第289話 パステルライフ

2010年05月20日 07時12分30秒 | 子育て・「おママごと」

前話と同じ題で、違うお話。

久しぶりに私が保育園のお迎えに行くと、抱っこ抱っこと一歩も歩かない。
私が「どうしたん?」ときくと、
息子が「甘えたになってるねん」という。この返しに、抱かざるを得なくなる。

息子「いらっしゃいませ~」
私「おにぎりをください」
息子「はい。ご注文ありがとうございました。ぎゅっ。ぎゅっ」
(ぎゅっ、というのはおにぎりを握る効果音を自身でいれている)
できたてのおにぎりとお金を手渡してくれる。
「違うよ。ママが買ったから、お客さんであるママがお金を払うよ」
と言ったが、お金を払うのは自分だと頑なにこばむ。
なんて良心的なお店なの・・・お金もおにぎりももらうことにして、ままごと続行。

息子がDVD「となりのトトロ」にハマる。
(母となってみるトトロは、母心を刺激するシーンが随所に盛り込まれており、泣ける)
ネコバスが息子の心をとらえたようで、ネコバスになる。
「乗って」と言う。私はネコバスと化した彼の背中を持って(乗車のサイン)
家の中をかけまわる。
家族でバイキングに行った時のこと、お皿を持つ私に彼が下から、「乗って」と言う。
ここで・・・? 片手で肩を持ち、もう片手でお皿を持ってテーブルに帰ろうとしたら、
「両手で!」 こうなったら仕方がない。
お皿をカウンターに置き、ネコバスに乗ってテーブルまで。バイキングなのに・・・
また「乗って」と言う。
両肩を持ち、乗るとネコバスは店の外へ飛び出した。
食い逃げではないか(涙) そのままショッピングモール内をネコバス走行。
携帯は手放せない。とりあえず、店内に残っているパパにこの状況を送信し、会計処理後、合流してもらう。
本人が思っている以上に、息子のネコバスは小さく、遅い。
その小さな背中の真剣さにいつも吹きだしてしまう。

子供には「さ行」の発音が難しいようで、「た行」が代役を務める。
たとえば、うさぎさんなら、「うたぎたん」となるのだ。
す、で始まるすしなら、つ、で始まるつちとなり、さ行とた行がうまく呼応している。
絵本「うしろにいるのだぁれ うみのなかまたち」を読む。
クイズ形式に、うしろにいるのだぁれ?ときいていく。
息子が「うみがめたん」「とびうおたん」「ラッコたん」「あざらちたん」「たこたん」・・・
そのつたない発音をききながら、幸せだなぁ・・・と思う。

※2歳児は「魔の2歳」と言われるほど、なんでもイヤイヤ、第一反抗期。
これは世界共通らしく・・・私も多分にもれず奥歯をかみしめること、幾多あり。
消耗の中、反抗期の夜明けを祈願する。
ほとほとヘロヘロになってしまう育児(一面)なのだが、息子が面白くなってきた(のも、また一面)


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