第1050話 ほっほ~(西村屋本館)

2015年08月21日 06時23分00秒 | 泊まる(ホテル・旅館)

今年の夏休みのテーマは、「この一泊にかける」。

夏休みはどこも高い(宿泊費)・・・何度もお泊りできない。

かといって、家族でどこにも行っていないじゃあ 宿題の絵日記に華がない。

その一泊にすべてをかけ、選んだ旅館は、創業150年の「西村屋本館」

老舗のサービスとはいかなるものかをしかと拝見。

 

私が見るところは、

案内者の指先 (きちんと揃えられているかどうか)、

襖をしめる仕草と音 (音をいかにして立てないか)、

そして、何より言葉遣い (語尾の美しさ) であり、

主に細部であるが、

いかに神経と社員教育が行き届いているかがわかる。 さすが、老舗。

次に感嘆したのが、

あえてもうひとつ余分に添えられしモノたち。

釜で炊いたご飯が本来の妥当な量かと思われるが、

最初からおかわり用のおひつがあり、

お茶が入った急須もふたつ用意されている。

不足の事態を防ぐ「余分」の贅沢・・・あっぱれ、老舗!

明けて翌日、朝刊には

「おはようございます 本日のご多幸をお祈りします」 の朱印が。

朝刊サービスはよくあることだが、

そこに判を押すというひと手間を加え、気持ちのよい朝を演出。

ほっほ~ そうきましたかぁ~

目からウロコのおもてなしに 老舗の実力を見る。

コメント
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