男性が謝罪するというのはそれはそれは大変なことなのだとこれも感じる心で。

私はやまちゃむの奥様と違って度を越すと、
愛想をつかされる可能性があるので、
その辺、慎重に喧嘩しないといけないので。
返信する
わぁ… (やまちゃむ)
2009-10-15 01:00:54
慎重にケンカするなんて、僕にはどうやったらいいのか…とーまさん器用だね(笑)

奥様LOVEかもしれんけど、奥様が僕にどれだけLOVEなのか…と思うことがあるよ。
そんな情緒不安定になってるのは、僕だけの被害妄想なのかもしれないけど、なんか昔と比べたら…みたいなね(苦笑)

>男性が謝罪するというのはそれはそれは大変なことなのだ

と、僕の嫁さまも感じてくれればいいのだけど。
どうでしょうか??(笑)
でも、本当は男でも女でも、間違っていたら素直に謝る。
それ以上でもそれ以下でもないよね。
子どもにそうやって躾してるのに、自分ができないのはいかがなものか、最近はそう思うよ。
でもね、なんでも簡単に済ませたくて謝るなら謝らないほうがマシ、とも思っているので、僕が自分から謝るのは本当に悪かった、と思う時だけだけど…。

カメラはデジタルの方が撮りまくって消しまくることができるのと、それだけ練習回数や機会が増えたので良しとしてる。
でも、リバーサルフィルムで撮った写真には、デジタルでは勝てないと思うから、写真にして楽しむにはフィルムも捨てがたい。
僕はフィルムの一眼もあるけど、世界中に連れていったからホコリがいっぱい入りこみ過ぎで…(涙)
返信する
やまちゃむ様 (とーま由花)
2009-10-15 07:10:40
慎重に喧嘩する。確かに読み返してみると、
器用そうに見えるけど、私は不器用なので、
ちょっと訂正。

私が思いを言葉にし、主人目がけて発砲していると、
あ、主人が怒った とか
あ、主人が傷ついた とか
はっとします。
私としては、ここで言うのを辞めるし、
主人は去る(笑)
私はかなり消化不良なのですが、
夫をうつにした妻という称号もちょっと・・・
だし、
口にしない男性が怒るのは 正直 怖いので。

私には弟がいます。
いっぱい喧嘩してきました。
弟、私に謝ったことあったっけ?と思うと、
記憶にないのです。
でも、仲良し。
謝らない代わりに、
彼は私のことをわらかしてくれたり、
少し優しく気をきかせてくれていました。
彼なりの、男性なりの謝罪の仕方だと
身をもって体験したことが大きいかな。

男の子って、
謝れないし、泣けないし、大変。
息子にも今のうちに一生分の涙を惜しみなく
流していると思うので、
男の子なのに泣いて・・・といったこと、
ないかな。
返信する
けんかのマナー (やまちゃむ)
2009-10-16 00:10:55
そういや、僕もケンカしてても、それでも相手を罵ったりはしないようにしてる。
相手を極力傷つけないように、言葉を選びながら、自分の気持ちを伝えていこうとしてる。
でも、嫁、爆発(笑)
そして僕、傷つく(苦笑)
戦争でも毒ガスは無しね、とか、戦争なのにルールがあったりするやん?
でも、その一方で戦争やで、殺戮やで、何でもアリやん、みたいな戦い方する国もあるやん?
僕はあくまでも冷静にしたいのだけど、嫁、後者みたいで…。
僕が冷静に努めれば努めるほど逆効果??
しかも言うだけ言うて、嫁、去る、みたいな(笑)
ストレス溜まるよ、ケンカ…。
しないにこしたことないよね。

ふふ。
言われてみれば、僕も妹がいてよくケンカをした。
でも、僕はなかなか自分から謝った記憶がない。
妹が先で、それで自分も、ってのはあるけど。
だから、結婚後の自分から謝罪は奇跡的な変化なんだけど、そのへんわかってくれてるのかな~嫁さま。

あと、僕も男の子なんだから、とか、お姉ちゃんなんだから、とかは言わないようにしてるよ。
そんなの関係ないからね!
言わなくたって、お姉ちゃんは弟を守ろうとしてくれてるし。
でも、息子ががんばって泣くの我慢してる時とかは、逆に、男の子やもんなぁ、強いなぁ、みたいな褒め方したりはするかな。
返信する
やまちゃむ様 (とーま由花)
2009-10-16 22:22:49
じゃあ、今夜は勝手な男女論。

・・・「なんだから」は使わないけど、
「らしさ」は尊重したいかな。
男らしく、女らしく、と攻め立てる「らしさ」ではなく、あらがうことのできない「らしさ」
は大切に育ててあげたいわ。

女は口が立つからね。
子供の頃、私が言葉で攻めると、
言い返せない弟が暴力で返してきた。
女は言語化にたけているけど、男はそうではないんだなと。

弟でなくても、父と母という男女サンプルから見ても、
男性の方がロマンチスト、かつ、デリケートだと思うこと多々あるわ。
男女対抗デリケートコンテストとかあったら、1位は男性がとるような気がする。
そんなことないわ、女性の方が!といっても、
2位3位の女性と1位の男性とレベルが違うような気がするねんな~なんとなく。

奥様のあの雰囲気から真珠湾攻撃ができるとは
想像もつきませんわ。
それだけ やまちゃむにむきだしにぶつかってきているとプラスにとらえてみては?(笑)
私はやはり肉親ほど主人にあたれないなぁ。

という気持ちで次の話、書こ。
書いてきま~す。


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プラスにね… (やまちゃむ)
2009-10-18 02:59:07
だいぶんポジティブなとらえ方ですが、ま、そういうことにしときます。
きっと嫁は安心してくれているのでしょう。
うん、そういうことにしときます。
でも撃ちまくられた僕は、結構心が痛いですけどね…。

確かに、女は口が立つ。
娘と息子のケンカを見てても、お姉ちゃんの言葉に言い返せない(年齢的にも難しい)息子が、怒って手を出すことがほんとに多い。
僕と嫁のケンカの場合は、前述のように、後先考えない直線的な攻撃をしてくる嫁は、やはりたくさん話す。
どう言えばいいか、どう言えば伝わるか、思案しながら話す僕は、どうしたって言葉も少なくなるし、結局話さないこともある。
相手の言葉を聞き、咀嚼し、どうすべきかを落ち着いて考えてくれるならいいけど、感情的になってなにも心に響かないなら、話さないほうがマシだ、と思ってしまうから。

書けば書くほど解決策あるのかなぁ、と思ってしまうけど、僕んちと同じように真逆な感じの夫婦が身近にいてくれて、少し安心したよ(笑)

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