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街の散歩…ひとりあるき

古鐘「四句の文刹鬼」…『北斎漫画』五編

2019年04月19日 | 絵画・彫刻

若き釈迦が修行中のこと。
羅刹に身をかえた帝釈天、あるいは、眷属の四鬼から
教えを受けたとされる「四句の文刹鬼」。
鬼はそれぞれ四句のうちの一句をあらわす。
※刹鬼(せっき)…ひとやものなどを滅ぼす殺鬼

諸行無常█しょぎょうむじょう…青鬼
いっさいが変化消滅し不変なものなし

是生滅法█ぜしょうめっぽう…赤鬼
これ あらゆるものうつろいゆくもの

生滅滅巳█しょうめつめつい…黒鬼
消滅の世界を脱し涅槃にはいる

寂滅為楽█じゃくめついらく…肉色
涅槃は真の楽しみの境地なり
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