韓国のいろんな鉄道に乗りたいとは思っていましたけれど、それは単なる願望で、実現するものとはまったく思っていませんでした。
最初の韓国旅行で宝城(ポソン)まで、KTXとムグンファ号に乗って行ったのも、鉄道に乗りたいのもありましたけれど、宝城の茶園に行きたい気持ちが上でした。
そのときはソウルのホテルに戻るため、日帰りしましたが、そのまま戻らないで、どこかに泊まれたら、どんなに楽だろうって思いました。
もちろん、私の韓国旅行のバイブルである宮脇俊三さんの「韓国・サハリン鉄道紀行」にも、韓国の鉄道が出てきますが、この本は歴史紀行がメインなので、そんなに鉄道に乗らなくちゃという気にはなりませんでした。
「鉄子の旅」⑥に韓国の鉄道が出てくるのですが、それを読んだ時も、なんら自分とは無関係の話と思っていました。
それが「韓国鉄道の旅 完全ガイド」を読んで、「韓国全市全線」を読んだら、もう韓国の鉄道に乗りに行きたくなりました。
「韓国全市全線」という本で、著者の高木さんは、主に年末年始とゴールデンウィークに韓国を旅行しています。
そこで、いままでゴールデンウィークは家にいるものと思い込んでいた私も、今回のゴールデンウィークに韓国に行けばいいんだって、気づきました。
そこで、4月の初めにネットで安い航空券を探しました。
条件は4/28発仁川空港に昼に着き、5/6昼に出る飛行機です。
JTB、KNT、HISで調べると早朝とか、深夜とかがちょっと安くて、私の条件だとHISの全日空便が一番安かったのですが、韓国発を5/5にしてみると、より安くなりました。
くたびれて5/6に帰るより、5/5に帰った方がよさそうです。
そこで、HISで予約して、ついでに1日目のソウルの安いホテルも予約しました。
飛行機が67,180円、ホテルが4,600円(カード決済)。
ところが、飛行機の予約の関係で全日空のホームページを見たら、ここからも飛行機が予約できることに気がつき、同条件で調べたら、こちらの方が安かったのでした。
ちょっとがっかりしましたけれど、これも勉強ですね。
それから、旅の2週間前にKORAILのホームページでKRパスの予約をしました。
これが5日券127,000W(カード決済)。
KRパスは外国人専用の韓国鉄道乗り放題キップなのでした。
このKRパスと列車の指定券が仁川空港の鉄道案内所でスムーズに発行してもらえると、ネットで知ったので、まず昼間のうちに仁川空港に行きたかったのでした。
鉄道旅行のスケジュールについても、ネットの「KORAIL時刻表のページ」を参考にいろいろ考えました。
で、いよいよ当日、前回の扶余旅行のように荷物を、機内持ち込みだけにするため、リュックにまとめ、TX、JR、スカイアクセス線乗り継ぎで成田空港に着いたのでした。
つづく。