ファミリー劇場放送。金田一耕助古谷一行。一柳賢蔵佐藤慶。一柳三郎荻島真一。
同じシリーズの八つ墓村の辰弥を荻島さんがしたのはこのドラマに出ていたからかな。
もうオチが分かっていて見ると、一柳賢蔵の勝手な考えについていけなくなってきます。
というか、この犯罪は無理すぎる。
小説の中だとリアルなのに、ドラマにするとありえなく感じてしまいます。
賢蔵に殺されてしまった久保克子さんはつくづく男を見る目がなかったのねとしか言いようがありません。
金田一さんは不謹慎なほど、目の前の密室殺人事件に夢中で、金田一に挑戦する三郎というライバルがいることでいやに活き活きしているのが、ちょっとおもしろいです。
名探偵も、トリックを仕掛ける犯罪者がいないと名探偵として活躍できないというわけです。
サッポロビールから優待品缶ビール届きました。
黒ラベル350ml3缶、プレミアムエビス350ml5缶。
冷蔵庫に入れるとすぐ飲んじゃうのでまだ入れていません。
あービール飲みたいというほど、身体動かしていない私なのでした。
いけません。行けません。
こういう他人の家の上がって、バイキングを食べるなんてハードル高すぎます。
しかも、他のお客さんがいなかったら、もうパニックです。
何を食べたらいいか、わからなくなってしまうでしょう。
このドラマでは、ゴローさんが行ったところが、自分が行ってみたいかどうかが、作品の評価につながります。
今回はちょっと…。いしのようこさんはなつかしかったけれど。
今日も仕事。
いつものように早く出勤。
入口の前でバッグからキーケースを出すとカギがない。
仕事場のカギだけキーホルダーから外れている。
落とした覚えもない。
このキーケースについているのはカプチのカギと家のカギと職場のカギですが、今日はインサイトに乗って来ました。
インサイトのカギは大きいのでキーケースに入りません。
インサイトの中に落とすわけもなく、インサイトの中で誰かが出勤するのを待ちました。
で、仕事が終わり、家に着き、カプチの中を探すとありません。
じゃ、家の中かなと玄関に行くと落ちていました。
よかったー。玄関でカギをかけてバッグしまう時、落としたのでしょう。
でもなんで落としたとき、気づかなかったんだろう。
無意識でルーチンワークをすると、たまにこんなことが起きます。こわいものです。
横溝正史の短編。
従兄弟の相克の物語。
人間関係が希薄になった現在では絶対ありえない物語だけど、横溝ワールドにはまってしまった私にはおもしろくってしょうがなかったです。
犬神佐清みたいなゴムマスク男が出てきて、やっぱり入れ替わりトリックがあります。
舞台が諏訪湖畔なんですが、豊田村なんて地名が出てきて、それって「たんけんぼくのまち」の舞台だったところなんじゃない?
こんなところでシンクロニシティが発生するなんておもしろい。
もう一度、諏訪湖に行って「鬼火」の舞台として眺めてみると、今までと違って見えるような気がします。
日本映画専門チャンネル放送。
樹木希林さんナレーター。この映画の次の放送が「樹木希林の居酒屋ばぁば」ということで続けてみました。
春日井市の高蔵寺ニュータウンに住む老夫婦のドキュメンタリー。
家庭菜園、手書きの手紙、庭内雑木林、手織機、平屋ワンルーム一戸建て、自家用ヨット、ペットボトル水…理想的な生活が描かれています。
で、いきなり夫が昼寝をしたまま死んでしまいます。なんて理想的な死に方なの。
残された妻は淡々と日々を過ごすという構成です。
いつまでも、元気で頭もしっかりして生きなきゃいけませんなーという感想しか思い浮かびません。
そして、カメラがあることでこの奇跡のような二人の生活はいつまでも記録に残るのですが、カメラがあるという意識が何かしら二人の行動を変容させているのではないかという気がしてなりません。
悲しみたいのに悲しめない。怒りたいのに怒れない。泣きたいのに泣けない。愚痴りたいのに愚痴れない。
「人生はしょせんお芝居よ」という言葉が真実であれば、そこにカメラがあるかないかの違いだけなのかもしれません。
ご主人の晩年の顔が美しいという話が何度も出てきます。
たしかに中年の頃に比べて美しいのです。
こういう、美しい顔の人間になりたいものです。
それにはお金や病気や家族に苦しめられない生き方のおかげか、全く逆にとことん人生で苦しんだ果てに到達する境涯なのだと思います。
あんなに高かったお野菜が一気に安くなりました。
今日はキャベツ一玉、きゅうりの袋詰めを買いました。
家で出来たキャベツは小っちゃくて芯がいっぱいあっておいしくなかった。
でも家庭菜園の野菜が食べられる頃には売っている野菜も安くなっているのは不思議なものです。
きゅうりはジップロックに入れて塩と塩こんぶ入れて浅漬けにしました。
キャベツは千切りでわしわし食べました。
八重桜の花びらがアスファルトのすき間に溜まっていました。
飲む酒がなくなったので、この前作ったノンシュガーのゆず酒を飲んでみました。
梅酒ビンの中でものすごい濁っていて、とりあえずキッチンペーパーでこしました。
すぐにつまってしずくが落ちなくなります。
実を入れっぱなしだったのがよくなかったみたい。
しかも皮をむいて入れたのでゆず独特の風味がないみたい。
で飲むともちろん甘くない。うまくない。でも飲めなくない。
もったいないから飲んでいます。
もしかして飲み続けるとおいしいのかも?
子どもの時見たのは何だったのだろう。
脳内で長いこと熟成して勝手に自分なりの犬神家を作っていたのでした。
しつこいけれど、佐清のマスクはもっと能面のようによくできていました。
でも、松子さんが殺人を犯すシーンで彼女が能面をかぶっていたのはすっかり忘れていました。
この能面と佐清マスクが私の頭の中で混ざってしまったのでしょうか。
そして、野々宮珠世さんってこんな顔でしたっけ?
子ども心に美しい女優さんだった記憶があるんですが、イメージが違う。
不思議です。おっさんになって目が肥えたのかな。
ハナ肇さんも警部でなくて署長役なんて、映画の加藤武さんと同じ扱いだったんですね。
松子役の京マチ子さんは文庫の表紙にそっくりなのがすごいです。
内容がほとんど古谷金田一ドラマと同じだったのはびっくりでした。
謎解き役に金田一耕助が出てくるか、由利麟太郎が出てくるかの違いだけでした。
あ、もう一つありました。
洞窟の中のキスシーンは、古谷金田一ドラマでは唇にしていましたが、原作では小野寺金田一のときのように椎名は由美の額にしていたのでした。
椎名=小野寺金田一の奥ゆかしい性格が出ているのです。
でも、こんなんじゃモテないよ。
小説だから、由美は惚れてくれたけれど、現実ではありえない。
ま、小説でも乙骨に由美を奪われちゃってるしね。
で「真珠郎」はなんだったんだろう。
「真珠郎はどこにいる」ってどこにもいなかったのでした。
頬っぺたの中の蛍の光のように幻だったのです。