久しぶりに「イルマーレ」見ました。
すでにオチがわかっているので、初めて見たときの衝撃はありませんでした。
この映画は1999年から2000年と1997年から1998年の二つの世界が、手紙を通して重なっています。
2009年の今見ると、2000年が来るのはあたりまえみたいですけれど、1999年のあのころ、本当に2000年が来るのか、信じられない気持ちがありました。
だから、1998年の世界に2000年から手紙が来ることは、2000年は来るという予言みたいな、ほっとするような感じがしたでしょう。
この2000年は特別な意味があると思います。
以前は、済州島(牛島)も一舞台だったなんて、まったく意識もせず、記憶にも残っていませんでした。
あらためて見ると済州島(牛島)なんですね。
ラストのハッピーエンドはおまけとして、ウンジュが泣くところで終わりにした方がもっと余韻が残ったかもしれません。
「人には三つの隠せないものがある」
「咳と貧しさと愛」
「隠そうとすればするほど、表に出てしまう」