カプチーノノート cappuccino note

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「暁の寺」

2018-01-26 | 本を読む

島由紀夫著「豊饒の海」第三部

タイから帰ってきて「暁の寺」が気になって読んでみました。

「豊饒の海」の第三部から読んでも、なんのこっちゃなのに、三島作品もいままで読んだことがない。

なので、厳しい読み始めでした。

三島の圧倒的な文章力、ちりばめられた言葉、自分の語彙のなさ、漢字が読めない。

戦争前のシャム王国、バンコクの風景。その果てのインド。

私もバンコクに行き、この先行きつくところはインドだなーと考えていたのでおやっと思いました。

そして、舞台が戦後になると急に読みやすくなって、内容が初老の男の傍観者としての恋愛感情を描いていました。

これは「男はつらいよ」の三島版じゃないの?なんて思いながら読み終わりました。

とりあえず、ごちそうさま。

第一部「春の雪」から読み直すのはそのうちに…。


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