テレビで「手持ち花火大会」を知る。
マンションで花火はできない、公園や川、海も花火禁止、
子どもと一緒に花火をする場所がないという状況から誕生したイベントらしい。
かくいう私も お店で売っている花火を購入したものの、
する場所なく、結局クローゼットに眠らせたままの花火があった。
このままではもったいない、息子と花火を楽しみたいと一念発起、
夜、河川敷に息子と向かったのであるが、
ひとけのない闇の恐怖に おちおち花火を楽しんでいられない。
寝かせすぎた花火は不発も多く、今年にいたっては購入すらしていない。
思い立った折、気軽にできない夜遊びに火遊び。
夜、宿の近くの神社で縁日と花火大会があるという。
事前に知っていたわけではないが、これも何かの縁。
家族3人、旅館の浴衣と下駄で訪ねてみることに。
短めの白い浴衣に青い帯、裸足に下駄、昔っ子姿の息子。
神社へと続く道、
お土産物屋さんや食べ物屋さんが店を開け、
夜道を明るく照らしてくれている。これなら怖くない。
夜は出歩かない、火で遊ばない、も大切だが、
たまにはいいじゃないか 禁じられた遊び。 真夏の夜の夢花火。