東水会・JAPAN OPENが終わって改めて感じたことは、日常のトレーニングの大切さです。
一流選手は、とにかくタフです。
萩野選手は東水会で一日に200m種目を6本泳ぎ、JAPAN OPENでも多数種目で活躍しました。
100m平泳ぎの世界記録を持つアダム・ピーティー選手は、目を見張るほどパワフルな平泳ぎでした。
そのパワーの源は発達した筋力にあるのは明らかで、特に上腕は一般男性の足よりも太いのではないかというような筋肉でした。
持久力や筋力など優れた能力の違いはありますが、一流選手がタフなことは共通しています。
それを別の競技から感じたのは、JAPAN OPEN期間中に行われたボクシングのミドル級世界タイトルマッチです。
世界チャンピオンであるアッサン・エンダム選手と五輪金メダリストの村田諒大選手の世界戦として注目された試合です。
結果はアッサン・エンダム選手の判定勝ちでした。
判定には色々と問題もあるようですが、ダウンを奪って大きなダメージを与えていたのは村田諒大選手でした。
アッサン・エンダム選手が判定で勝利を得た理由は、最初から手数が多く攻撃的であったことと大きなダメージにも屈せず最後まで闘いつづけたことです。
まさにタフな男そのものと言えます。
そのタフさは、日々の厳しいトレーニングで鍛えられたものであるのは確かです。
トレーニングの結果は、数週間の練習で成果が出るものではなく、少なくても数ヶ月、できれば数年単位を必要とするものです。
そして厳しいトレーニングをより生かすために、日常的に休息や栄養補給、故障の予防に取り組むことも大切となります。
春の大会結果は反省が多いものとなりましたが、本当の勝負は夏です!
もう一度基本的な生活習慣から見直し、一から鍛え直します。
夏まで鍛えられるのはもう2ヶ月ほどしかありません。
夏の大会への飛躍に向けて、これからスタート!
竹村知洋