GoogleEarth COM APIを使って、ポイント(プレイスマーク)上の標高を取得することが出来るようになったので、
実際にその取得した標高が正しいかを確かめてみた。ソースとかは次回
標高がしっかりとわかっている場所で無いと確かめられない。
個人的に近場のポイントがないかなと考えてみると、
小学校の社会科の授業で日本一標高の低い駅として「JR弥富駅」を習った覚えがある...確か。
Wikipediaで調べてみると、掲載されている弥富駅(Googleマップの位置リンク)の看板に海抜-0.93mと描かれていた。
センチメートルの単位で標高が出てきたのでこの値が取得できるかGoogleEarth上のデータで調べてみることにする。
最低点だけではあれなので、日本一高い所にある普通鉄道の駅 小海線 野辺山駅 海抜1346m も追加
参考: 日本一の一覧 wikipedia
資料1:弥富駅と野辺山駅 station.kmz
資料2:日本の湖で標高を調査 lake.kmz
使用ソフト:GMM.exe Ver1.2.0.1
調査地点:
1.標高の低い駅:JR弥富駅
2.標高の高い駅:野辺山駅
調査方法:
Yahoo!地図情報とGoogleマップでそれぞれ地名検索してGMM.exeに取り込んで調査
簡単な手順:
1.ブラウザでYahoo!地図情報とGoogleマップを開き、調査地名を検索
2.結果のリンクをGMM.exeに読み込ませて場所確定
3.GMM.exeからGoogleEarthをCOM API経由で制御してポイントの位置に移動し、その標高を取得
2006/12/30追加情報:
Google Earth COM API Documentationに載っているようにGoogle Earth COM APIを使うためには
DOSコマンドプロンプト上で以下のコマンドを実行する必要がありました。
登録するコマンド(登録は一度でOK):
C:>"C:Program FilesGoogleGoogle Earthgoogleearth.exe" /regserver
削除するコマンド(登録後、もうこの機能を使わない場合に実行):
C:>"C:Program FilesGoogleGoogle Earthgoogleearth.exe" /unregserver
2006/12/30追加情報ここまで
結果:

0m以下の標高は取れなかった。
弥富や長島の堤防に囲まれた輪中地帯をGoogleEarthで探っても0mとしか出てこない、
どうやら海抜0m以下のデータはGoogleEarthには入っていない or 取得できないらしい。
他に世界一標高が低い土地として知られている「死海」の辺りもマイナス表示は出ることなく、最低0mとしかでてこない。
逆に高いほうの野辺山駅は1347mとして値がとれている。
以上から、海抜0メートル地帯は別として、正しい標高が取得できることがわかった。
考えられる利用法:
GPSで緯度経度などの位置情報の誤差は±15m位で収まりますが、
垂直方向の誤差はこの数値に収まらないことが多々あり、そのため機種によっては気圧高度計が含まれていたりします。
このような気圧高度計による補正が無い機種のデータの誤差を補完する機構を
ソフトに組み込むことが出来れば、より信頼できるデータとなるでしょう。
どうでもいいこと:
ところで、この情報はいったいどこから入手したものだろうか?
日本だと国土地理院が販売している10cm単位の「数値地図XXmメッシュ地図(標高)」があるため
入手は容易だろうけど、この国以外でそんな精巧なものあるん?
まぁオランダとかはありそうだけど、Googleは衛星写真だけから割り出しているのかな?
ここではGoogleEarth COM APIのネタとして、GoogleEarthから標高データを取り出してみましたが、
世の中にはそんなことせずにもっと楽に高度を取得する方法があります。
ALPSLAB routeが出力するルートデータ(GPX)にはそのまま標高のデータが含まれているので
道を走るだけなら、こちらのほうが実用的でしょう、グラフも出るしね。
また、国土地理院製の公開データ数値地図も試験公開ながら利用できます。
実際にその取得した標高が正しいかを確かめてみた。ソースとかは次回
標高がしっかりとわかっている場所で無いと確かめられない。
個人的に近場のポイントがないかなと考えてみると、
小学校の社会科の授業で日本一標高の低い駅として「JR弥富駅」を習った覚えがある...確か。
Wikipediaで調べてみると、掲載されている弥富駅(Googleマップの位置リンク)の看板に海抜-0.93mと描かれていた。
センチメートルの単位で標高が出てきたのでこの値が取得できるかGoogleEarth上のデータで調べてみることにする。
最低点だけではあれなので、日本一高い所にある普通鉄道の駅 小海線 野辺山駅 海抜1346m も追加
参考: 日本一の一覧 wikipedia
資料1:弥富駅と野辺山駅 station.kmz
資料2:日本の湖で標高を調査 lake.kmz
使用ソフト:GMM.exe Ver1.2.0.1
調査地点:
1.標高の低い駅:JR弥富駅
2.標高の高い駅:野辺山駅
調査方法:
Yahoo!地図情報とGoogleマップでそれぞれ地名検索してGMM.exeに取り込んで調査
簡単な手順:
1.ブラウザでYahoo!地図情報とGoogleマップを開き、調査地名を検索
2.結果のリンクをGMM.exeに読み込ませて場所確定
3.GMM.exeからGoogleEarthをCOM API経由で制御してポイントの位置に移動し、その標高を取得
2006/12/30追加情報:
Google Earth COM API Documentationに載っているようにGoogle Earth COM APIを使うためには
DOSコマンドプロンプト上で以下のコマンドを実行する必要がありました。
登録するコマンド(登録は一度でOK):
C:>"C:Program FilesGoogleGoogle Earthgoogleearth.exe" /regserver
削除するコマンド(登録後、もうこの機能を使わない場合に実行):
C:>"C:Program FilesGoogleGoogle Earthgoogleearth.exe" /unregserver
2006/12/30追加情報ここまで
結果:

0m以下の標高は取れなかった。
弥富や長島の堤防に囲まれた輪中地帯をGoogleEarthで探っても0mとしか出てこない、
どうやら海抜0m以下のデータはGoogleEarthには入っていない or 取得できないらしい。
他に世界一標高が低い土地として知られている「死海」の辺りもマイナス表示は出ることなく、最低0mとしかでてこない。
逆に高いほうの野辺山駅は1347mとして値がとれている。
以上から、海抜0メートル地帯は別として、正しい標高が取得できることがわかった。
考えられる利用法:
GPSで緯度経度などの位置情報の誤差は±15m位で収まりますが、
垂直方向の誤差はこの数値に収まらないことが多々あり、そのため機種によっては気圧高度計が含まれていたりします。
このような気圧高度計による補正が無い機種のデータの誤差を補完する機構を
ソフトに組み込むことが出来れば、より信頼できるデータとなるでしょう。
どうでもいいこと:
ところで、この情報はいったいどこから入手したものだろうか?
日本だと国土地理院が販売している10cm単位の「数値地図XXmメッシュ地図(標高)」があるため
入手は容易だろうけど、この国以外でそんな精巧なものあるん?
まぁオランダとかはありそうだけど、Googleは衛星写真だけから割り出しているのかな?
ここではGoogleEarth COM APIのネタとして、GoogleEarthから標高データを取り出してみましたが、
世の中にはそんなことせずにもっと楽に高度を取得する方法があります。
ALPSLAB routeが出力するルートデータ(GPX)にはそのまま標高のデータが含まれているので
道を走るだけなら、こちらのほうが実用的でしょう、グラフも出るしね。
また、国土地理院製の公開データ数値地図も試験公開ながら利用できます。