茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

茶畑に太陽の花

2011年09月21日 | Weblog
茶畑の畝間に植えたひまわりが
どんどん大きくなってきました。
今朝は
堅いつぼみが黄色くほころんでいるのが
確認できました。
緑のジュータンをバックに映るにひまわりの黄色は
植物の不思議や優しさを感じさせてくれました。

土壌汚染の除去実験を行っていた農林水産省は14日、
放射性セシウムを吸収するとされていたヒマワリには
「ほとんど効果がない」との実験結果を発表しました。
〈1〉表土を削り取る
〈2〉水でかくはんし、流す
〈3〉表土と地中の土壌を入れ替える
〈4〉ヒマワリなど植物に吸収させる――の4種のうち、
最も効果が薄かったのが〈4〉だということです。

うん、それは、そうでしょう。
大事なことは
5月に種をまき、8月に花が咲いた時点で調べた結果、
1キログラム当たり、茎と葉には52ベクレル、
根には148ベクレルの放射性セシウムが含まれていました
というところです。(福島のプロジェクトの結果)

福島の広範囲で高濃度の汚染除去のためには
ひまわりは選ばれなかったけれど、
ここの茶畑ではどんな結果になるかわかりません。
植物と土の相性はいろいろで
たった5aの畑でも
日当たりや水はけや土の硬さなどが違い
お茶の樹勢も違うのですから。

今、畑に共生している
スギナ、カタバミ、ヒメジョン、ニシキソウ、エノキグサなども
みんな内部被爆したり外部被爆したりしてるのでしょう。
ミミズもアリもセミ達もそうでしょう。
土中のセシウムはこの台風でなお
どんどん海に流れていくのでしょう。
だから
少しでも土中の汚染を除去したいと思います。
そのひまわりどうするんだという課題を抱えつつ
少しでも
除去したいと思うのです。